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排水管の高圧洗浄とは、高圧洗浄機を用いてプロが行う専門的な洗浄作業のことです。
高圧洗浄は詰まりが手作業で完結しない場合に洗浄機で対策しますが、普段の定期的なメンテナンスでも必要な作業です。
まずは高圧洗浄の必要性について、詳しく解説します。
水道業者が行う高圧洗浄について、以下のような疑問を持つ人向けの記事になっています。
定期的なメンテナンスの場合は、高圧洗浄を行う頻度も把握しておきたい所です。
高圧洗浄は作業の中でも料金がやや高めなので、できるだけ普段から詰まりを防ぐ対策をしておきましょう。
目次
皆さんのお宅では、排水管の洗浄を行なったことがありますか?
これも同じ、排水管の洗浄ですね。
排水管内は普段目に付くところではないので、どれくらい汚れているのか分からず、そのまま何十年も放置されてしまう場合が多いです。
排水管が詰まって流れなくなってしまうと、やはり定期的に洗浄していないと、詰まってしまう事があると分かります。
高圧洗浄って、とても大切なんですね。
高圧洗浄を行なう時は、詰まって流れなくなった時や、流れが悪くなった時と思われがちですが、排水の流れが悪くなっていない時でも行なうのは良い事です。
定期的に排水管洗浄を行なう事で、詰まりや流れが悪くなる事を予防する事が出来ます。
また、定期的に排水管を洗浄する事で、気分的にも詰まる心配がなくなり、スッキリと使用する事が出来、日々の生活のストレスも軽減する事が出来るでしょう。
万一、詰まってしまって流れなくなってしまった時や、いつもと違って流れがスムーズに行かず悪い時でも、高圧洗浄を行います。
しかし通常の場合は、ワイヤー等で詰まり除去を行い、さらに高圧洗浄機を使い、詰まりを完全に除去し、管内を少しでも綺麗にします。
トイレの下水管内が、汚水や汚物でいっぱいになり、詰まってしまった場合には、屋外より高圧洗浄ホースを直接管内に入れて除去します。
先にお話しした通り高圧洗浄は、管内を清掃する目的で使用する場合と、詰まりを除去する場合で使用します。それぞれについてご説明しましょう。
実際に排水管が詰まっていて流れなかったり、流れが何となく悪かったりといった症状が出ていない場合でも、いずれ何年か経った時にこのような症状にならない様にする為の予防のために行います。
排水管は年数が経てば必ず汚れてしまうものです。
その汚れが年々ひどくなり、ある日流れなくなってしまうのです。
排水管の中は直接目視する事が出来ません。
なので、詰まって流れなくなるタイミングが分かりません。
なので、定期的な排水管清掃が必要なのです。
そして排水内は、手で掃除する事が出来ません。
そこで有効に管内を清掃する事が出来るのが、高圧洗浄機なのです。
高圧洗浄機は、ホースの先端から高圧の水を噴射することによって管内の汚れに直接アプローチして落とします。
ただし建物の年数によっては、汚れの付着がひどく、完全に落としきれない場合もあります。
このような場合、詰まりを直す道具の一つとして、高圧洗浄機を使用します。
しかし通常の排水管の詰まりの場合は、トーラー機と言われる、ワイヤーでの詰まり除去器具を使用し、詰まりを除去します。
そしてさらに、管内に付着している詰まりの原因を、高圧の水で除去していくのです。
通常の高圧洗浄機のホースは、水道のホースのようにホースの先端から水が噴射して押し流すのではなく、下手から管内に挿入させ、管内で放射状に噴射して汚れを落とし、汚れを落とし、挿入した下手に汚れが流れ出てくるものです。
しかしこれは基本的な行ない方で、状況によっては上手側からホースを挿入する行ない方もします。
集合住宅で管清掃を行なう場合、基本は下手から高圧洗浄のホースを管内に入れる事は難しいので、排水口(上手側)から高圧洗浄のホースを挿入させて行ないます。
戸建て住宅の場合には、基本は下手にある屋外の下水マスより、高圧洗浄のホースを挿入させ、管内を清掃します。
集合住宅と違って、水まわり各所の屋外に出口のマスのある場合は、それぞれの場所の汚れを確認しながら行うことが出来ます。
また集合住宅の管清掃の場合、トイレの排水管に関しては行われない事が多いですが、戸建住宅の場合は、トイレの排水管の洗浄も行えます。
