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水道の蛇口と言えば一昔前はハンドルをひねるタイプが当たり前でしたが、最近はレバー式が増えています。
またお湯とお水が出る蛇口が2つついていましたが、最近はレバーの左右でお湯と水を調節することができる混合水栓が主流です。
ただ水栓金具は永久に使えるのではなく、消耗品なので耐用年数は10年程度です。
混合水栓の動きが悪い、固い場合は考えられる様々な原因を知って、修理を行わなければなりません。
水漏れが起こる理由や修理方法について記載したので、簡単にできる場合はチャレンジしてみましょう。
この記事のポイントは以下の通りです。
修理方法に関する注意点も記載しているので、必読してください。
目次
それだけ皆さんのお宅の水道が、シングルレバー混合水栓になっているという事ですね。
TOTOの流れ | ||
---|---|---|
1960年代後半 | 洗面所用混合水栓を発売 | |
1980年代から | 台所用のシングルレバー混合水栓を発売 | |
2000年代から | 当たり前の様に使用される様になった |
表は左右にスライドします。
シングルレバー混合水栓は、TOTOが1960年代の後半に洗面所用混合水栓を発売しましたが、その頃はまだ一部の住宅やマンション等でしか見る事の出来ない物でした。
それが1980年代に入り、同じくTOTOが台所用のシングルレバー混合水栓を発売した事により、多くの新築住宅や新築マンションで使用されるようになり、一般的にこのタイプの蛇口が広く認知される様になりました。
その後他メーカーからも同様のシングルレバー混合水栓が発売されるようになり、2000年代に入ると新築住宅や新築マンションでは、そのほとんどで当たり前の様に使用される様になったのです。
なので新品から使用していても、ある時期が来れば水漏れもしますし、作動不良を起こす事もあります。
よって今回、お問い合わせを頂いた方の様に中古のマンション等に引っ越しても、それまでに修理や部品交換等がされていなければ、いきなり不具合ある蛇口と出会ってしまう事は、珍しい事ではないのです。
今回はこのシングルレバー混合水栓に関して、水漏れや作動不良、故障が起こった時に少しでもお役に立てる様に、その仕組みと水漏れ、作動不良の原因や修理方法についてご説明します。
水道の蛇口にはいくつかのタイプがありますが、大まかに分類すると以下の様なタイプの蛇口があります。
単水栓とは、蛇口にハンドルが1つだけ取り付けられていて、水もしくはお湯のどちらかのみ出す事が出来る蛇口です。
最近の新しい住宅では、台所、浴室、洗面所等では見られる事が少なくなりましたが、洗濯場や戸建ての庭等に取り付けられている屋外水栓では、まだまだ普通に使用されています。
今でこそ水もお湯も1つの蛇口から出ますが、昔の住宅では蛇口(単水栓)が2つ取り付けられていて、水、お湯それぞれの蛇口から出して使用していました。
飲食店等の厨房では、まだまだこのタイプの蛇口が多く使われています。
2ハンドル混合水栓とは、1つの蛇口に2つのハンドルが取り付けられていて、それぞれのハンドルを回すと、水、お湯が出るタイプの蛇口です。
シングルレバー混合水栓が発売するまではこのタイプの蛇口が主流で、単水栓と同様に水漏れが起こると、皆さんご自分でパッキン交換を行ない直した事があると言われる方が多くいらっしゃいます。
しかし今では、リモコン温度調節付きの給湯器が広く普及した為に、温度の調整が面倒くさいと言われる事が少なくなりましたが、昔は屋内に、リモコンがないガス給湯器や電気温水器等も使用されていたために、お湯のハンドルだけを回すととても熱いお湯が出るので、2つのハンドルを回し適温に調整してからでなければ使えず、その間に流している水も無駄になってしまい、気になる所でした。
今でもまだ現役で発売もされていますが、水漏れや故障が起きると、シングルレバー混合水栓に交換されてしまう方がとても多くなっているので、これからさらに需要が少なくなってしまうかもしれません。
