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水漏れって時と場合によっては、本当にびっくりしますね。
パニックにならないほうが珍しい?いや確かにそうですね。
多少でもこんな経験をしている方なら、少しは落ち着いて対応出来るかもしれませんが、初めての経験ではそうもいかないでしょう。
しかし皆さんでもこんな時に、パニックにならない様にする方法はあります!
それはいざという時の、応急処置や対処方法を知っていればいいのです。
“でも水道を直す知識なんてないのに、そんな事って出来るの?”多くの皆さんはそう思ってしまうでしょう。
しかし直すのは二の次です。
まずはとりあえず、水を止める事を考えるのです。
まず水を止める事が出来れば、その後直せばいいのですね。
直すのはご自分で出来るようであれば、その後直せばいいですし、直せない様なら専門の水道業者を呼んで、直してもらえば良いのです。
まずは水漏れの被害を最小限に抑える為にも、水を止める事が第一です。
今回ここではそんな緊急事態でも、皆さんがパニックせずに水漏れに対処出来る方法をご説明しましょう。
目次
水漏れが起きた時に、まず行なう事は「水を止める事」です。
単純に考えればとても簡単な事ですが、これが中々出来ません。
しかしその方法を知っていて、日頃から確認準備が出来ていれば、すぐ行動に移す事が出来るでしょう。
しかしその前に一番行なって欲しいのは、“落ち着く”事ですね。
まず気持ちを落ち着けなければ、せっかく水漏れの応急処置を覚えても、それをすぐに行動に移す事が出来ません。
まずは落ち着いて行動する事を考えて、慌ててケガをしたりしない様、充分に注意して下さい。
皆さんのお宅には、必ず全ての水を止める事の出来る、大元の栓(元栓)があります。
建物の造りによっては、若干例外もありますが基本、戸建て住宅でも集合住宅でも、どこかにあるはずです。
ではその元栓についてですが、元栓は通常、水道メーターと一緒にメーターBOXの中か、PS(パイプスペース)の中に設置されています。
ただし例外もありますので、特に集合住宅にお住まいの方は、大家さんもしくは管理会社、不動産屋さん等に確認すると良いでしょう。
戸建て住宅の場合、メーターBOXは地面に設置されている事が多いです。
メーターBOXは、青色や黒色の樹脂製や金属製の、長方形のフタを開けてみると、中に水道メーターがあり、その左右に開閉バルブ(止水バルブ)が取り付けられています。
メーターBOX内は長年放置していると、雨水等で土砂が流れ込んで、フタを開けるとバルブや水道管が、土の中に隠れてしまっている場合があります。
水道メーター自体は、定期的に水道局の検針員の方が、数字を確認しに来ているので、大体は見える状態にはなっているとは思いますが、バルブが土に埋まってしまっている事は多々あります。
メーターBOXの中に取り付けられている開閉バルブ(止水バルブ)は、地域によって、円型の回して開閉するハンドルタイプであったり、棒状で左右に倒して開閉するタイプであったり、ツマミコック式で90度回転させ開閉するタイプなどがあります。
メーターBOXの設置場所は、主に正面玄関付近、駐車スペース、勝手口付近あたりです。
基本、住宅の敷地内に設置されます。
地面がコンクリート等の場合は、見つけやすいかもしれませんが、地面が土の場合は、たまたま検針後の大雨で土が被って、隠れてしまっている事もあるかも知れません。
まずはご自分で探してみて下さい。
集合住宅の場合では、地面にメーターBOXが設置されている場合と、PS(パイプスペース)内に設置されている場合があります。
通常、アパートや世帯数の少ないマンション等ですと、1階部分の地面にメーターBOXが設置されている事が多く、1階の各部屋入口付近に、上階部屋と2つずつ並んで設置されている場合や、1階地面の1ヶ所のスペースに、全部屋のメーターBOXを並べて設置している様な場合もあります。
またその建物の立地によっては、2階部分に設置されている様なケースもあります。
世帯数の多いマンションや団地等の集合住宅では、玄関入り口横(屋外)に設けられたPS(パイプスペース)内に、ガスメーター等と一緒に設置されている場合が多いです。
開閉バルブ(止水バルブ)はメーターBOXと同様で、円型のハンドルタイプ、棒状のコックタイプ、90度回転のツマミコックタイプが、メーター横もしくはその近辺に取り付けられています。
ただしPS内の場合、一部屋に対して1ヶ所のPSとは限らない場合があります。隣の部屋と2戸で1ヶ所のPSの場合もあれば、1ヶ所のPS内に3戸~4戸の水道メーターと元栓がまとめて設置されている場合もあります。
この様な場合は、慌てて元栓を閉めたら、お隣の部屋の元栓を閉めてしまったという事も珍しくありません。
ただこの様な所では通常、元栓バルブに部屋番号の表示札がかけてあったりと、一目見て分かる様になっているはずですが、中には表示が全く無かったり、表示札が無くなってしまっていたりする所もあり、まれに表示札が間違って逆に付いている事もある様なので、
