サイト内検索
キッチンに食洗器を後付けしたい人は、分岐栓という金具を取り付ける必要があります。
水道業者に相談して取り付けてもらうこともできますが、自分で取り付けすることも可能です。
取り付ける際は、使っている蛇口がシングルレバーなのか2ハンドルなのかで使う金具が違うので注意しておきましょう。
ここでは食洗器用の分岐栓について、以下のポイントに焦点を当てて解説します。
今使用している蛇口に、買ってくる分岐栓が合うかどうかをきちんと確認することが大切です。
後で使いにくいとならないよう、ホースの取り付け方に注意してください。
目次
「うちもそろそろ台所に食洗機でも付けようか?何て話しがでてるわ。」
「うちでも人数が多くて食器洗いが大変だから買おうか迷ってる所。あったら便利よね」
「でも、取り付けはどうするのかしら。」
「置くスペースがあればいいんじゃない?」
「水はどうするの?」
「水道につながないと使えないんじゃない?」
こんな四方山話が聞こえてきましたので、ここではそんな皆さんの四方山話に参加させていただき、お答えします。
皆さんのお宅では食洗機はお使いになっていますか?
食洗機があれば食器洗いもぐっと楽になるんですね。
置くスペースは確保しても、食洗機は水道につながないと使えません。
これが以外と面倒くさい。
自分で出来れば買ってくるだけなのに。
水道の蛇口から水を分岐させてホースで食洗機まで引っ張ってきます。
それも、種類がいっぱいあるらしく、なんでもつければいいわけではないらしいです。
食洗機の分岐栓は蛇口のタイプによって様々、全て異なります。
同じ様な蛇口でもメーカーが違えば取り付ける分岐栓も違います。又、同じメーカーであっても、蛇口のモデルによってすべて、分岐栓は変わってくるのです。
前の家で使っていたものを持ってきても新しい家の蛇口が違えばその分岐栓は使えません。
(たまたまそれが同じ蛇口だったらラッキーですが、そんなにうまくはいかないでしょうね)
例えばキッチン蛇口でも台付シングルレバー水栓、台付2ハンドル水栓、壁付シングルレバー水栓とタイプはそれぞれです。
そして、これらにそれぞれ取付ける分岐栓は全く姿、型も違う別物になるのです。
では、どんな分岐栓があるのか、、、
分岐栓を取付けられる水栓の種類
台付 | 壁付 |
---|---|
・ワンホールシングルレバー混合水栓 ・ツーホールシングルレバー混合水栓 ・ツーハンドル混合水栓 ・単水栓 |
・シングルレバー混合水栓 ・ツーハンドル混合水栓 ・単水栓 |
ここでは以前TOTOで販売されていた蛇口を例にご説明します。
台付ワンホールシングルレバー混合水栓(TKGG31E、TKGG32EBR)
台付ツーホールシングルレバー混合水栓(TKGG33E)
ようは、1つ穴に取り付けてあるか2つ穴に取り付けてあるかの違いですが、この3つの蛇口は同じシリーズの蛇口なのでCB-SSH8という品番の分岐栓が共通で取り付けられます。
これが違うモデルになると、まったく違うものになるのです。
ちなみに、CB-SSH8という品番の分岐栓はパナソニック製です。
ちなみにTOTOのTKGG型にモデルチェンジする前の蛇口はTOTO TKG型でこれに取付けられる分岐栓の品番はCB-SSC6です。(同じくパナソニック製)
蛇口に取付ける分岐栓はパナソニック以外にも製造メーカーはありますが多くはありません。
尚、TOTOの様な水栓メーカーでは製造していません。
その理由は分岐栓一体型の蛇口があるからのようです。
食洗器を販売している家電メーカーの取扱いなんですね。
なので、食洗機を使用しているお宅で蛇口を新しく交換するときには、蛇口と分岐栓をべつべつに用意しなくても蛇口と分岐栓が始めから一体になった蛇口がありますのでそちらで交換されると良いでしょう。