今更説明の必要もないと思いますが、まだまだ家がシングルレバー混合水栓ではないので、あまり使った事がないという方もいらっしゃるので、少しご説明いたします。
シングルレバー混合水栓とは、名前の通り1つのレバーを動かす事で、湯水を同時に混ぜて出す事の出来る蛇口です。
通常ハンドルを右側にすると水のみ出せて、左側に向けるとお湯が混ざっていきます。
出し止めをするにはレバーを上下に動かすと行えますが、発売された当初のシングルレバー混合水栓は、下げ吐水と言ってレバーを下に下げると湯水が出るタイプでした。
しかし使用する方が多くなるにつれ、家の中で猫を買っているお宅で、猫が触って水が出っぱなしになっていたとか、物が落ちてレバーに当たっただけで水が出っぱなしになっていた等、使用に若干の問題点を指摘される様になり、メーカー側もそれに対し、上げ吐水のシングルレバー混合水栓を生産する様になりまして、そしてそれが決定的になったのが、阪神淡路大震災が起こったタイミングで、多くのお宅で台所等の棚から落ちたお鍋等がレバーに当たり、不在の家に帰ってみると水が出っぱなしになっていたという様な事が起こったと言われています。
そしてメーカー側もそのころを境に、下げ吐水のシングルレバー混合水栓の生産を中止してしまい、今では上げ吐水のシングルレバー混合水栓のみになりました。
よって今、ご自宅で下げ吐水の蛇口を使用されている方は、かなり古い蛇口を使用しているという事です。
また、シングルレバー混合水栓は、握力の弱いお子さんやお年寄りでも楽に水の出し止めが出来たり、手の不自由な方でも使いやすく、2ハンドル混合水栓と比べ便利である事も、多く使われる様になった要因であるとも言えます。
サーモスタット混合水栓は、浴室で多く使用されている蛇口です。
一部洗面所のシャワー水栓でも使用されていますが、近年の新築住宅や新築マンションでは、シングルレバー混合水栓と同様にその普及率は高く、当たり前の様に使われています。
サーモスタット混合水栓はシングルレバー混合水栓より歴史は古く、その昔は一般家庭よりも施設等で使われていました。
それが1980年代にサーモスタット機能で手軽に、温度調整が出来る蛇口として、一般家庭でも使用される様になったのです。
そしてその少し後に、洗面所でシャンプードレッサーが販売されて、手軽に洗面台で頭が洗える事から、“朝シャン”なる言葉が流行もしました。
このシャンプードレッサーが出た時に、洗面所の蛇口にもサーモスタット機能が取り付けられたのです。
しかし一時期より、朝シャンに対する意識も薄くなった為か、今でも蛇口としては生産されていますが、その需要は少なくなった為か、また金額的な事もあるのでしょうが、あまり見られなくなっています。
この様に蛇口は、その水廻りに対応する蛇口が設置されていますが、特に台所と洗面所での使用が一般的になったシングルレバー混合水栓は、今や水道の蛇口の顔とでもいうべき存在になっています。
蛇口先端とは、水が出るパイプ(スパウト)を指し、レバーを閉めても蛇口の先端から出る水が止まらない症状です。
その多くは先端からポタポタ水が落ちて、いつまでたっても止まらないという症状で、シングルレバー混合水栓では多い水漏れトラブルの一つです。
蛇口本体からの水漏れと言っても、漏れてくる場所は様々です。
本体からと言うと、漠然とした言い方ではありますが、これも漏れてくる場所によって、原因は全く違ってきます。
また台所では、シングルレバー混合水栓と言っても、壁に取り付けられているタイプ(壁付)と、台の上に置かれて取り付けられているタイプ(台付)があり、基本は同じなのですが若干の違いは出てきます。
蛇口の胴体とは、レバーハンドルの下、蛇口本体の円柱の部分と考えて下さい。
これはレバーハンドルの根元も含めて壁付ですと、蛇口本体の付け根シンクに、流れ出た水が溜まってしまう症状です。
この症状のほとんどは、壁付蛇口で見られます。
台付の蛇口ですとそのほとんどが、胴体とパイプ(スパウト)が一体となっているので、パイプ(スパウト)部に亀裂でも入らない限り、あまり起こる事はありません。
偏心管とは、壁と蛇口本体を取り付けている2本の脚の事を言います。