前記した通り、集合住宅の場合排水口側から高圧洗浄のホースを挿入させ洗浄を行いますが、トイレに関しては便器口からの挿入は難しいため、トイレの排水管洗浄は行わない事がほとんどです。
マンション等によっては、トイレ内の床に清掃口が取付られている場合もあり、そこから高圧洗浄のホースを挿入させ行う事もあります。
万一どうしても行わなければという場合は一度便器を取外して行う必要があります。
トイレの詰まりは、台所や浴室等の雑排水の汚れの蓄積による詰りと違い、たまたま流した汚物が便器の出口前後で止まってしまう物が多い為、排水管の汚れが詰まりに直結する事が少なく、洗浄が行われない事が多いです。
便器を外す場合でも高圧洗浄の料金にプラスして便器の脱着工事の費用がかかってしまうので、高額になる為に行われない事が多いです。
水周りの排水管は水以外に様々な物が流れていく為、それが詰まりの原因になるのです。
物と言っても全てが物体ではなく、日々私達が流している汚れが主な原因になっています。
各水周りについて、ご説明しましょう。
排水管の詰まり、高圧洗浄での管清掃での一番大きなポイントとなる汚れは、台所から流れる“油„と“脂„です。
食器洗いは外で行うとかラーメンの残り汁や豚肉を茹でたお湯は外に捨てるとか、そんな事でもしない限り、排水管の中には必ず油分、脂分が流れていきます。
そして、管内に付着していく油分、脂分がコレステロールのように少しずつ厚くなり管内を細くし動脈硬化の様な状態にし、管内の排水の流れをストップさせてしまうのです。
うちではお皿やおなべの油汚れは紙で拭き取ってから流してる というお宅でも排水が詰まって流れなくなり、調べてみると原因は配管に付着し固着した油脂ということがほとんどです。
しかし、こう言ったちょっとした努力も「どうせ詰まるならとやめてしまう」となると、もっと詰まるスピードも早くなってしまい、ひどい事になってしまいます。
ぜひ、続けて頂きたいですね。
浴室での排水詰まりの原因で最も多いのは毛ゴミによる詰りです。
特に排水管内での詰まりではなく、排水口での詰まりが多くみられます。
排水口はトラップと言って、通常水を溜め管内の臭気や虫が家に入ってこない様な構造になっています。
大部分の詰まりは、このトラップに髪の毛が蓄積し流れなくさせてしまっています。
今回は、ご存じない方に簡単なお掃除方法をご説明しましょう。
対象はユニットバスです。
まずは排水口の目皿を外します。
持ち上げて外れない場合は少し回してみると切り込みのロックが外れて取り外す事が出来ます。
次に排水管を外します。
排水管は四方に4つの突起があるので指をかけ、基本時計と逆、左回りに回すと外れます。
回らない場合は、道具等を使用して無理に回さないようにしてください。
無理に回すと外側の大きな管も一緒に回ってしまい、そこから入った水が床下に流れ込み、階下に漏水してしまう場合があります。
排水管が緩んだら取り外してください。
固くて回らない場合は水道業者に依頼しましょう。
排水管が外れたら、排水口内のカップに水が溜まっています。
これはトラップというもので詰まって溜まっているわけではありません
水が溜まっているカップ内の周りに付着している毛ゴミを、全てきれいに取り除いてください。
毛ゴミを取り除く事が出来たら中を簡単にスポンジ等で掃除し、取り外した排水管と目皿を元に戻します。
もし浴室の排水口が流れなくなり詰まりの原因が排水口内の毛ゴミであれば、直す費用も個人負担になってしまうかもしれません。
出来れば定期的に排水口のチェックとお掃除をしてあげると良いでしょう。
洗面所での詰まりの原因は、日常使用される時に流す石鹸や化粧品類の油分、うがいなどで流れる口内からの物質、歯磨き粉、整髪時に落ちた髪の毛等々です。
これらが蓄積し管内に付着し流れが悪くなっていきます。
特に洗面ボウル下の排水トラップ管は直径3cmちょっとの細い管なので、日頃からパイプ洗浄剤等でのお掃除は大切になるでしょう。
洗濯場の詰まりの原因で多いのは、衣類の繊維による毛ゴミや、洗濯機周りから排水口に入り込む埃等があげられます。
洗濯場の排水口は、洗濯パンを使用してる場合、浴室のユニットバスの排水口とほぼ同じ様なトラップ形状になっています。
よって洗濯機さえ移動できれば皆さんでお掃除する事は可能です。