では、使用している蛇口に取り付ける分岐栓を購入する時は、まずどうしたら良いのでしょうか。
壁付シングルレバー混合水栓(TKGG30E)はTOTOで以前販売されていた蛇口ですが、壁付の混合水栓についてはシングルレバー混合水栓も2ハンドル混合水栓も基本、メーカーに関係無く、同じ分岐栓が取り付けられます。
いくつかのメーカーからこの分岐栓は販売されていて、ある程度の国産メーカーの壁付混合水栓にはほとんど対応できるようになっています。
取り付け方法も比較的に簡単なので皆さんでも無理をしなければ、交換することは可能です。
分岐栓は、蛇口本体と偏芯管の間に取り付けるのが代表的な方法です。
まずは、ご使用になっている蛇口のメーカーがどこなのか確認して下さい。
<確認する方法>
一部のメーカーを除き、多くのメーカーでは蛇口本体にメーカー名を刻印しています。
場所は本体下側が多いですが、必ずしも決まってるわけではありません。
また、汚れで表面が見づらくなっている様な時は表面をお掃除してから探してみて下さい。
メーカーによってはシールに表示し貼り付けてある場合もあります。
取扱説明書があればメーカー名はすぐに確認できます。
ただし、気をつけて頂きたいのは、過去に蛇口を交換していたりすると古い蛇口の取扱説明書と間違える事がありますのでお気を付け下さい。
蛇口の絵と実物を見比べて型も確認して下さいね。
蛇口のメーカーを確認するのと合せて品番も確認して下さい。
<確認する方法>
多くのメーカーは品番をシールに印刷し蛇口本体に貼っています。
貼ってある場所は多くが本体下側です。
ただし、蛇口が古くなるとシールが剥がれたり、文字が薄くなって読めなくなったりしてしまう事が多いです。
ただメーカーが不明でも品番が分かれば、ネット検索でメーカーも解ります。
しかし、残念な事に取扱説明書に正確な品番が記載されている事は少ないです。
例えばTOTOですとTKGG型と記載してあり、TKGG31もTKGG32も同じ取扱説明書を兼用で使用しているので正確な品番を確認する事はできません。
強いて言えば保証書が取扱説明書と別になっているメーカーであれば保証書に記載されているかもしれません。
もしメーカーや品番がわからない場合は、分岐栓を販売してるメーカーのHPから問合せてみましょう。
分岐栓メーカーでは、蛇口本体の写真をメールにて送信すると、その蛇口の品番を特定してくれるサービスを行なっている様です。
もし分岐栓の取付を業者に依頼し業者に全ておまかせしてしまえば面倒はありません。
調べる手間も省け、余計な労力を使わなくて済みます。
ただし、一部古い蛇口に関しては取付け出来ないものもありますので、念の為、蛇口のメーカー及び品番は調べておいた方が無難かもしれません。
分岐栓は、蛇口本体、カートリッジの下に取り付けるのが代表的な方法です。
交換方法に関してはのちほど。
このタイプの混合水栓も基本は一つなので、同じタイプの分岐栓を取り付ける事が出来ます。
この、分岐栓もいくつかのメーカーから販売されていて、ほとんどの国産メーカーから販売されている蛇口に取り付ける事が出来ます。
しかし、一部TOTOなどの有名メーカーから販売された蛇口などに取り付けられない物もありますのでご注意下さい。
購入前によく確認されると良いでしょう。
詳しくご説明すると、スピンドル型には取り付け出来て、開閉バルブ型には取り付けられません。
ちなみに、2ハンドル混合水栓の多くはスピンドル型です。
ハンドル下の構造のことなので、外見から判断することは難しいですが、見分け方はあります。
それは、ハンドルを回す時にハンドルが上下するのは「スピンドル型」で、ハンドルが上下しないのは「開閉バルブ型」です。
自分の家の蛇口がどちらなのか、確認をしておきましょう。
分岐栓は、蛇口本体とハンドルの間に取り付けるのが代表的な方法です。
