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給湯器からお湯が出てこないとなるとお風呂の時に困るため、故障の原因や修理方法を事前に把握しておくと安心です。
お湯が出てこない次の4つの症状から見る、原因や対処方法についてまとめています。
お湯を出す給湯器はもちろん、お湯を運ぶ給湯管や蛇口など設備は全て消耗品です。
長く住んでいる家であれば、いつでも起こる不具合だという事を知っておきましょう。
給湯器の設備は自分で簡単に修理することは難しく、状況から不具合を見極めて対策を試し、無理な場合は業者へ連絡した方が良いでしょう。
依頼する水道業者の連絡先や、頼みたい業者を事前にピックアップしておきましょう。
目次
毎日楽しみにしてみるお風呂タイム。
それが突然、
「えっ?!お湯が出てこない!」
「突然水になった!」
夏場ならまだしも、冬場でまして湯船の中にお湯を溜めてなかったら・・・
いや、こんな事が自分の身に起こるなんて。
ない?
いえ、あるかもしれません。
給水管、給湯管、蛇口、給湯設備、どれも全て寿命があります。
早い遅いは別にして、古くなれば寿命や経年劣化により、これらに不良、不具合、故障などが起こります。
決して半永久的ではありません。
なので、いざ自分の身に起きた時にどれだけ落ち着いて対応出来るかどうかです。
その為にここではいざ、お湯が出てこない時にいかに確認をして、状況はどうなのか、不具合、故障の原因やその時の対応方法や修理方法はどうすれば良いのかをご説明していきます。
それではまず、突然お湯が出てこない!時の状況です。
給水管のどこかで水漏れが起きた事によって水圧が下がり、水が蛇口まで来なくなった。
屋内の水漏れであれば、変化や異常で気が付く事もあるでしょう。
しかし、埋設されている給水管や給湯管の水漏れの場合は別です。
天井や床下、壁の中で水漏れが起きると、天井からの漏水、階下への漏水、天井や壁、床から水が染み出してきたり変色したり、全く症状がない場合もありますがこの様な変化や異常が出る事もあります。
また床下の土中や屋外の土中で水漏れが起きた時は、気が付かない事も多くあります。
家全体の水が出ない時は、メーターボックス内の水道メーターを見て下さい。
見る箇所はメーター表示部内の銀色の丸い部分です。
これをパイロットと呼びます
(写真を参照、メーターによっては赤い星型など、他の型の物もあります)。
このパイロットは水道から水を出すと、クルクルと回ります。
トイレを流した時、蛇口からお湯でも水でも出した時など、水を使えば回ります。
しかし一切、水を使用していなければ回る事はありません。
なので、どこも水を使っていないのに回っている時は、どこかで水漏れが起きています。
ただし必ずクルクル回る訳ではありません。
水漏れ具合によっては、パイロットはゆっくり回ったり、勢い良くクルクルと回る場合があるので、一瞬見ただけでは分からない場合もあるので、少し時間をかけて、じっくりと見て下さい。
もしパイロットが止まらずにゆっくりとでも回っていれば、どこかで水漏れを起こしています。
家全体の水が出ないことの原因が水道管の水漏れの時は、大量に水が漏れているはずなので、パイロットは勢い良く回っているはずです。
元栓バルブに不具合が起きて水がストップしてしまった。
このケースはあまり多くはありません。
しかしメーターバルブ(元栓)自体が不具合を起こす事はあります。
例えばバルブを回して開いても、中が動かず閉まったままになってしまっている事などはあります。
またメーターバルブ自体に不具合がなくても、メーターバルブ自体に不具合がなくても、メーターバルブの接続に使用されている、逆止弁付きメーターパッキンに不具合が起きたり、メーター横や近くに取り付けられた逆止弁(チャッキ弁)、コック型メーターバルブに取り付けられた逆止弁、メーターとメーターバルブの間に取り付けられている減圧弁、これらが不具合を起こす事で水の流れが悪くなったり、ストップしてしまう事があります。
特に水道工事等やメーター交換工事等の直後は、注意が必要でしょう。
また、もう一つの可能性で、元栓の不具合は無いのにバルブが閉まっているだけということも考えられます。
