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浴室のシャワーヘッドに不満がある場合は、思い切って交換がおすすめです。
水漏れや、シャワーの出具合が悪い場合だけでなく、ヘッドのデザインや、多機能なシャワーに変えたい場合もあります。
とはいうものの、シャワーヘッドの交換は自分でできるのかと悩まれるかもしれません。
実は、手順さえわかれば、シャワーヘッドの交換は簡単です。
もし、交換したい原因が水漏れであれば、ホースが原因のこともありますので、シャワーヘッドと合わせてホースの交換方法も解説します。
浴室は、疲れを洗い流してすっきりしたいところです。
水漏れや出が悪いシャワーに不満があって気持ちがもやもやしているなら、本記事を参考にぜひ取り換えてみてください。
目次
浴室のシャワーはあるのが当たり前になっています。浴室でのシャンプーや洗顔などもシャワーがないと不自由です。
また、朝の目覚ましのシャワーやお風呂に入らずにシャワーで済ませてしまう時などには、たっぷりのお湯で体を温めたいものです。
シャワーヘッドのトラブルで、お湯の出が悪いと時間もかかりますし、ストレスにもなります。
シャワーヘッドやシャワー自体で起こりがちなトラブルには以下のようなものがあります。
お湯を止めてシャワーフックにかけたときに、シャワーヘッドから水がしたたることがあります。
水を止めているのに、毎回水がしたたるとシャワーのトラブルではないかと心配になるかもしれません。
これは、シャワーヘッドの中に残った水が穴から漏れている可能性があります。
シャワーヘッドを上向きに持ってみて、水が止まるのであれば、残った水がしたたっていただけです。
水がすべて流れてしまうと止まりますので、修理の必要はありません。
シャワーヘッドの修理や交換が必要になるのは、シャワーを使っているときの水漏れやヘッドやホースの破損、ヘッドがつまって水の出が悪いなどの場合です。
また、ホースやシャワーヘッドにカビやひび割れが発生することもあります。
一般的に交換の目安は5年といわれていますので、この時期を過ぎていたら交換を検討しましょう。
気になるシャワーヘッドの購入費用は1000円台から数千円といったところです。
費用面で考えてもシャワーヘッドの不具合は、修理より交換がおすすめです。
それほど金額もかからないですし、気分転換にもなるでしょう。
高機能なシャワーヘッドには数万円のものもありますので、予算に余裕があればどのようなものがあるか、欲しいものはあるかを検討してもよいかもしれません。
シャワーは毎日使いますので、気に入ったものに取り換えるとシャワーを浴びたときの癒し感や満足感がアップするでしょう。
テレビでシャワーの水だけで汚れを落とすというコマーシャルを見た方もあるかもしれません。
シャワーヘッドが進化して、シャワー状にお湯を出すだけでなく、さまざまな機能を持つシャワーヘッドが登場しています。
いくつかの機能を併せ持ち、手元で吐水タイプを切り替えられるものもあります。高機能・多機能シャワーヘッドはシャワーの質を上げてくれるアイテムです。
ところで、浴室のシャワーはどこからお湯を取っているでしょう。
シャワーホースの付け根はどこにあるか思い出せますか?