分岐栓選定方法
分岐栓 | 選定方法 |
---|---|
・台付シングルレバー混合水栓用 | ・水栓メーカーを確認 ・品番を確認 ・分岐栓メーカーに問い合わせる ・水道業者に依頼する ※水栓メーカーに問合せても自社製造品でない商品に関しては答えられないでしょう。 |
・壁付混合水栓用 | ・基本、メーカー問わずに使用できる (古い混合水栓は念の為、メーカー・品番を確認した方が良いでしょう) |
・ハンドル混合水栓 ・単水栓用 |
・基本、メーカー問わずに使用できる (ただ、開閉バルブ型には使用できないので念の為、メーカー・品番を確認した方が良いでしょう) |
台所の蛇口が単水栓でしたら取付タイプは3種類あります。
ハンドルを分岐付タイプに交換するのは、2ハンドル混合水栓で使用する分岐栓と同じ物を使用します。
単水栓の場合は2ハンドル混合水栓と違い、古い蛇口でも取付け部の形状の違う蛇口が少ない為、多くの蛇口で使用する事が出来ます。
この分岐栓はスパウト付根に取付けるタイプです。
交換に関しては、ハンドル取付タイプと同様に皆さんでも比較的簡単に交換する事ができます。
また、このタイプは取付時に元栓を締める必要もありません。
このタイプの分岐栓は蛇口を一度取外してから取付を行なうタイプですので、皆さんが簡単に行なう事は難しく通常は水道業者に依頼し行なってもらいます。
ただし、単水栓の分岐方法としては一番安定したポピュラーな方法なのでお勧めするタイプではあります。
このタイプは通常、壁付の単水栓用なので、台付の単水栓には取付けできません。
台付単水栓の場合にはどうしても①か②の2つのタイプからの選択となってしまいます。
また、この給水取付タイプの分岐栓を使用すると蛇口本体の形状が変わらずに済むのが利点ではありますが、その反面、蛇口の位置が今よりも前に出てしまう欠点もあります。
しかし、この欠点もスパウトを今より短いものに交換すれば問題なく使用できるでしょう。
これは分岐栓ではありませんが、台所の蛇口とは別にシンクの台に穴を開けて取付を行なう全く別の独立した水栓になります。
キッチンにスペースがあればこの様なタイプの水栓を取付ける事も可能です。
水栓はシンク下の給水管に分岐金具を付けて分水し使用します。
吐水口はワンタッチ取付口のみになりますので、シンクに水を流す事は出来ず完全に食洗器用として使用します
(場所によっては洗濯機用として使用する事もありますが、基本ハンドルやスパウトに取付けるタイプの分岐栓が使われる事でしょう。何故かと言うと、食洗機専用栓は作業費用が高くつくからです。)
現在TOTOで販売されている最新モデルの台付シングルレバー混合水栓(TKS型、TKS05301J、TKS05305Jなど)には、後付の分岐栓を取付ける事は出来ません。
よって、食洗機を使用する為には食洗機用分岐付の蛇口に交換する必要があります。
今は食洗機を取付ける予定は無いが、いずれ取付けたいと思っている場合は、分岐口から分岐栓を外しての使用も簡単に出来ますのでとても便利です。
ただし、基本ワンホールタイプのシングルレバー水栓なので2ホールタイプの台付シングルレバーでは古い蛇口の土台部のみそのまま使用して、交換するリモデルタイプの蛇口のように交換の際に選択肢は少なくなります。
(リモデルタイプの蛇口は、基本2ハンドル水栓からの交換になりますが、全ての蛇口に対応できるわけではありませんのでご注意ください)
しかし、通常のシングルレバー水栓の分岐栓は蛇口を交換する事があれば今まで使っていた物が使用できなくなってしまうので、ご使用になっている蛇口がある程度古い物であれば今後の事を考え新しい蛇口に交換するのは良い事ではないでしょうか。
せっかく分岐栓を取付けてもその後蛇口本体が不良になってしまえば新しい分岐栓が無駄になってしまう事も考えられますので、食洗器取付の際には分岐栓付蛇口の交換も選択肢の一つになるでしょう。