通常向かblue_lineって右側が水、左側が湯で、この偏心管を通り水や湯が蛇口本体に入ってきます。
ここではバルブとは、レバーハンドルの事を指しますが、実際にはレバーハンドルの下に内蔵されている、カートリッジという部分の事をバルブと考えます。
このバルブに不具合が出る事によって、バルブ不良が起こります。
トラブル自体の症状は、2ハンドル混合水栓でも全く同じような事が起こります。
では原因はどこにあるのでしょう。
これも各トラブルの症状によって違いがあるので、その症状別に見てみましょう。
水漏れと聞くと、すぐに思いつくのがパッキン交換ですね。
しかしシングルレバー混合水栓では、簡単にパッキン交換で直らない場合もあります。
この様な症状の時2ハンドル混合水栓ですと、まず第一に、コマパッキンが原因ではないかと最初に考えます。
しかしシングルレバー混合水栓の場合、コマパッキンは使用していませんので、最初に考えるのはカートリッジ不良です。
レバーハンドルの下、本体に内蔵されているカートリッジは、シングルレバー混合水栓の心臓部ともなる大切な部品です。
この様な水漏れの症状の時はまず第一に、このカートリッジを疑います。
カートリッジはレバーハンドルと接続されていて、水を出したり止めたり、水にしたりお湯にしたりの切り替えを行なう、全ての機能が1つにまとめられた部品です。
それゆえこの部品が、経年劣化等で故障もしくは破損などすれば、当然水を出したり止めたりする機能が出来なくなってしまうのです。
この様な水漏れが起きた場合は、まずこのカートリッジを交換します。
蛇口本体の胴体部分から、水が流れ出した場合の原因は、その半分以上は、蛇口先端からの水漏れと同様に、カートリッジ不良が考えられます。
このカートリッジが蛇口内部で破損する事によって、普通では出ないはずの所から水が出てきてしまう為に、その水が胴体部の隙間から漏れだしてきてしまうのです。
この様な場合でもおおよそは、カートリッジを交換する事によって直ってしまいます。
しかし台付シングルレバー混合水栓の場合は少し違って、胴体部分に通常2つのパッキンが取り付けられていて、そのパッキンが劣化した場合でも、同じ様な症状が起きてしまいます。
よって台付シングルレバー混合水栓の場合は、カートリッジの交換と一緒に、この2つのパッキンの交換が必要になる場合もあります。
また中には、このカートリッジとパッキンを交換しても直らない場合もあり、そのような時は蛇口本体自体に原因があると考えられるので、この様な時は蛇口自体を新しい蛇口に交換します。
壁付シングルレバー混合水栓で、パイプの付け根から水漏れした場合の原因は基本、パイプと本体の接続部に取り付けられている接続パッキン(パイプパッキン)の劣化が多く考えられます。
ただしパイプ自体の飲み込み部分が劣化により、破損しているケースもあるので、必ずしもパッキンとは決めつけられませんので、まずは確認してみる事が大切です。
壁に取り付けてある偏心管から水が漏れている場合は、2通りのケースが考えられます。
偏心管と蛇口本体の接続部分からの水漏れであれば、接続部分のパッキンを交換すれば直るケースがほとんどです。
ただし取り付けネジ部などに破損が出ていれば、パッキンを交換しても直りませんので、蛇口本体を交換する事になると思います。
壁と偏心管の取り付け部分から水が漏れている場合は、パッキン交換では直りません。
そもそもこの部分にパッキンは使用されていません。
このタイプの蛇口のほとんどは、偏心管側がオスネジで、壁側の給水管側がメスネジになっています。
これを接続する部にパッキンは使えませんので、パッキンの代わりになるシール材(シールテープ)を偏心管側のオスネジに巻き付けてから、壁側のメスネジにねじ込んで取り付けるのです。
よってこの部分の劣化によって水漏れするような場合は、一度取り外して再度取り付け直しをしなければなりません。
また壁の給水管自体が破損破損してしまっている場合は、蛇口の水漏れではありませんので、壁側の給水管工事を行ない直す事が必要になってきます。
シングルレバー混合水栓のレバーハンドルが固くて動かなかったり、動きが鈍く動かしづらい時などは、原因は高い確率でカートリッジです。