考えたくはないですが、誰かのいたずらによって勝手にバルブを閉められてしまったということですね。
良くあるケースではありませんが、メーターボックスに鍵がかかっているわけではありませんので、メーターボックスの場所によっては誰でも簡単に操作をすることができてしまいます。
この場合は、元栓が閉じているのか開いているのかを確認する必要があります。
もし、バルブが反時計回りに動く様であれば元栓は閉まっていたということになります。
それで、普通に水が出るようになれば誰かに閉められたという可能性が高いでしょう。
ただし、この場合は今後のことを考えると何か対策を講じなければいけませんね。
冬場、給水管の凍結により水がストップしてしまった。
冬場は給水管が凍結する事によって、水が出なくなる場合があります。
凍結は、毎年必ず雪が降る北国だけの問題ではありません。都心部でも雪が降った時に起こる事もあれば、気温が低い日に一日中太陽が当たらない給水管で、一日中エアコンの室外機の風が当たってしまうなどの条件がそろう様な事があれば、雪など降らなくても、凍結してしまう場合もあります。
特に給水管を保護する保温材が劣化して、取れてしまっている部分は要注意ですが、保温材がきちんと取り付けられていても、条件がそろってしまえば凍結してしまう事もあります。
給湯器下の給水管などは要注意です。
凍結により水が出ないという被害は、部分的に起こることはありますが、家全体の水が出ないという症状になることはあまりありません。
なぜなら、家全体の水が出ないということは元栓から給水管が分岐するまでの間で凍結しているということです。
戸建ての場合は埋設されている部分なので、まず起こりません。
マンションの場合はパイプスペース内なので、まず起こりません。
しかし、可能性は0では無いので頭の片隅には入れて置いてください。
マンション等はメーター横の減圧弁不良にて水がストップしてしまった。
元栓不良でご説明した様に、メーター横に設置されている、減圧弁が不具合を起こすと、水圧が弱くなり、水の出が悪くなりますが、状況によっては、全く出なくなってしまう事もあります。
近所で本管の水道工事の為、断水している。
水道管の本管工事にて断水が行なわれる事で、一時的に水が出なくなる事があります。
また集合住宅では、建物内のメイン管の工事以外にも、受水槽タンクの清掃による断水や、給水ポンプの故障、点検、交換工事により断水する事もあります。
ただしこれらは、集合掲示板にお知らせが貼られたり、回覧されるなど、事前に告知される事がほとんどでしょう。
開閉バルブ不良にてお湯、水共に出ない。
浴室の蛇口のみであれば、1番に考えるのは蛇口不良です。
2ハンドル混合水栓の場合は、水のバルブとお湯のバルブが同時に不具合を起こさなければ、起こらない事ですが、サーモスタット水栓の場合は、開閉バルブ(開閉ハンドル側の蛇口内部に取り付けられている部品)が不具合を起こせば、お湯水ともに出なくなる事はあります。
また開閉バルブには異常がなくても、ハンドルに不具合が起きて、ハンドルを回しても開閉バルブが連動して動かない、という様なケースもまれにあります。
お湯側偏心管部のストレーナー詰まりによりお湯だけ出ない。
浴室の蛇口のみお湯だけ出ない、という事ならば蛇口不良を考えますが、
蛇口によって偏心管内にストレーナーが取り付けられていて、そこに鉄さび等のゴミが溜まる事で、お湯だけ出なくなってしまう事があります。
よく起こるのは断水終了時に蛇口を開くと、赤いサビ水が出る事が多くありますが、このサビ水と一緒に流れてきた、細いサビクズでストレーナーが詰まり、お湯が通らなくなってしまう事があります。
水道工事の断水後には浴室の給湯に限らず、その他の水まわりでも起こる事はあります。
給湯器が故障してお湯が出ない、台所や洗面所ではお湯が出ているのに、浴室だけはお湯が出なくなった時、あまり給湯器の故障は考えないでしょう。
しかし時には、浴室と台所、洗面所で別の2台の給湯器が設置されていて、浴室専用の給湯器が故障したため、台所等では普通にお湯が使えていた、という事もまれにあります