主な分岐選別取付可能な水栓
分岐栓 | 取付水栓 |
---|---|
・台付シングルレバー用(本体部取付) | ・台付ワンホールシングルレバー混合水栓 ・台付ツーホールシングルレバー混合水栓 |
・壁付混合水栓用(本体、偏芯管接続部取付) | ・壁付シングルレバー混合水栓 ・壁付ツーハンドル混合水栓 |
・ハンドル水栓用(ハンドル部取付) | ・台付ツーハンドル混合水栓 ・壁付ツーハンドル混合水栓 ・単水栓 |
台付シングルレバー混合水栓での交換は、基本カートリッジの交換の手順の延長です。
必ず水が止まっているかの確認をします。
※取り付け方はそれぞれ分岐栓によって違いますので、施工説明書を参照してください。
※カートリッジガイドは固着して回らないときもあります。
無理に回すと給水管、給湯管を破損させてしまう場合もありますのでくれぐれもご注意下さい。
以上がおおまかな分岐栓取付けの一連の流れです。蛇口によってはレバーハンドルさえ正しく外れてしまえばカートリッジガイドを手で外す事ができるものもあれば、分岐栓に付属してある簡単な工具のみで交換する事が可能な物もあります。
その反面、一般的な工具だけでは交換が難しい場合もあります。
<注意点>
現在では、メーカーのHPやメーカーの部品検索サイト等で図入りの正しい情報が入手できます。必ずそれを参考にして、専用工具が必要な場合は購入してから行なってください。
ワンホール混合水栓の場合は、水栓の根元を押えずに無理にカートリッジガイド(カートリッジカバー)を外そうとして、台下の給水管がねじ切れたりして、漏水してしまうケースがありますので十分注意して下さい。
特に2階にキッチンがある場合や集合住宅の2階以上に住んでる場合は階下漏水が起こってしまいます。
10年以上経っている蛇口の場合は、カートリッジを取り外す時にカートリッジが破損してしまうこともあります。
カートリッジが壊れてしまうと新しいカートリッジを取り付けるまで、台所は使用できなくなります(大量の水漏れが発生してしまう為)
10年以上経っている場合は、カートリッジも準備して置き、このタイミングでカートリッジも一緒に交換しておきましょう。
これが賢い選択です。
念のため、ご使用蛇口の型番を調べて適合するか確認してください。
モンキーレンチは2本用意します。
モンキーレンチを使い、偏芯管を回さないように本体を外します。
取り付け方はそれぞれ施工説明書を確認しながら行なってください。
必ずモンキーレンチを2本使い片方のナットを固定しながらもう片方で締めてください。
以上がおおまかな分岐水栓取付の一連の流れです。台付シングルレバー混合水栓に取付けるよりは手順がシンプルで解りやすいと思います。
ただ、方法は簡単に見えて意外と難しい所もあります。
特に左右のナット、前後のナットをバランス良く締めなければならないのが難しくこれができないと取付後、ナットから水漏れします。
慌てずにじっくり行なって下さい。
<注意点>
分岐栓は本体と偏芯管との間に取付けますが、本体部を取外す時、分岐栓を偏芯管に取付ける時、本体を取付ける時、ハの字に取付けられた偏芯管を絶対に動かさないで下さい。
偏芯管が少しでも動くと本体を取付ける時にナットの位置が合わなくなります。
また偏芯管が時計と逆回りに少しでも動くと壁と偏芯管の取付部から水漏れします。
十分に注意して行なって下さい。
手締めで本体まで取付けられたら、4つのナットをバランス良く少しずつ締めていきます。
ナットを1つずつモンキーレンチで締めてしまうと、取り付け出来なくなったり斜めになったりしますのでご注意ください。
※作業中はいきなり1箇所のナットを全部締めない事と偏芯管が動かない様に要注意です。