水漏れの際にご説明した様に、カートリッジはレバーハンドルと接続しています。
そしてその接続されているレバーハンドルを上下左右に動かす事によって、カートリッジ内部の一部が動き水を出したり止めたり、水を出したりお湯を出したりします。
ところがこの動く部分が劣化で破損したり傷ついてしまったりすると、スムーズに動かなくなってしまう為、当然それに接続し連動するレバーハンドルも、動きにくくなってしまうのです。
一部大手メーカーでは、このカートリッジ自体も昔と同じではなく少しずつ改良されてきて、今では内部にセラミックの素材を使い、少しでも長くスムーズに、動かせるように変化してきています。
この様にカートリッジが破損してしまうのは、経年劣化による原因もありますが、使い方によって破損してしまう場合もあります。
カートリッジはそのほとんどが金属は使っておらず、部品の大半は樹脂製です。
中には一部負担のかかる部分や綱に摩擦する部分に、セラミックの強い素材を使っている物もありますが、基本は樹脂製品です。
そして稼働範囲もある程度決まっているので、あまり無理な負担を長い間かけ続けていれば、当然その力で破損してしまう場合もあります。
シングルレバー混合水栓は便利なので、ついついレバーハンドルを強く上げ下げしてしまう事も少なからずあるはずです。
皆さんもきっと心当たりはあると思います。だからといって年中恐々と動かさなければいけない物でもありません。
ただ“なんだそんな構造になっているのか”という事が分かっていれば少しは、使い方も変わって来ると思います。
もし皆さんのお宅がシングルレバー混合水栓を使用しているのであれば、少し優しく使ってあげても良いのではないでしょうか。
特にレバーの動きが悪くなってくれば、余計に力が入ってしまったり、固くて動きづらくなってしまえば、強い力で無理矢理動かさなければならなくなります。
余計に症状を酷くしてしまう原因には、すぐに直さずに我慢して使い続けてしまう事があるでしょう。
この辺を理解して使ってあげてみて下さい。
以上ご説明した通り、シングルレバー混合水栓の水道トラブルの原因はほとんどが、カートリッジの不良によって起こります。
そしてまたその他の症状は、パッキン等の劣化によるものです。
ここからは修理をする為の方法をご紹介いたしますが、カートリッジ交換に関しては、パッキン交換ほど簡単な修理ではありません。
それぞれのメーカーの蛇口によって特徴も違い、必ず同じ方法で交換出来る訳ではありません。
またマンションやアパート等の集合住宅の上階で無理な修理を行なえば、階下漏水等の事故につながる事もございます。
過去にマンションの上階で、ご自分でカートリッジの交換の修理を行なおうとしたのですが、カートリッジを固定するカバーが固着していて、回して外す事が出来ずに大変な思いをしたのですが、せっかくカートリッジの部品を取り寄せて用意したのだから、なんとか自分で修理したいと思い無理な作業をした為に、シンク下に隠れた給水管がねじ切れてしまい、そこから噴き出した水が階下に漏れてしまったというケースがありました。
カートリッジの交換にかかわらず水漏れ修理は、必要以上に行なえば必ずではありませんが、事故につながってしまう事もあります。
近年ホームセンターも増え、簡単に入らなかった部品もネットで検索すると、手に入る事が多くなりました。
それなので皆さんも、なんとか自分で修理をと思われるようですが、カートリッジ交換一つとっても、何事も無ければスムーズに交換出来る物もあれば、本職の水道業者でも手こずってしまう様な場合もあります。
もしご自分で修理しようと思われる方がいらっしゃるようでしたら、とにかく無理はしないで下さい。また無理だ!と感じたらそこで迷わずに、専門の水道業者に相談するか、修理を任せて下さい。
まず修理前に行わなければならない事は、交換する部品の用意です。
カートリッジは必ずどの蛇口でも、同じものを使っている事は少ないです。
一つのメーカーで20種類の蛇口があったとして、カートリッジは5種類くらいの中のどれか、というくらいの感覚です。
なのでカートリッジを用意する時は、同じメーカーだから多分これで・・・は危険です。