給湯器が故障し、作動しなくなれば家中の全ての混合水栓からお湯が出なくなります。
給湯器のコンセントが外れてしまい、給湯器が動かないのでお湯が出ない。
屋外の電気コンセントは屋内の物とは違って、抜け止め式になっている物が多く、コードを差し込んでから少し回すと、ロックして抜け落ちを防いでいます。
設置時にロックしていなかったり、何かの拍子にロックが外れてしまったりした場合、知らぬ間に自然とコードが抜けてしまって、給湯器が動かない場合も考えられます。
また可能性としては低いですが、電気不良もしくは電気コードの断線により、コンセント自体が使用できなくなっている事もあるかも知れませんので、確認する必要はあるでしょう。
給湯器下の止水バルブが閉まっていてお湯が出ない。
給湯器下の止水バルブは普段、皆さんが生活する上で開け閉めする事はほとんどないでしょうから、このケースはあまり多く起こる事はないでしょう(止水バルブが自然に止まってしまう事も考えづらいので)。
ただし1つだけこの様なケースが起こるとすれば、給湯器の点検をした後や屋内等で水栓の交換、修理を行なった後、作業した業者が開栓するのを忘れてしまった場合です。
しかしいずれの作業の場合でも、最後に必ず確認作業を行ないますので、この様なケースも起こる事は少ないのではないかと思われます。
電気温水器用に取付られた減圧弁、逃し弁の不良によりお湯が出ない。
電気温水器の場合は、温水器本体に接続する給湯管に減圧弁、逃し弁が取り付けられている場合があります。
この減圧弁、逃し弁に不具合が起きた事によって、そこで給湯が止まってしまう事もあります。
家全体で水、お湯が出ない
家全体の水が出ない | 家全体のお湯だけ出ない |
---|---|
給水管水漏れ | 給湯器故障 |
元栓不良 | 給湯器コンセント抜け |
凍結 | 止水バルブ閉まり |
減圧弁不良 | 減圧弁、逃がし弁不良 |
断水 |
浴室で水、お湯が出ない
お湯水ともに出ない | お湯だけ出ない |
---|---|
蛇口不良 | 蛇口ストレーナー詰まり |
給湯器の故障 |
以上、
蛇口のバルブを開いてもお湯自体が出ない時の症状です。
お湯が出なくなった時、まずは4つの状況のどれに当てはめるのか確認しましょう。
そして状況が分かったら、原因と思われる部分をご自分で確認出来るようであれば、ご自分で対処してみましょう。
もしお湯だけすべての混合水栓から出ないのであれば、確認方法は以下の通りです。
※持ち運びできるコンセント付き電化製品で確認してみましょう。
※ガスの元栓を閉めないよう注意して下さい。
以上の事であれば、皆さんでも確認は容易にできるでしょう。
探して見ても漏れている状況や場所がわからないケースが多く、このケースは専門の水道業者に調査を依頼した方が良いでしょう。
元栓が原因であれば基本、水道局に相談して下さい。
水道局より、業者に元栓の交換を依頼して下さいとの話があれば、すぐに水道業者にご相談下さい。
凍結してしまった場合はまず日中になり時間がたてば解凍されて出るようになる場合もあります。
もしその場合は蛇口を開けたままにしておきます。
ただし、凍結の場合は給水管か破損、破裂してしまう場合もありますので、ご心配なら水道業者に相談されると良いでしょう。
減圧弁不良の場合は、基本電気温水器のメーカーか、専門の水道業者に調査を依頼してください。
蛇口不良の場合は、開閉バルブを新しいものに交換して下さい。
2ハンドル混合水栓の場合は、ハンドルを含めた水栓上部(スピンドル、コマパッキン)の交換で直せる場合もあります。
水栓上部の交換は、修理手順、交換方法、注意点を把握している方であれば、修理は可能でしょう。
しかしサーモスタット混合水栓の場合は、水栓上部を交換するようには簡単に交換はできません。
また部品も2ハンドル混合水栓の様に、互換性がある物ではなく、必ずその水栓の専用部品を用意しなければなりません。
メーカーメンテナンスの場合は、すぐに部品が用意出来るかもしれませんが基本、水道業者では部品を調べ、発注後の作業になるでしょう。
年数の古い蛇口であれば、1ヶ所の部品だけ交換するのも、他の部分の故障を考えるとリスクがありますので、新しい水栓に交換する方法もありますので、水道業者に相談してみて下さい。