無用なトラブルを避けるためにも、事前に確実に確認しておくと良いでしょう。
その他PSには、各お部屋の元栓以外にも、メイン水道管の止水バルブ(これを閉めると他の階や他の部屋の水道が、止まってしまう事があります。)や、給湯器が設置されていると、給湯器用の給水止水栓、ガスメーターが設置されていると、ガスの元栓などもあるので、間違えて閉めない様に注意して下さい。
設置場所 | 止水バルブ | |
---|---|---|
戸建住宅の場合 | 屋外メーターBOX (地面に設置) フタは青や黒で樹脂製か金属製 |
ハンドルタイプ コックタイプ |
集合住宅の場合 | 屋外パイプスペース内、又は 屋外地上にメーターBOX |
ハンドルタイプ コックタイプ |
表は左右にスライドします。
また集合住宅によっては、個々に水道料金の支払いを行なわず、大家さんが一括で支払い、住人の方々には家賃の中に含め徴収している所もあります。
この様な場合、各部屋の水道を個別に止める元栓が、ない場合があります。
この様なケースで、各部屋に子メーターと元栓が設置されている場合もありますが、それがない場合、水道メーターと元栓は1ヶ所にしかなく、その元栓を閉めると全部屋の水がストップしてしまう事になるのです。
もし皆さんのお住まいの集合住宅で、この様な形で水道料金の支払いをしている様であれば、必ず事前に大家さんもしくは管理会社、不動産屋さんに連絡をして、いざという時の対応について、話を聞いておくべきだと思います。
以上の2点に注意して頂きたいのですが、これらの確認はご家族で事前に、実際に元栓を閉めて、水が出なくなるかのテストを行なって下さい。
その他、注意して頂く点もいくつかあります。
元栓は普段、メーターを交換する時や、水道工事(修理)で一時的に閉める時以外、あまり開け閉めをする事はありません。
その為、いざ回そうと(動かそうと)した時に、回せない場合があります。
ほとんどはバルブの内部が固着してしまっていて、回らない状態になります。
また、回るのですが女性の力では固すぎて回せない、なんて事もあります。
また、回せて閉めてみたが、完全に水が止まらない、というケースもあります。
これらも事前に確認しておく事によってわかる事なので、水漏れが起こる前に、チェックしておくと良いですね。
バルブ不良の場合は、新しいバルブに交換しなければならない事もあるでしょうが、まずは専門の水道業者に、ご相談してみて下さい。
稀に元栓付近の水道管が劣化していて、固くなった元栓バルブを無理に回そうとして、劣化した水道管からの水漏れが、ひどくなってしまう場合があります。
もしすでに水漏れがある様なら、無理にバルブをいじらずに、賃貸の集合住宅なら管理会社へ連絡し、対応してもらいましょう。
屋外だからといって安心しないで下さい。
集合住宅のPS内の水漏れでも、階下のお宅の屋内に水が落ちていく可能性もありますので、見つけたらそのまま放置せずに、早めに対処する事をお勧めします。
水まわりの蛇口や設備には、その箇所だけ一時的に水を止める、止水栓が付いている所があります。
止水栓にはいくつかの種類がありますので、まず初めにご説明しておきましょう。
ハンドルタイプの止水栓とは、水を止める部分がハンドルになっているので、手で直接開け閉めする事が出来ます。
ハンドルタイプで一番多いのは、洗濯場や屋外に取り付けてある蛇口などでよく見かける、銀色の三角ハンドルです。
これは、皆さん昔からなじみ深い蛇口のハンドルです。
最近ではハンドルの部分が、樹脂製の丸いハンドルであったり、90度回転のコック式のタイプもあったりする様ですが、これはいずれも手で直接開け閉めする事が出来ます。
ドライバータイプの止水栓とは、マイナスドライバーを使用して開け閉めを行なう止水栓です。
トイレの止水栓では、このタイプが多いかもしれません。
止水栓の先端部分にマイナスの切込みがあり、そこにマイナスドライバーを当てて回します。
以前からの物は、先端の突起部分にマイナスの切込みがある物が多かったですが、最近では平らな部分に、マイナスの切込みが入っている物もあります。
また切れ込みの入った回転させる部分だけ、樹脂素材になっている物もあります。
偏心管とは、壁付タイプの混合水栓の壁と蛇口本体を繋いでいる、2本の脚の部分を言います。
通常ハの字になっている偏心管は、正面から見て右側が水、左側がお湯です。
この偏心管の正面から見た一部分に、マイナスドライバーを当てて開け閉めする止水栓部分があります。
蛇口によって付いている物と、付いていない物があるので、壁に取り付けられた混合水栓全てに、その機能が付いているわけではありません。
比較的、シングルレバー混合水栓には付いている物が多いですが、2ハンドル混合水栓では付いていない物のほうが多いです。
壁付の混合水栓であれば、台所、浴室、洗濯場を問わず蛇口によっては付いている事がありますので、確認してみて下さい。