アダプタと分岐栓の接続ナットは先にモンキーレンチで締めても大丈夫ですが、製品によっては、最後に6か所のナットをバランス良く締めないと取付けにくい物もありますので注意して下さい。
2本のモンキーレンチは固定する側と締める側を両手でしっかり使い分けて下さい。
壁付2ハンドル混合水栓は、壁付シングルレバー混合水栓と本体機能は違いますが、基本的に構造、形状は同じタイプなので壁付シングルレバー混合栓に取付ける分岐栓と同じ物を使用します。
よって取付方法に関しては4-2を参照して下さい。
また壁付2ハンドル混合水栓の場合、この後に説明する台付2ハンドル混合水栓と同じハンドルタイプの蛇口の為、ハンドル部の分岐栓を取付ける事も可能です。
念のため、ご使用蛇口の型番を調べて適合するか確認してください。
※コマパッキンの交換要領で行なってください
以上がおおまかな分岐栓取付の一連の流れです。
台付2ハンドル混合水栓に取付ける分岐栓はハンドルと一体型になっているので、元栓さえ閉めれば交換は比較的簡単に行なえます。
ただし、開閉バルブ型ではこのハンドル取付部の形状が違うので(TOTOが多い)この分岐栓は取付けられません。
よって、購入する際には必ず現在使用している蛇口のメーカー名と品番を調べ間違いなく取付けられる事を確認して下さい。
カートリッジガイド(カートリッジカバー)をモーターレンチで外す場合、本体全体が回ってしまうとシンク下の給水給湯管が捻じれて切れたりするなどし、漏水を起します。
TOTO、KVKでは本体下部を固定する用の専用工具が販売されてます。
しかし、他のメーカーの蛇口には、この穴が無い為固定具は使用できません。
その為、固定する場合はウォータープライヤー等で押えます。
ただし、普通のプライヤーですと蛇口の表面に傷がついてしまうので出来れば保護具が取付けられた専用のプライヤーを使用すると良いでしょう。
またゴムバンドを利用して押える事の出来る工具もあります。
※カートリッジカバーは固着してしまい簡単には回せないことが多いので必ず固定具を使用して下さい。
これらはレバーハンドルの取外しに必要な工具です。
メーカーによって止め具の種類は違います。
メーカーによってカートリッジカバーの取外しやカートリッジの取付、取外しに必要な場合があります。
カートリッジガイド(カートリッジカバー)の取外し、取付に使用します。
ネジ式のタイプには工具を当てる溝が付いています。
ウォータープライヤーを使用すると傷が付くのでもし使用する場合は保護具付のものを使って下さい。
以上、①~③については、台付ワンホールシングルレバー混合水栓と用途は同じです。
※台付2ホールシングルレバー混合水栓の場合はカートリッジガイド(カートリッジカバー)を外す際、付根を固定する必要はありません。
(2つ穴で固定されている為、横の力が加わっても土台は動かない)
以上、①~③については、台付シングルレバー混合水栓と用途は同じです。
カートリッジガイド(カートリッジカバー)が固着して回りづらい場合は、そのまま無理に行なうと壁中の給水管を折ってしまう事がありますので一度、蛇口本体を取外してから行なうと良いです。
この時に本体と偏芯管の接続部を外すのにモンキーレンチを使用します。
これらはアクリルハンドルの取外しに使用します。
カッターナイフはビスカバー(青色、赤色)の取外しに必要な場合がありますが、使用する時にはハンドルに傷をつけない様、注意しましょう。
ハンドル固定ビスはドライバーで外します。
スピンドル固定カバーナットを外す時に使用しますが、蛇口によっては六角ネジでは無い場合もあり、プライヤーが必要になる場合もあります。
コマパッキンを取外す時に使用します。
分岐栓取付に必要な工具一覧
水栓 | 工具 |
---|---|