蛇口ストレーナー詰まりの場合は、通常偏心管に取付られているストレーナーを外してお掃除します。
蛇口のストレーナーに関しては、多くが壁付混合水栓(主にサーモスタット混合水栓)の偏心管部に取り付けられています。
ご自分で行なう際はまず、ご使用の蛇口はストレーナーが偏心管部に取り付けられているかの確認をして下さい。
偏心管のストレーナーを取り外す場合、偏心管自体を壁から取り外して行なった方が安全でしょう。
偏心管を壁に取り付けたまま無理をすると、壁内の給湯管を破損してしまう場合もあります。
ただし偏心管のストレーナーも固着していて、取り外す事が難しいケースの場合は無理はせず、水道業者に相談した方が良いでしょう。
開閉バルブ交換やストレーナーのお掃除をご自分で行う場合は必ず元栓を閉めてから行なって下さい。
対処および修理方法
原因 | 対処方法 | 修理方法 | |
---|---|---|---|
水漏れ | 目視できる部分は確認 床、壁、天井、外回りで異常はないか |
基本、水道業者へ依頼 | |
元栓不良 | 確認のみ | 水道局へ連絡 | |
凍結 | 日中、自然解凍を待つ (蛇口は開けたまま) |
状況によっては水道業者へ依頼 | |
減圧弁不良 | なし | メーカー、もしくは水道業者へ依頼 | |
蛇口不良 | 症状確認 | 2ハンドル混合水栓 | 水栓上部交換 |
サーモスタット混合水栓 | 開閉バルブ交換 | ||
蛇口のストレーナー詰まり | 症状の確認 | サーモスタット混合水栓 | ストレーナー清掃 |
続いて、お湯のバルブを開くと水自体は出るがお湯にならない(水が暖かくならない)状況です。
給湯設備にも蛇口などと同様に耐用年数があり約10年位と言われます。
ある程度年数が経てば故障するのもしょうがないのでしょう。
その場合、給湯器本体の交換も考えておいたほうが良いかもしれません。
凍結することによって、本体内部の給水管の破損、破裂、水漏れなどがおこります。
号数の能力を超えた使い方などをした場合です。
激しく雨等が本体内部に大量に入り込んでしまったりする場合です。
基本、屋外設置対応はされていますが、古くなり本体内部の劣化等で、台風の激しい大雨や横殴りの雨が本体内部に入り込み、故障の原因になる事もまれにある様です。
リモコン本体の故障や配線が断線してる時にお湯にならない場合があります。
本体内部の故障により給湯器が動かなくなって機能しない場合があります。
長年使っていると内部不良でショートにするケースもありますのでご注意下さい。
給湯器の下に水が出てる場合は、内部からの水漏れです。
給湯器下の配管から漏れの場合は簡単に直せる場合もありますが、内部からの水漏れの場合はなかなか直すのも難しい場合があります。
止水バルブの不良により水が本体におくりこまれなくなり給湯器が正常に動かなくなります。
給水管(鉄管)内部でサビ、ゴミ、腐食などが原因で水量が少なくなり、給湯器に入る水の水圧が弱く給湯器が正常に作動しない場合があります。
以上、給湯器の故障も様々です。
故障に関しては、リモコンが正常であればリモコンにエラー表示が出るものが多いので取扱説明書を参照して確認して見ましょう。
これらの故障、不良、水漏れに関してはご自分での対処、修理は難しいので給湯器メーカーにご相談下さい。
また本体に異常を感じた場合は、給湯器本体のコンセントを抜いて下さい。
本体内部より水漏れが起こっている時は、給湯器下(壁掛け)または給湯器横(床置き)の止水バルブ(止水栓)を閉めて下さい。
これらの故障もご自分の修理は難しいので専門の水道業者にご相談下さい。
単純な止水栓不良であれば、止水栓を交換する事で直る場合もあります。
フレキシブル管等を使用していればご自分でそのパッキンを交換する事は可能です。
万一ご自分で行う場合は必ず元栓を閉めてから行なって下さい。
また、保温材は必要ですので、最初に取付てあったように取付直して下さい。
フレキシブル管のパッキン交換は、モンキーレンチとフレキシブル管用の接続パッキンを用意します。