各水まわりに取り付けられている、止水栓についてご説明します。
ただしあくまで一般的な物であって、皆さんのご家庭が必ず当てはまるとは限りませんので、どうぞこれを参考に、ご自分の家の止水栓の有無や、その状況を確認してみて下さい。
トイレでは、便器タンクの種類、形状にもよりますが基本、止水栓は便器、タンク横の壁、もしくは床に取り付けられています。
ハンドル式の止水栓も取り付けられていますが、多くはドライバー式の止水栓でしょう。タンクがカウンター内に隠れたタイプですと、止水栓もカウンター内に隠れている場合もあります。
(3点ユニットバスタイプで、タンクがカウンター式になっている場合、洗面台下にトイレの止水栓がある場合もあります。)
またウォシュレット等の温水洗浄便座を使用している場合、古いタイプの温水洗浄便座では、止水栓上に取り付ける分岐金具に、温水洗浄便座専用の止水栓が組み込まれている場合があり、トイレ用の止水栓と間違えてしまう場合もあります。
もし温水洗浄便座をご使用の場合は、必ず分岐栓と止水栓の確認をして下さい。
台所の蛇口が、壁に取り付けられているタイプの場合、単水栓であれば高い確率で蛇口に付いていません。
混合水栓であれば先ほどご説明した様に、偏心管部分に止水栓が付いている場合もあります。
(2ハンドル混合水栓の場合は少ないですが、シングルレバー混合水栓の場合は、多くの蛇口に止水栓は付いています)
蛇口が台の上に取り付けてあるタイプの場合、止水栓は蛇口の下、シンクの収納内に設置されている場合が多いです。
しかし必ず取り付けられている訳ではありません。シンク下の収納内を見た時に、単水栓なら1本の給水管、混合水栓なら給水と給湯の2本の管があれば、そこに止水栓が取り付けられている可能性は高いです。
給水管は、収納内の壁から出ている場合と、床から出ている場合があるので、止水栓も、それに合わせて壁に取り付けられている場合と、床からの立ち上がりの管に取り付けられている場合があります。
止水部分はハンドル式もあればドライバー式もあります。
またシンク下の収納に、給水管が見当たらない場合、通常シンクの裏側に給水管は隠れています。
もし収納内を見た時に、奥の壁に開閉する点検口が付いていれば、その板を外す事によって、給水管が目視出来る場合もあります。
そして場合によっては、そこに止水栓が取り付けられている事もあります。
洗面所では洗面ボウルのみの場合でも、洗面化粧台でも基本、ほとんどの蛇口は台付だと思いますので、止水栓はその下の給水管に取り付けられている事がほとんどです。
洗面化粧台の場合は台所シンクと同様に、洗面ボウル下の収納内を見て下さい。
給水管も台所シンク同様に、壁出しと床立ち上げがありますので、止水栓もそれに合わせて取り付けられています。
止水部分はほとんどが、ハンドル式かドライバー式です。
浴室では、蛇口が壁に取り付けられているタイプの場合、シングルレバー混合水栓とサーモスタット混合水栓には、偏心管に止水栓が付いている事が多いですが、単水栓や2ハンドル混合水栓の場合は、あまり付いている事はありません。
また台の上に取り付けてある蛇口でも、蛇口自体に止水栓が付いている事は少なく、下に繋がる給水管、給湯管も露出しているケースは少なく、点検口を開けて給水管を目視出来たとしても、止水栓が取り付けてある可能性は低いです。
よって浴室内の蛇口の場合、壁付の一部の蛇口を除いては、水が止まらなくなった場合、基本的には元栓を止めるしか方法がありません。
洗濯場ではほとんどが壁付の蛇口でしょうが、2ハンドル混合水栓には、偏心管に止水栓が付いているタイプはあります。
しかし単水栓では、ほとんどの蛇口に止水栓は付いていないでしょう。
設置場所 | 止水バルブ | |
---|---|---|
トイレ | 壁 又は床 (カウンタータンク内や便器の化粧カバー内に隠れている場合有り) |
ハンドルタイプか ドライバータイプ |
台所 | シンク下収納内(台付蛇口) 蛇口偏心管部(壁付蛇口) |
ハンドルタイプか ドライバータイプ |
浴室 | 蛇口偏心管部(壁付蛇口) (台付蛇口の場合は付いてない方が多い) |
ドライバータイプ |
洗面所 | 洗面台下収納内 又は洗面ボウル下 |
ハンドルタイプか ドライバータイプ |
洗濯場 | 蛇口偏心管部 (壁付蛇口) |
ドライバータイプ |
表は左右にスライドします。
止水栓は、ハンドル式についてもドライバー式についても基本、注意点は同じような事になります。
止水栓はハンドル式でもドライバー式でも、ハンドルやバルブが固着してしまっていて、回らない場合があります。
もし回らない場合は、絶対に無理に回さないで下さい。
万一無理に回した場合、給水栓や止水栓が破損して、新たな水漏れが発生する場合がありますので、くれぐれもご注意下さい。
蛇口からの水漏れの場合、水漏れが起きても被害となるのは、水道料金だけです。
出しっぱなしになっていても、家財や階下の部屋へ被害が及ぶ事は、あまりありません。
