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水道の蛇口が水漏れを起こしたら、まず行うのがパッキンの交換でしょう。
しかし蛇口に使用されているパッキンには複数の種類があり、またパッキンを交換しただけでは改善しない水漏れもあります。
また蛇口と一口にいっても、単水栓や混合栓など様々な種類が存在します。
今一度蛇口の種類を把握し、パッキンの種類についておさらいしておきましょう。
今回の記事を読めば以下の蛇口の基礎知識について把握することができます。
蛇口の水漏れがおさまらない時は、上記の内容を読んでつけ方に間違いがないかを確かめてみましょう。
自分でできない時は修理業者に相談しましょう。
目次
皆様、まず初めにこの「水漏れ」に関しまして、一言では説明しきれないほど数多くあるのはご存知でしょうか?
そこで今回はお客様ご自身で水道のパッキン類を交換したが、改善しない場合の水漏れパターンに関してご紹介して参ります、同じ様な経験をされている方、似たような症状でお困りの方、いらっしゃるはず!交換手順等もご紹介しておりますので是非ご参考にしてみてください。
皆様、こんな症状起きてませんか??
「水栓のハンドルをきつく締めてもポタポタと水漏れが止まらない!」
「ハンドルをひねると、ハンドルの内部?付け根辺りから漏れてくる」
「ノズルと本体の繫ぎ目あたりから、使う度に漏れてくる」
「ハンドルが異常に重たい!?固すぎて締めきれず水漏れ」
など御座いますが、まだまだこれ以外にも水漏れのパターンはいくつも存在します。
台所、浴室、洗面等ありますが、おそらく一番多く使われているのは洗濯場ではないでしょうか、お住まいの造りによってはベランダに設置してあるケースも御座いますよね、あとは昔ながらの水栓なので、公園や学校等の施設などでもよく見る水栓です。
後ほどの混合水栓の説明にて解説御座いますが、ある程度の工具があれば女性でもパッキン交換等が可能で御座います。ただ!簡単そうに見えて、危険はいっぱい!!
まずはこの後の説明をご覧下さい。
基本的に混合水栓のハンドルタイプには2パターン存在します。
シンクや洗面台にドンっと台に置かれてついているタイプ
壁からお湯とお水、2本の管が出てきて水栓が付いているタイプ
この2つに分けられます。
ただこちらは水栓の接続パターンが違うだけで、本体自体の機能には何の変りもございません。
ただ浴室や洗面の場合にはシャワーホースが付いている水栓も御座いますのでご注意ください。
ハンドルタイプの水栓には数カ所パッキンが存在します。
その箇所や漏れの症状とは?
ハンドル内部のスピンドルナット部分にあるパッキン
この箇所のパッキンが劣化してしまうと、ハンドルをひねった時にハンドルの付け根辺りから水栓を伝って漏水してきます。
スピンドルを外した時、底に付いているコマ状のパッキン
この箇所の劣化になりますと、吐水口からポタポタと漏れる漏水が起こります。
水が出てくるノズルと本体とのつなぎ目、ナット部分
この箇所の劣化になりますと、本体とパイプの接続部分からパイプを伝って漏れてくる症状が起こります。
壁付水栓の場合に限りますが、お湯と水2本壁から本体へ伸び、接続されているので本体と給水管の繫ぎ目のナット部分にあるパッキン
こちらの箇所の場合、ナット部分もしくは管を伝い壁辺りからツーと漏れてくる症状が出てきます。
例としまして、ノズル部分、吐水口からポタポタと漏れてくる水漏れの状態で1や3の部分のパッキン交換をした方いらっしゃいませんでしょうか?
それは間違っております!!それでは吐水口からの水漏れは改善しません!
吐水口からの水漏れの場合、正解は2番のコマパッキンが原因なのです。
ゴム製の物は劣化するとひび割れの様になったり、溶けだしたりしてきます、そうなってしまうと隙間から水が抜けてしまうので、いくらハンドルをきつく締めても水が出続けるという症状になってしまうのです。
その時の水漏れの症状によって、適切なパッキンの交換をするようにしましょう!