フレキシブル管は通常、2種類の太さのパイプ(呼び13または呼び20)を使用していますので、パイプのサイズに合わせたパッキンを用意して下さい。
万一パッキン交換にて水漏れが直らない場合は、フレキシブル管自体に原因がある事も考えられますので、フレキシブル管自体を交換してみて下さい。
保温材は凍結防止のため必要ですので、古くなって劣化している様なら、部分的でも新しい保温材に交換すると良いでしょう。
保温剤を新しくした時は、必ず保温材を紫外線から守るキャンバステープを巻いて下さい。
保温剤を交換しない時でも、一度保温材を取り外すのであれば、キャンバステープは新しい物で巻きなおすと良いでしょう。
地震等の影響でガスが一時的に停止することがあります。
ガスが停止すれば給湯器が点火しないので動かなくなります。
この場合はガスを復旧させれば通常問題なく使えます。
給湯器または給湯器まわりの対処および修理方法
原因 | 対処方法 | 修理方法 |
---|---|---|
給湯器本体、リモコンの故障 | 状況確認、コンセント抜け、電源の確認 | メーカーへ依頼 |
給湯器本体、内部からの水漏れ | 状況確認、止水栓閉める | |
止水バルブ | 止水バルブ、開栓確認 | 水道業者へ依頼 |
給水管詰まり | 状況確認 | |
給湯器下給水給湯より水漏れ | 漏水箇所確認 | フレキシブル管交換、またはパッキン交換 |
ガス停止 | ガス栓開栓 | ガス業者へ依頼 |
温度を一定に保つ機能をもつサーモスタット混合水栓はサーモスタット温度調節バルブに不良が出る事によって温度が一定に保つことが出来なくなり、水しか出なくなる場合があります。
不良の原因は基本的に経年劣化です。
ハンドルを回しバルブを全開にしても、湯量の少ない時は、給湯器が点火せず水しか出ない場合もあります。
このケースはバルブ部(スピンドル)不良により、完全に上まで上がっていない時(完全に開ききらない)に起こります。
この場合はスピンドルもしくは水栓上部を交換します。
またスピンドル部が開閉バルブになっている蛇口もありますが、この場合も開閉バルブの交換を行ないます。
これらも不良の原因は経年劣化です。
補足として、サーモスタット混合水栓の開閉バルブとハンドル混合水栓の開閉バルブは、名称は同じでも全く別の物です。
購入する時に間違えないようご注意ください。
温度調節のハンドルを外します。
基本的には向かって左側にあります。
ビス止めされていることが多いので、カバーキャップを外してプラスドライバーでネジを外し、ハンドルを外します。
引き抜く時は真っすぐ横に引きましょう。
ネジの締めが甘くハンドルがグラグラした状態だと、引き抜く時にハンドルの接続部を破損させてしまうことがあるので気を付けましょう(特に温度調節バルブが固着して固い時)
年数の古い蛇口はバルブガイド等が固着してなかなか外れない場合もありますので無理はせずにおこなって下さい。
先でもご説明した様に、蛇口によっては偏心管部等にストレーナーを取り付けている物があり、ストレーナーにサビゴミ等が溜まってしまうと、湯量が減少しお湯にならずに、水しか出ない場合もあります。
蛇口本体側も劣化している場合、部品交換だけでは直らない場合もあります。
バルブ部がスピンドルではなく、開閉バルブの場合では、「4.のスピンドル固定ナットをモンキーレンチでゆるめ」の部分が「開閉バルブをモンキーレンチでゆるめ」に変わります。
蛇口の修理(用意する物)
蛇口 | 部品 | 工具 |
---|---|---|
サーモスタット混合水栓 | 開閉バルブ | プラスドライバー、モンキーレンチ、モーターレンチ、ウォーターポンププライヤー |
2ハンドル混合水栓 | 水栓上部(スピンドル、コマパッキン) | プラスドライバー、モンキーレンチ、ピンセットまたはラジオペンチ、ウォータープライヤー |
以上、
お湯が出ない症状の大半は給湯器不良ですが、現在給湯器も電気給湯器(エコキュート)、ボイラー、電気温水器、石油温水器など様々でメーカーもリンナイ、ノーリツ、パーパス等色々で号数など多種多彩な給湯器が販売されています。
給湯器廻りはなかなか皆さんご自分で修理するのは難しいでしょう。
基本は専門の水道業者に依頼する事をお勧めします。