しかし止水栓が破損したり、給水管が破損したりした場合は、漏れだした水が床や階下に流れ出す危険があります。
特に注意が必要なのは10年以上使用している止水栓の場合です。止水栓は化粧管という銀色の接続管で壁中や床下の水道管と繋がっています。この化粧管が経年劣化によって脆くなり、折れやすくなります。無理に力を入れて、この化粧管が折れてしまったというケースが数多くありますので、10年以上使用している止水栓はくれぐれもお気を付けください。
ハンドル式止水栓の場合
基本ハンドル式は、手で回して下さい。
女性の方の力で回らない場合は、男性の方に回してもらいましょう。
もし回らない場合は、片手で止水栓全体をしっかり押さえて、もう片方の手で回してみます。
手の力だけで回らない場合、出来れば工具等を使用して回す事は、避けた方が良いでしょう。
この場合、必要以上に強い力が加わって、壁の中や床下の給水管を折ったりしてしまう事もありますので、無理は厳禁です。
ドライバー式止水栓の場合
ドライバー式止水栓の場合は通常、マイナスドライバーを使用するので、回らない場合でもあまり無理な力を加える事は出来ません。
ただし無理をすると、先端のマイナスの切れ込み部分が少しずつ破損してしまいます。
先端が広がる事によって、だんだんマイナスドライバーでは回しづらくなってしまいます。
これも注意したいところです。
止水栓で水を止める事が出来ない時は、無理せずに元栓で止水を行なって下さい。
という場合があります。
この場合のほとんどは、止水栓のスピンドルに取り付けている、三角パッキン(上部パッキン)の劣化によるものです。
長年動かしていなかったバルブを回したために、固くなっていたパッキンが削れてしまい、水漏れが起きる事があります。
この場合は三角パッキンを交換する事で直せる場合もあります。
止水栓が回って閉める事が出来たのに、水が止まらないという場合、とりあえず元栓にて水を止めて下さい。
止水栓を回しても、完全に水が止まらない事は、よくある事です。
普通は、止水栓内のコマパッキンが劣化していて、止まらない事がほとんどです。
要は2ハンドル蛇口や単水栓などの水漏れと同じ様な原因が起きているのです。
よって元栓を止めて、止水栓のコマパッキンを交換すれば、ほとんどは止水栓で止められるようになるでしょう。
ここまでご説明した様に、水漏れ時の緊急対応の一番は、元栓、止水栓で水を止める事でした。
もし水漏れ時にご家族など、複数の方がいらっしゃるようでしたら、被害の状況に応じた対応をされると良いでしょう。
もし水漏れが蛇口等でない場合、シンクなどで水を受ける事が出来ないので、止水されるまでの間、水漏れ箇所を直接タオルでおさえたり、床に落ちる水をバケツや洗面器、お鍋等の容器で受けたり、床に広がる水をバスタオルや新聞紙で吸ったり、という行動が出来れば、被害を少しでも食い止める事が出来ると思います。
ペットを飼われているお宅では、ペットシートなどを水まわりに常備しておいても良いでしょう。
とりあえず水を止める事が出来ました。
元栓で止水した場合は、全ての水、湯が出なくなってしまいますので、悠長にはしていられません。
次に考える事は「ご自分で直せるのか?」、「専門の水道業者に連絡するのか?」です。
サービス内容 | 作業料金 | |
---|---|---|
水漏れ修理 蛇口交換 |
調整作業等(パッキン交換含む) | 4,000 |
スピンドル・スパウト等部品交換 | 5,000 | |
単水栓(壁付)交換 | 6,000 | |
各種混合水栓交換 | 7,000~ |
表は左右にスライドします。
ご自分で直す場合は、以下の物が必要となります。
これらは水漏れの知識にもよりますが、あらかじめ準備しておかなければならないでしょう。
出来ればこの3つの他にも、④修理に必要な経験、があれば良いのでしょうが、これは中々経験できるものではないでしょう。
年配の方ですと、昔はパッキン交換くらいならご自分で行なっていたと言われる方も結構いらっしゃいますが、皆さんでもまず、ご自分で修理を行なうのであれば、パッキン交換くらいの物が一番安全でしょう。
部品も三角パッキンやコマパッキンくらいなら、あらかじめ購入して準備しておく事は可能ですね。
知識についてはネット等検索すると、最近では簡単にそんな情報も見る事が出来ます。
このコラム自体、皆さんにその様な目的で読んで頂けたらと、色々な内容の情報をご説明させて頂いています。
ただしご自分で修理を行なう場合は、ご自分で可能な範囲で、充分注意して行なって下さい。
緊急水道工事会社の場合24時間対応、365日年中無休というところも数多くあります。
夜中の急な水漏れやトイレのトラブル、何年に一回はこんな日が来る事もあるでしょう。
朝まで待てない、今すぐ来て!助けて~!こんな不安な心境になった時、すぐに駆け付けて修理してくれるなんて、なんと心強い事でしょう。
ただ、起こる水道トラブルは必ず同じ内容とは限りません。