必ずご自分が使用している(直したい)蛇口のメーカーと品番を正確に調べて下さい。
メーカーが分かればHPから、蛇口の品番を調べる事は可能です。
メーカー名は通常のメーカーであれば、蛇口本体にTOTOとかINAXの様な文字が刻印されています。
まれにシールで表示されている場合もあります。そして品番は、通常印刷されたシールが蛇口本体の下側や工法に貼ってあります。
しかし使用年数が古い蛇口の場合、シールが剥がれてしまっている場合もあれば、シールが残っていても文字が消えてしまっている場合もあります。
その場合はHP等に載っている写真を参考に、そこから蛇口の品番を調べます。メーカーと品番が分かったら、次にその蛇口に使用しているカートリッジを調べます。
古い蛇口になると、蛇口は間違いなく生産終了品で、廃盤になっているはずです。しかし調べてみると、カートリッジ等の部品も廃盤になっている事もあります。
また廃盤になっていてもメーカーに在庫があれば良いのですが、メーカーに在庫も無ければ完全にアウトです。この場合は蛇口本体を交換する事になるでしょう。
カートリッジ交換は、必ず修理できるとは限りません。
水漏れがひどくなってから、慌てて調べていたら大変ですから、出来ればお時間のある時に、事前に調べておくと良いでしょう。
修理に必要な工具を用意して下さい。
用意する工具 | ||
---|---|---|
工具 | モーターレンチ | |
ウォータープライヤー | ||
モンキーレンチ | ||
プラスドライバー or マイナスドライバー | ||
六角レンチ | ||
※TOTO・KVKの場合 | 蛇口固定用の専用工具 |
表は左右にスライドします。
蛇口によっては六角レンチも必要な場合があります。
また蛇口のメーカーがTOTOもしくはKVKの場合、蛇口固定用の専用工具がありますので、用意されると良いでしょう。
修理を行なう前に必ず、元栓もしくは止水栓を閉めて水を止めて下さい。
そして必ず蛇口から水が出ないかの確認も行ないます。
レバーハンドルを取り外して下さい。
以下のように、タイプは色々あります。
レバー上部が一部フタになっていて、取り外すとプラスまたはマイナスのネジが付いている |
レバーの側面にフタが付いているものは、そのフタを外すと穴の中にプラスネジまたは六角ネジがあり、取り外す事が出来る |
止めネジがなく、ワンタッチで取り付けてある為、レバー全体を上に引きあげると外れる |
カートリッジを固定しているカバーを外します。
カバーが金属製の場合は通常、モーターレンチを使用して、カバーを左に回しゆるめ外します。
この時ネジが固着していると、蛇口が根元から回ってしまいます。
蛇口が全体的に回ってしまうと台付の場合、台下の給水管をねじ切ってしまう場合がありますので、充分注意して下さい。
蛇口がTOTOもしくはKVKの場合は専用の固定具を使用して、蛇口が回らない様にカートリッジ固定カバーを外します。
専用固定具が使用出来る蛇口は、蛇口本体の裏側の一番下に小さな穴がありますので、そこに固定具の通さな突起を差し込み固定して下さい。
カートリッジの取り付けには決まった向きがありますので、古いカートリッジを外す時に必ず向きを確認してから、新しいカートリッジを取り付けて下さい。
取り外した時と逆手順で固定カバーとレバーハンドルを取り付けて下さい。
レバーを動かし水を出して、向きが間違っていないか確認します。
また水漏れも合わせて確認して下さい。
以上、カートリッジの交換方法です。
カートリッジ交換の場合、もしカートリッジ固定カバーが回らない時は、絶対に無理に外そうとしないで下さい。
専用の固定具があっても外せない時もありますので、無理な場合は早めに専門の水道業者にご相談下さい。
水道の蛇口の修理は、シングルレバー混合水栓に限らず、2ハンドル混合水栓のパッキン交換でも簡単に行なえる場合もあれば、簡単に行なえない場合もあります。
とにかく無理に行なう修理、あわてて行なう修理は禁物ですので、できれば症状に余裕のある時、時間に余裕のある時、気持ちに余裕のある時にゆっくり、落ち着いて修理を行なって下さい。