・台付ワンホールシングルレバー混合水栓 | ・専用の本体固定具 ・モーターレンチ ・プラス/マイナスドライバー ・六角棒レンチ ・ピンセット/ラジオペンチ |
・台付ツーホールシングルレバー混合水栓 | ・モーターレンチ ・プラス/マイナスドライバー ・六角棒レンチ ・ピンセット/ラジオペンチ |
・壁付シングルレバー混合水栓 | ・モーターレンチ/モンキーレンチ ・プラス/マイナスドライバー ・六角棒レンチ ・ピンセット/ラジオペンチ |
・ツーハンドル混合水栓 ・単水栓 |
・カッターナイフ ・プラス/マイナスドライバー ・モンキーレンチ/ウォータープライヤー ・ピンセット/ラジオペンチ |
固着して外れない部品を無理な力で外そうとすると蛇口に繋がった給水管を破損させてしまう事がありますので十分注意して下さい。
元栓や止水栓を閉め忘れると部品を外す際、水が吹き出しますので十分注意して下さい。
交換の手順を理解して行なわないと部品の取外し、取付の際に破損してしまう事がありますので十分注意して下さい。
分岐が正しく取付られていないと水漏れを起します。
また取外しの際、パッキンを傷つけたり、取付けの際、パッキンが変形したり取付け忘れたりすると水漏れを起こします。
分岐栓の取付の際にはパッキンの取り扱いに十分注意して下さい。
また元栓、止水栓を開く際には必ず蛇口周りの水漏れを確認して下さい。
また、蛇口、分岐栓に関係無く別の例として、
食洗機を設置する場合、必ず事前に購入する食洗機のサイズや機能の確認した上で、シンク上もしくはシンク横に食洗機を置ける場所を確保して下さい。
食洗機の設置場所が流し(蛇口)から離れている為、通常のホースでは届かない。
食洗機のホースには長さを延長できる延長用のホースがあります。
分岐栓の接続をお湯・水にする利点
接続側 | 利点 |
---|---|
・お湯 | ・お湯を温める時間の短縮 ・電気代の節約 ・洗浄力UP ・両分岐口付蛇口なら浄水器と同時に使用できる |
・水 | ・ガス代の節約 |
延長用のホースを取り付けたが、キッチンシンクをホースが横切ってスマートでないし、キッチンシンクの使い勝手が悪い。
キッチンにスペースがあれば、シンク横に穿孔作業を行い、穴を開けて分岐専用水栓金具を取り付けます。
給水は下の収納部で分岐させます。
穿孔作業は皆さんご自分で行うにはかなり大変かと思いますので専門の工具を持つ水道業者にご相談されると良いでしょう。
台付ワンホールシングルレバーの分岐栓付蛇口であれば、通常、水用とお湯用の分岐口がそれぞれ付いていますので、食洗器と浄水器を同時に使用する事が可能です。
食洗機に使用するのと同じ分岐栓を水側に取付けて使用可能です。
ビルトインタイプの場合は、シンク下収納内にある給水管から分岐します。
分岐金具に関しては、浄水器に付属されてない場合にはご自分で用意しなければなりません。
用意する際には、必ず浄水器側の給水ホース口の形状を確認の上、取付可能な分岐金具を用意して下さい。
外国製の浄水器の場合、本体給水管口が日本製商品の規格と合わずに取付けられないケースが多々あります。
しかし、メーカーは日本で販売する以上、日本の水回りに取付けられなければ、売れないので通常は日本製の蛇口等に取付けられる専用の分岐金具を用意している事が多いです。
必ず専用分岐栓を用意して下さい。
浄水器の設置によっては、給水ホースと分岐金具を接続用フレキで繋がなければならなくなります。
またシンクの収納が現在多くなっている引き出しタイプになりますと設置場所に限りがありますので外国製の大き目の浄水器は設置できないケースがありますので購入する際、十分注意して下さい。
分岐栓の取り付けや取り外しは必ずしもスムーズにはいきません。
しかし、そこで無理をすれば壊れてない所まで壊してしまいます。
どうか無理をせずに、難しいと思ったら、後は水道の専門業者にご相談ください。