深夜ですと日中より交通状況は混雑していないでしょうが、稼働している作業員の数が少なかったりタイミングによってはすぐに来れない事もあるでしょう。
水道の修理もトラブルの状況によって作業が30分位で終わる場合もあれば、2時間以上かかってしまう様な場合もあります。
最近では、あえて深夜・早朝に来てもらわなくても朝になってから来てもらえば問題ないという方も多くなったように感じます。
またトラブルが起こってから慌てて業者を探すのではなく、日ごろからスマホで検索して何社かピックアップしておくか、ご近所さんやママ友などから依頼した事のある業者の情報を聞いてどこの会社が良かったか等の情報収集をする事も大切ですね。
集合住宅に住んでるようならマンションの管理人さんに聞いてみるのも良いですね。
また水道業者によっては、24時間365日対応はしてくれますが、その場合、深夜、早朝の追加料金がかかる場合もありますのでしっかり確認しておくと良いでしょう。
サイトや広告を見ていると、ほとんどと言っていいほど水道局指定工事店の表記がありますよね。
最近では、水道局指定工事店の表記が無い業者の方がめずらしくなりました。
水道局指定工事店とは、皆さんの水道工事、下水道工事を行う場合、簡易的な修繕を除いてその地域の自治体で指定した水道工事業者が行わないといけないという条例があります。
水道局指定工事店とは、その自治体に認可指定された工事業者の事です。
通常、各自治体の認可は修理会社が各水道局に申請をして問題がなければ指定工事店となります。
簡単なパッキン交換やつまりの除去等は指定工事店で無くても対応して大丈夫ですが、大掛かりな配管工事などの場合は指定工事店に依頼しないといけません。皆さんが修理会社を呼ぶ際に一つのポイントにしてみてはいかがでしょうか。
ただし、別の見方をすると、指定工事店だからと言って、皆さんが納得する作業を行ってくれるとは限りません。
緊急時にボッタクリにあわないためにも、安い料金表示にまどわされず、皆さんの冷静な判断がとても重要となります。
広告やサイトを見る限り、どこの業者も同じようでわからない。
ご近所の評判も聞いてみても水道トラブルの内容が違えば当然修理の料金は違うだろうしと迷ってしまいますよね。
こんな時、決め手となるのは皆さんの人を見る目しかないのではありませんか?
実際に、出張料、見積が無料の業者を呼んで来たスタッフを見て話して決めるのが一番でしょう。
この人なら安心してまかせられるのか、これだけわかりやすく説明してもらえれば安心して頼める。
それでも不安であれば、2~3社の水道業者に来てもらい相見積りを取りつつ原因や作業内容を説明してもらいます。
※業者によっては作業の見立てが違う場合もあります。
あとは、各社の出した見積金額で決めるのか、多少高かったけど来てくれた業者のなかで対応が良かったと感じたところに決めるか、最終判断は皆さん次第です。
どんな状況であっても、必ず納得のいく業者に修理してもらうようにして下さい。
また修理後に何か不具合があった場合、アフター対応をしっかりしてくれる業者が良いですよね。アフターサービスについては見積書をもらうタイミングで確認しておくと良いでしょう。
特に作業が終わって何かあった際に、対応がらっと人が変ってしまうような業者には2度と依頼したくないものですよね。
水漏れ修理業者は基本、家の水回りに関しては全面的に対応できるはずでしょう。
上記の様な、一般的な水回りのトラブルに関しては、たいていの水道業者なら対応できるでしょう。
ただし、つまりの除去は行なってるが高圧洗浄はないので軽度な詰まりしか対応できない業者も中にはいらっしゃるようです。また部品を交換する必要があるけど、その部品は取寄せが必要で、すぐに直すことが出来ないケース等もあります。
その辺りはご自宅のトラブル状況に応じて、電話で対応が可能そうか確認してから依頼すると良いでしょう。
屋内外での水栓からの水漏れの場合、それぞれの蛇口によって次のような修理を行ないます。
単水栓のハンドルを閉めても水漏れする場合は、主にハンドルの部品を交換します。
スパウト(可動する吐水口の根本)から水漏れする場合はパッキンまたはスパウトを交換します。また多くのご家庭では、水のみが出る単水栓を使用している事が多いですが、築年数の古いご家庭の台所や洗面所などでは、今でも水とお湯の単水栓が1個ずつ取り付けてある場合もあったりします。
一般的な単水栓は金属の三角ハンドルが主ですが、中には2ハンドル混合水栓と同様のアクリルハンドルを使用している物もあります。
ハンドルによって若干、用意する部品や作業工程の違いはありますが、基本それ以外に大きな差はありません。
ただし、洗濯場に関しては、洗濯機専用蛇口の使用が多くなっており、この蛇口の場合はコック式の90度開閉バルブである事が多いです。
この専用蛇口は洗濯機が動いてる最中に突如給水ホースが外れても緊急止水弁が作動して自動的に水が止まる仕組みとなっていて安心です。