お客様ご自身でパッキン交換される方、いらっしゃるかと思いますが、作業される際は必ず、必ず水道の元栓を締めて下さい!ノズル部分(スパウト)であればまだしも、ハンドル自体の分解やパッキン交換は、甘く見てはいけません、危険です!これは単水栓でも同様で御座います。
プラスドライバーやモンキーレンチなどの工具があれば割と簡単に作業可能で御座います。
まずハンドルの頭に水側であれば青いキャップ、お湯側であれば赤いカラーキャップがついており、そこを小さめのマイナスドライバーや薄いヘラなどで取り外します。
単水栓であれば丸いキャップネジが付いております。
キャップを外すとプラスのネジで絞められております。
そこをプラスドライバーや工具で緩め、ネジを取ると、ハンドル部分がポコッと外れてきます
(固着していればだいぶ力を入れないと外れてこない場合もございます。)
ハンドルを取ると、今度は金属の部品、スピンドルという部品がむき出しになります。
これも接続部が単純なネジ目になっているので工具を使い反時計回り回せば外せます。
写真の様にスピンドルが取り外せたら底に付いているコマ状のパッキンを新しいものと交換しましょう。
場合によっては、このスピンドルを取り外す際、コマ状のパッキンが水栓本体内に残ってしまうケースもあるのですが、その時はピンセットやラジオペンチ等の細くて、つまめる工具で取り除きましょう。
※ちなみに先ほどからお伝えしているスピンドルやコマパッキンはホームセンターなどで誰でも簡単入手可能な部品で御座います。
新しいコマパッキンを取付け、水栓に戻しましょう。
戻す際は、スピンドルを縦に真っすぐ落とし込み、時計回りに回しながら締め込みましょう。キャップナット部分はあまりにきつく締めすぎるとハンドルの動きが鈍くなってしまうので締め過ぎには注意です!
外したハンドルをスピンドルに被せ、ギザギザ部分に咬ませて、この段階でハンドルが重くないか、固くないか捻って確かめてみましょう。
大丈夫そうであればビスネジをプラスドライバーを使い締め込みます。締めこめれたら最後にカラーキャップを付け、交換完了!
水漏れがないか確認しましょう。まずはお湯、水両方のハンドルがギュッとしまっているか確認。
(※開いていると、元栓を開栓した瞬間に勢いよく水が出てきてしまいます)
その後元栓をゆっくりと開栓しましょう。水回り使っていなければ、使用時にクルクル回るパイロットもすぐ止まるはずです!
このレバー式の水栓になりますと、ハンドル式水栓とは大きく違い、あまりパッキンが使われていない水栓になります。
というのも漏れを起こす、ほとんどの原因がレバー内部にある筒状のカートリッジという樹脂製の部品の経年劣化なのです。
なんとなく聞き覚えがある方もいらっしゃるかと思いますが、パッキンが無い代わりにこのカートリッジが水、お湯の調整を行います。
ただ、パッキンが一切無いわけではありません、このカートリッジの側面や底に2~3個程度小さなパッキンが付いておりますが、さすがに個人ではピンポイントでの交換は厳しい箇所で御座います。
いえ!そんな事はございません!!
水栓のメーカーや型番がわかっていれば、インターネット等でその水栓に合うカートリッジを紹介している場合があります。不安であればメーカーに問い合わせてみるもの良いでしょう!
業者じゃなくても案外簡単に手に入る部品ですのでお客様個人で作業される方も少なくありません、がしかし!ハンドル式とは作業方法が全く違いますのでご注意ください。
ハンドル式同様作業する際は必ず水道の元栓を閉めましょう!
レバーを外す際…タイプによって、レバーの頭から締めこまれている物や側面から締めこまれているタイプが御座います。頭(上部)から締めこまれているタイプはプラスドライバー、側面は小さな六角レンチで締めこまれているケースが御座いますのでここもしっかりと確認が必要です。
中間の筒部分…ここが、その水栓の状態によってその後の作業が変わってきます。
年数や使用頻度によっては酷い固着状態になる場合があり、特殊な工具を使ってもなかなか外せないパターンもあるのです。
取外しの際は水栓内部にカートリッジ底に付いている古いパッキンがくっついて残っていないか、確認しましょう!大丈夫であれば新しいカートリッジをしっかりと溝やくぼみに合わせて乗せます。
カートリッジがずれない様、上から被せて締めこみます。
(工具があれば本体を固定し、しっかりギュッと締めこみましょう)
レバーの取付…外した時と同じ要領で四角い部分にしっかりレバーを被せ、あて込み、外したビスできちんと固定してあげましょう!
ハンドル式水栓の場合と同様、ゆっくりと元栓を開栓しましょう、問題無ければ完了です。
ご自身でこのカートリッジ交換を行った際、新品に交換できたけど、まだ漏れがある…??
カートリッジが新品なのに漏れてくる場合ですと、カートリッジ底のパッキンを入れ忘れているか変に潰れてしまってるか、もしくは締め込みが甘いか、締め込み過ぎか、中には水栓本体自体の劣化が酷すぎてカートリッジ交換だけでは手に負えない最悪のパターンも御座います。
もし万が一、新品部品交換後にすぐに漏れてくる様な場合、少しでも不安がある場合は、無理になんとかしようとはせず、すぐに業者に相談してみましょう!