浴室のシャワーの多くは、水栓から分岐してお湯がシャワーヘッドから出る仕組みになっています。
蛇口とシャワーどちらからお湯を出すか、水栓のハンドルで切り替えを行います。
習慣になっているため無意識に操作をしている方も多いかもしれません。
浴室の蛇口から出るお湯の温度を片側のハンドルで設定し、もう一方のハンドルで蛇口かシャワーかを切り替えて使います。
水栓内で湯温が調整され、一定温度のお湯が出ます。
お湯と水それぞれのハンドルをひねってお湯の温度を調節します。
蛇口とシャワーの切り替えハンドルに一時止水機能がない場合は、お湯を出すたびに温度の調節が必要になるため少々面倒です。
もし、浴室の2ハンドルシャワー水栓に一時止水機能がない場合は、一時止水機能が付いたシャワーヘッドに取り換えることをおすすめします。
シャワーヘッドについた停止ボタンでお湯を止められるため、毎回ハンドルで湯温を調整しなくてもすみます。
シャンプー中にうっかり冷たい水を浴びてしまうこともなくなりますので、検討してみてください。
一時止水機能付きシャワーヘッドを使用する際は、「減圧弁(調圧弁)」という部品が水栓とシャワーホースの間に取り付けられています。
浴室のシャワーヘッドの取り替えは簡単ですので、賃貸でも交換できます。
ただし、賃貸の場合は退去時の現状復旧をしなくてはなりません。
取り換えたシャワーヘッドを保管しておき、退去時には元のシャワーヘッドを取り付けましょう。
その際にアダプターがついていたら、シャワーヘッドと一緒に保管するのを忘れないようにしましょう。
取り替えたいシャワーヘッドを決める際や購入時に気を付けるポイントがあります。
接続パーツが必要になるケースもありますので、良く調べてから購入しましょう。
シャワーのホースは水栓から分岐していますが、ホースの先にシャワーヘッドが取り付けられたタイプと、ホースとシャワーヘッドが一体化したタイプがあります。
シャワーヘッドが取り外せるものはヘッドだけの交換が可能ですが、一体化したものはホースごと取り換えなくてはなりません。
もちろん、ホースとシャワーヘッドが別になっているタイプに取り換えもできます。
数で言うと、シャワーヘッドを取り外せるタイプの方が圧倒的に多いです。
見た目では、シャワーヘッドが取り外せるタイプか一体化のタイプか分かりにくい場合もあります。
手で取り外そうとしてみて、外れなければ一体化の物と疑っても良いですが、固着して外れない場合もあります。
手で外せない場合は、メーカーに確認するか水道業者に相談しましょう。
シャワーヘッドを交換する際には、今使っているシャワーヘッドのメーカーと型番を確認しましょう。
メーカー名や型番は、シャワーヘッドの付け根に記載されていることが多いようです。
今使っているシャワーヘッドと同じメーカーであればそのまま取り付けられますが、メーカーが異なる場合は、シャワーヘッドとホースの間に接続用のアダプターが必要になる場合があります。
互換性のある場合もありますので、メーカー の公式サイトで確認するとよいでしょう。
TOTO・KAKUDAI・SAN-EI・LIXIL はアダプターがなくても、取り付けられることが多い(国際標準規格「G1/2」で作られているので互換性がある)。※G1/2は口径のサイズです。
KVK・MYM・ガスター・INAXの一部はそれぞれのアダプターが必要
シャワーヘッドを購入したらいくつかのアダプターがセットになっている場合もあります。
シャワーヘッドによっては、別売の場合もありますので購入時に確認するか、あらかじめメーカーサイトなどで確認してシャワーヘッドと一緒に購入しましょう。
シャワーヘッドの交換は、工具は不要で驚くほど簡単です。
Oリングパッキンが付いていた場合は、Oリングパッキンも交換する。
※ちなみにOリングパッキンが無いタイプもあります。
シャワーヘッドと接続金具が水垢などで固着してしまい、固くて取れない場合があります。そのような時は下記を試してみてください。
浴室のシャワーヘッドを、美容にいいと評判のヘッドに交換したい方もあるのではないでしょうか。
お肌の保湿力を高める効果や、微細なシャワーで毛穴の汚れを落とすなどの効果があるといわれています。
一つのヘッドで切り替えができるため、いくつものタイプのシャワーを楽しめ、シャワータイムを充実させてくれそうです。
美容にいいタイプのシャワーヘッドの取り替えも難しくはありません。上で説明した交換方法と同じです。
アダプターが必要な場合は、シャワーヘッドの各メーカーが取り付け用のアダプターを出しています。
アダプターはネットショップやホームセンターでも購入が可能ですが、ミラブルは公式サイトで購入するとアダプターをプレゼントしてくれ、リファはアダプターが付属しており、その中から適合するものを選べます。
ミラブルもリファもシャワーヘッドです。
現在使っている浴室のシャワーヘッドがホースと一体型の場合、自分でホースを購入して、ホースも交換する必要がありますので注意してください。