しかし、コック式水栓のハンドルを閉めても水が止まらなくなった場合は、パッキン交換では直す事ができず、専用の開閉バルブユニットを交換しなければならない事がほとんどでしょう。
この様に単水栓といえどもパッキン交換だけでは、水漏れが直せない場合もあります。
単水栓の修理料金(修理業者の相場) | 作業工賃 | |
---|---|---|
単水栓の水漏れ修理・交換 | コマパッキン交換 | 3,000~5,000 |
ハンドル部品(1箇所)・スパウト等の部品交換 | 6,000~8,000 | |
単水栓の交換 | 8,000~12,000 |
表は左右にスライドします。
現在、皆さんのお宅では、台所、浴室、洗面所等では1つの蛇口で水とお湯の両方が出る混合水栓が主流となっていますね。
お家によっては洗濯場の蛇口も、混合水栓になっている事もあるでしょう。
ただし混合水栓にも何タイプか種類があります。
昔から各場所で主流だった蛇口は、水とお湯のハンドルが付いていた2ハンドル混合水栓です。
屋内のリモコンで操作できるガス給湯器が主流となる前は、水とお湯のハンドルを両方開いて湯温を調整していましたが大変でしたね。
このタイプの蛇口は水漏れが起きた時には、左右2ヶ所のハンドルを外して、コマパッキンまたはハンドル部分の部品を一式交換する事で直る事が多いでしょう
でも近年の新築住宅では、この2ハンドル混合水栓が使用されることも少なくなり、台所や洗面所では、シングルレバー混合水栓、浴室ではサーモスタット混合水栓が主流になっています。
1.シングルレバー混合水栓
シングルレバー混合水栓は、湯水の出し止め、湯水を切り替える機能は、全てレバーハンドル下に内蔵されたカートリッジユニットと言う部品1つで行なわれています。
シングルレバー混合水栓の水漏れが起こったら、このカートリッジを交換して直る場合が大半です。
ただし、カートリッジは蛇口によって取り付けられる物が決まっています。
同じメーカーの物であっても、必ずその蛇口に対応したカートリッジに交換しなければなりません。
カートリッジの部品代は水栓によってかなり差がありますが、おおよそ4,000円台から10,000円ぐらいといった所でしょうか。
2.サーモスタット混合水栓
サーモスタット混合水栓は、基本水漏れの場合は湯水の出し止め、シャワーとカランの切り替えと連動している、切替開閉バルブユニットがそのほとんどの原因となり切替開閉バルブユニットを交換します。
このバルブユニットも蛇口によって、取り付けられる物が決まっています。
バルブユニット(温度調節ユニット、開閉バルブ部)の部品代もそれぞれ4000円~10,000円くらいになる事が多いでしょう。
以上のように、シングルレバー混合水栓やサーモスタット混合水栓は、簡単なパッキン交換で直せる蛇口ではないのがご理解いただけたでしょうか。
混合水栓の修理料金(修理業者の相場) | 作業工賃 | |
---|---|---|
部品、水栓の修理・交換 | ||
湯・水(2箇所)のハンドル交換 | 10,000~14,000 | |
カートリッジ交換 | 8,000~10,000 | |
温度調整ユニット・開閉バルブ交換 | 8,000~10,000 | |
混合水栓の交換 | 12,000~16,000 |
表は左右にスライドします。
※蛇口の劣化状態や設置箇所の状況によって異なる場合はあります。
屋内外に設置されてる排水周りから水漏れや詰まりが起こった場合は、各箇所によって次のような修理を行ないます。
台所から排水栓周りで水漏れが起こった場合、以下の修理を行なう事が多いでしょう。
1.シンクの穴開き
古くなったシンクは穴が空く事があります。穴が空いてしまったらシンク自体を交換する必要がありますが、応急処置としてコーキングと言う処理で穴を塞ぐことがあります。ただ一時的な補修の為、コーキングが剥がれて漏れだす可能性があります。
2.排水栓と接続部の設置部分から漏れ
排水栓部分のパッキンか排水栓不具合で漏れます。パッキンを交換するか排水栓自体を交換します。排水栓自体の部品代は、ミニシンク用の物で3000円前後、通常のシンク用の物で6000円前後くらいが多いでしょうか。
現在ではシンクの取り付け穴は規格が統一されていて、主に3つのタイプに分かれてます。この取り付け穴の大きさと排水タイプが合えば他のメーカーの排水栓でも取り付けられますが、古い戸建てや集合住宅の場合は規格統一される前の物が設置されてる事もあり、現行のメーカーが出してる商品では対応できず、稀に排水栓の交換が出来ない場合もあります。
3.蛇腹ホース辺りの水漏れ
接続してるナットが緩んだり、パッキンの劣化で接続部辺りから漏れします。また長年使用していると蛇腹ホースが劣化し何かの拍子に破損する事もあります。
台所排水周りの修理料金(修理業者の相場) | 作業工賃 | |
---|---|---|
台所排水栓周りの水漏れの修理 | ||
コーキング処理(小範囲) | 6,000~8,000 | |