この様に排水管は各所様々な原因で詰まりを引き起こしてしまいます。
それではどの様に高圧洗浄を行うのでしょうか。
集合住宅や戸建では条件等も変わってきますのでそれぞれについてご説明いたします。
マンションや公共の団地等ではオーナーや管理会社、管理組合が主となり、年に1~2回の高圧洗浄での管清掃を実施している所があります。
アパートやマンションでは、どこでも必ず行ってるわけではありませんので、定期的に実施していない集合住宅では個々に実施するよう水道業者もしくは管清掃を専門に行っている業者に直接頼んで行ってもらってください。
また、住民内で自治会が組織されている集合住宅では、個々に頼まなくても自治会にて業者に依頼すれば1件で頼むよりも安い作業料金で行ってもらえるはずです。
この場合は自治会で直接業者を探すか、もしくは管理会社やオーナーに相談し、知っている業者があれば紹介してもらうと良いでしょう。
管理会社やオーナーがよくアパートやマンションの修繕で使用している業者や顔見知りの業者あれば安心ですね。
また料金に関しての値引き交渉も行いやすくなるでしょう。
しかし、管理会社やオーナーに紹介してもらっても、たまたま名前を知ってるだけで依頼したこともない業者を紹介される場合もありますのでよく話を聞いて確認をすると良いでしょう。
この様な場合は何社かの業者に見積依頼をすると良いでしょう。
最近では見積りのみであれば無料で対応してくれる業者も多くなっています。見積を依頼する際は必ず確認すると良いでしょう。
ただし、業者を選ぶ時は料金だけを比較して決めない方が良いです。
出来れば見積で業者が来た時、次のような作業内容の細かい説明を受けておくことも重要です。
●実施の方法
●手順
●作業時間
●日時
●使用する高圧洗浄
等
いくら料金で比べて安い業者に頼んでも作業内容や作業するスタッフがいいかげんでは、また次に実施する時に新しい業者を探さなければならなくなります。
出来れば誠実に作業してくれる業者にお願いしたいですね。これは個人で依頼する場合も一緒です。
戸建住宅の場合、借家は別として基本ご自分で全てを決めて行わなければいけません。
まずは、高圧洗浄を行ってもらう業者を探します。
この場合、集合住宅でご説明した通り、何社の業者に実際に来てもらい見積を作成してもらいます。
戸建の場合は、集合住宅と違って水回りの数や排水管の長さ、屋外下水マスの数等、それぞれの家によって条件が異なってきます。
特に作業内容に関してはしっかりと確認し比較する材料にすると良いでしょう。
また高圧洗浄を行う頻度についてもそれぞれのお宅で違ってくるでしょうから、どのくらいの頻度で行っていけば良いのかも確認してみてください。
だいたい相場である適正料金で誠実な対応をしてくれる業者が見つかれば、何度も探す手間はなくなるでしょう。
排水管清掃の料金相場は集合住宅と戸建住宅では若干のちがいはあるでしょう。
表は左右にスライドします。
また戸建住宅では住宅の大きさ、庭等を含めた敷地の広さでも排水管の長さが変ってくるためより差異が出てくるでしょう。
又、戸建住宅でも二世帯住宅になってる場合、基本的な水回りが倍に増える為、その分の料金が少々上積みされてしまうでしょう。
おおよその料金相場は1万円~3万円位が基本でしょうか。
最近ではだいぶ少なくなってきた様ですが、高圧洗浄による管清掃のとび込み営業の業者です。
他にも、料金は5000円だったけど15分位で終わって、本当に排水管内がキレイになっているのか不安だったが一週間後に詰まった、といったケースもあるようです。
ただし、全てのとび込み営業業者やチラシ営業業者が悪質なわけではありません。
真面目に営業されている業者も多いはずです。しかし一部の業者がこの様な営業をしている様です。
料金相場をあまりにも下回る場合にはしっかりと皆様の目で確かめて下さい。
判断をするのは皆さん自身です。
最後に、近頃では簡単な高圧洗浄機等はホームセンター等で安価で購入できる様になりました。
それにともない、ホースが抜けなくなってしまったり、階下に漏水してしまったりと言うトラブルも出ている様です。
万一ご自身で行ってみようと考えた時でも、決して無理には行わないで下さい。
無理だと感じた時は大きな被害やトラブルになる前に専門の水道業者にご相談ください。