一時止水機能付シャワーヘッドが最初から付いている場合は減圧する為、減圧弁(調圧弁)が設置されています。
しかし、普通のシャワーヘッドの場合、減圧弁は設置されていませんので、一時止水機能付シャワーヘッドに交換する場合は、減圧弁(調圧弁)を取る付ける必要があります。
※蛇口本体と減圧弁・シャワーホースの接続部はスペースが狭い為、取り外しや取り付けをする時は柄の短いモンキーレンチで行うようにしましょう。
柄の長いモンキーレンチでは非常に作業しにくいです。
一時止水機能付シャワーヘッドから普通のシャワーヘッド(高機能・多機能シャワーヘッド含む)にする場合は、減圧弁を取り外す必要があります。
取り外し忘れてしまうと、新しく取り付けるシャワーヘッドによっては水の出が弱くなることもあるのでご注意ください。
減圧弁の存在を知らないと、水圧が弱いことに対して「買ったシャワーヘッドが壊れてる?」などと勘違いしてしまうこともあります。
浴室のシャワーヘッドとホースが一体化している場合や、ホースに破損や取れないカビ汚れなどがある場合には、ホースも取り換えましょう。
水栓のメーカーとホースのメーカーが同じ場合はアダプターなしで取り付け出来ます。メーカーが異なる場合はアダプターが必要な場合もあります。
浴室の水栓のメーカーとホースのメーカーを確認しましょう。
面倒な場合は水栓メーカーと同じホースを購入するとアダプターなしで取り付けが可能です。
シャワーホースの水栓側の接続は2種類あります。
一つは袋ナットになっているタイプ、もう一つはオネジになっているタイプです。
交換する場合は、基本的に同じタイプの物でなければ接続できません。
TOTO・KAKUDAI・SAN-EI・LIXIL はアダプターがなくても取り付けられることが多い(国際標準規格「G1/2」で作られているので互換性がある)。
KVK・MYM・ガスター・INAXの一部はそれぞれのアダプターが必要
※水栓側のナットは、シャワーヘッド側の取り付け金具より小さいので逆につけないよう注意
※アダプターが必要な場合は先に取り付けておく
※アダプターが必要な場合は先に取り付けておく
シャワーホースの水栓側がオネジのタイプの説明となります。
袋ナットの場合もナットが付いている場所が違うだけで、基本的には同じです。
※シャワーホースの接続金具は通常であれば左右に動きますが、経年劣化により固着してしまうこともあります。
シャワーヘッドの脱着時に接続金具が固着している状態でシャワーホース側を回すとシャワーホースがねじれて作業しにくくなりますので、シャワーヘッド側を回して脱着するようにしましょう。
交換するほどではないけれど、シャワーヘッドの水の出が悪いという場合は掃除をしてみましょう。
長く使っていると、水垢がシャワーの穴をふさいでいる可能性があります。
シャワーヘッドが分解できるタイプなら、一度外してみるとヘッドの汚れ具合を確認できます。
シャワーヘッドにこびりついた水垢汚れを落とすには、クエン酸水で浸け置き掃除をします。
シャワーの水が出る部分を外せる場合は外しましょう。
後の掃除がしやすくなります。
外せるものは、外して浸け置きますが、ホースを外す必要はありません。
シャワーヘッドが分解できない場合も浸け置きを試してみましょう。
水の出が改善されない場合は、ヘッドの交換がおすすめです。
【注意!】クエン酸とカビキラーなど塩素系の漂白剤とは一緒に使わないようご注意ください。一緒に使うと、人体に有害なガスが発生して危険です。
樹脂製のシャワーホースが、シャワーヘッドの接続金具に近い部分で破れて水漏れがするケースがあります。
傷のある部分を切ってシャワーヘッドをつなぎなおせます。
接続金具の根元などにひび割れや破れが発生した場合の対処方法になります。
ちなみに、切る部分が長くなるとシャワーホースが短くなるため、使いにくくなります。
接続金具の中のOリングパッキンを外す
固くて外れない場合は無理をせず、水道業者にお願いしましょう。
無理をすると指をケガする恐れがありますのでご注意ください。
奥まで押し込まないとシャワーヘッドが取り付け出来なくなりますので、しっかり最後まで押し込みましょう。
作業自体は、難しくありませんが、留め金具を外したりつけたりする工程と、金具をホースに押し込む際にかなり力が必要です。
浴室のシャワーヘッドとホースの取り替え方法をご紹介しました。
ヘッドを取り換えると、見た目だけでなく、水の出方も変わります。
節水効果も期待できますし、手元で水を止められる一時止水機能付きなど、シャワーの使い勝手もよくなるでしょう。取り換え方はとても簡単。手元に新しいシャワーヘッドがあれば、すぐに取り換えられますね。
しかし、自分で取り換えるのが不安な時は、専門の業者に依頼しましょう。
一度目の交換はプロの手際を見て勉強すると、次回は自分で交換できるようになるかもしれません。
水の出方が変わると、シャワータイムの気分も変わります。
そろそろ取り換え時かなと思っているときは、交換にチャレンジしてみてください。