パッキン交換(排水栓) | 8,000~12,000 | |
排水栓交換 | 12,000~15,000 | |
蛇腹ホース交換 | 6,000~8,000 |
表は左右にスライドします。
ただし、古くなった設備を外す場合、状況によっては他の箇所も一緒に交換しないといけない事もあります。
洗面台下の排水は、基本洗面器から床の間に取り付けられているSトラップパイプか、洗面器から壁の間に取り付けられているPトラップパイプのどちらかが使われてる事が多いでしょう。
パイプの素材は金属製の物と、樹脂製の物がありますが、現在の置き形洗面化粧台では、樹脂製のパイプが主流になっています。
もし交換する場合は基本、排水口の穴径と機能が同じ物を取り付けます。
金属製の物であれば、排水口の穴径の種類は多くない為、外国製や一部メーカーの製品でない限り一般的な汎用製品で交換可能です。
ただし、先述したよう洗面化粧台によっては、一般的な製品で交換可能な物もあれば、同等品をメーカーから取り寄せなければならない場合もあります。
排水トラップの部品代は、樹脂製トラップパイプですと4,000~15,000円くらい、金属製トラップパイプですと10,000~25,000円くらいが一般的です。
金額に大きな差がありますが、これは通常、排水口の栓のタイプがゴム栓タイプですと金額は安く、ポップアップ式やワンプッシュ式になると、金額は高くなります。
修理や交換を依頼する場合、排水管の種類や状況をご自身で見ておくと良いでしょう。
洗面所排水周りの修理料金(修理業者の相場) | 作業工賃 | |
---|---|---|
水漏れの修理 | ||
軽作業(増し締め等) | 4,000~6,000 | |
トラップパッキン交換 | 6,000~8,000 | |
S・P排水トラップ交換 | 10,000~15,000 |
表は左右にスライドします。
台所、浴室、洗面所、洗濯場等の排水詰まりのケースをご紹介します。
まず排水口に近いトラップ内での詰まりの場合、トラップの分解清掃で詰まりの原因となるゴミ、汚れを取り除き除去するか、ローポンプ等の加圧器具を使用して詰まりを除去します。その際に併用して業務用の洗浄剤を補助的に使用する場合もあります。
たまに古い建物等に伺うと、分解出来ないトラップに遭遇する事もありますが、その場合もローポンプや洗浄剤等で対応します。
排水口詰まりの修理料金(修理業者の相場) | 作業工賃 | |
---|---|---|
排水口の詰まり除去 | ||
洗浄剤作業 | 3,000~5,000 | |
トラップの分解・清掃 | 6,000~8,000 | |
ローポンプ作業 | 8,000~10,000 |
表は左右にスライドします。
台所、洗面所で、トラップパイプや蛇腹ホースよりも先の床下や壁内の下水管で詰まりが発生している場合や浴室、洗濯場のトラップ内よりも先の下水管で詰まりが発生している場合で加圧ポンプを使用しても詰まりが除去出来ない時は、下水管内に直接トーラー機と呼ばれる機材でワイヤーを挿入して詰まりの除去を行ったり、高圧洗浄機で排水管内の詰まり原因を除去して直す事もあります。
通常、水道の修理会社は、その時の詰まりの状況に合わせて、専用の道具を用意し、詰まりを除去していくものです。
また下水管内は目視する事が出来ない為に、詰まりの状況に応じては、排水管自体のトラブルのケースもあり専用の管内カメラを使用して、状況を確認する事もあります。また管内カメラは、詰まってる状態で排水管に挿入しても管中の状態がハッキリ見えずあまり意味をなさない事が多いです。そのため、基本は詰まりを除去した後に使用する道具と覚えておきましょう。
下水詰まりの修理料金(修理業者の相場) | 作業工賃 | |
---|---|---|
下水の詰まり除去 | ||
トーラー機 | 10,000~25,000 | |
高圧洗浄機 | 15,000~30,000 | |
追加作業時間(0.5h)/距離(1m) | 各3,000~5,000 | |
カメラ調査 | 15,000~30,000 |
表は左右にスライドします。
上記の表は、緊急の水道修理会社の最低相場と思ってください。
トーラー機は手動と電動の物がありワイヤーの太さなども違ったりします。高圧洗浄機も電気式、エンジン式、車に積んで稼働させるような高圧洗浄車のタイプがあります。
詰まり原因、除去に使う機材、作業時間や排水管の距離等によって大幅に変動しますので、必ず見積り時にどういう機材を使って作業を進めるのかしっかり確認しましょう。
トイレでの水漏れは、タンクがあるタイプではタンク内部品の不良か、タンク外の設備不良による水漏れが考えられます。
タンク内部品は通常、給水弁、排水弁、レバーの3点が主です。
ちなみに給水弁はボールタップやダイヤフラムという部品で、排水弁はフロートバルブや排水弁(排水弁という商品があります)という部品です。
良くある組み合わせは「ボールタップ、フロートバルブ、レバー」か「ダイヤフラム、排水弁、レバー」というのが主な組み合わせになります。
※それとタンク内にはサイフォン管(オーバーフロー管)という部品もあります。
これらの部品に不具合が起きると、タンクの中や便器内に水が流れっぱなしになります(状況によってはタンク内で噴き出した水が、タンク外に漏れだす場合もあります)
基本、このタンク内部品を交換する事によって、大体の水漏れを直す事が出来ます。部品代はボールタップ、フロートバルブ、レバーであれば3点合わせても12,000円~20,000円くらいでしょう。
しかし温水洗浄便座と一体型になっているタンクやカウンター型で中にタンクが内蔵されているタイプでは、互換性が無い物がほとんどで決まった部品を手配しないと直せないでしょう。また古い部品によっては、部品自体製造が終了していて修理が出来ないトイレもあります。その場合、タンクだけを交換する事はできない為、便器とタンクを一式交換しなければなりません。
また最近多くなってきた、タンクレストイレの場合も簡単に部品交換で直せるわけではありませんので、ご注意下さい。
トイレの修理料金(修理業者の相場) | 作業工賃 | |
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タンク内の水漏れ修理 | ||
調整作業 | 4,000~6,000 | |
タンク内部品交換 | 6,000~8,000 |
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トイレではタンクの外側や、便器まわりからの水漏れする事もあります。
症状として多いのはタンク下、タンク横給水管からの水漏れです。
これらの水漏れは基本、給水管の接続金具やトイレの接続パッキン不良によるものが多いです。タンク自体が割れて水漏れするケースは稀なので、通常は修理で直す事ができるでしょう。
原因にもよりますが給水管からであればフレキ管やパッキンを交換、タンク下からならタンクを脱着して密結パッキンを交換する事が多いでしょうか。
その他にも、温水洗浄便座(ウォシュレット等)から水漏れが発生する事もありますが、この時に付根に溜まる事から便器の付け根からの水漏れしてると間違えてしまう方も多くいらっしゃいます。
便器の排水の接続部からの水漏れは、古いトイレで便器がグラグラ動いてしまう時や詰まりが発生した時に起こる可能性があります。
タンク回りの修理料金(修理業者の相場) | 作業料金 | |
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タンク下から水漏れ修理 | 密結パッキン交換(脱着費含) | 12,000~15,000 |
給水管の修理 | フレキパッキンの交換 | 3,000~5,000 |
フレキ管作成・交換 | 6,000~8,000 | |
温水洗浄便座の交換 | 取外し、取付け、分岐接続作業 | 10,000~15,000 |
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皆さんが遭遇しやすいトラブルの一つがこのトイレ詰まりでしょう。排泄物や紙詰まりであれば薬剤と専用器具での除去、異物を落としてしまったような状況では便器を脱着するのが主な修理方法となります。また排水管が詰まってるのが原因でトイレに影響が出る事もあります。
トイレが使えないのは生活する上でかなり困る状況でありますが、こういう時こそ修理業者に気をつけて下さい。
トイレ詰まりの修理料金(修理業者の相場) | 作業料金 | |
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トイレつまり除去 | 薬剤作業 | 3,000~5,000 |
専用器具使用 | 7,000~10,000 | |
便器脱着作業 | 15,000~25,000 |
表は左右にスライドします。
給水、給湯設備とは何?と思う方も居るかもしれませんので説明いたします。
主に水道メーターの所から各水回りと接続してる給水・給湯管や給湯器や電気温水器(エコキュート等)の事です。
給湯器や電気温水器(エコキュート等)の本体内部からの水漏れの場合、簡単に修理を行なうのは難しいでしょうが、接続している配管からの水漏れであれば、修理業者でもすぐ直せる事が多いでしょう。
給湯器の本体不良の場合は、製品を作ってるメーカーのメンテナンスによる修理が必要な場合も多いですが、接続してる配管からの水漏れであれば、水道修理業者に依頼すれば早急に対応できるでしょう。
以上の様に水漏れ修理会社が行なってくれる水まわりの修理は、水漏れや詰まりなどの違いや、その水まわりの場所や症状によっても様々ですね。
また増し締めやパッキン交換などの簡単な修理で直る場合もあれば、メーカーから部品を取り寄せて行なうような少々時間がかかる修理まであります。
そして修理が無理な場合は、蛇口の交換、台所流し台や洗面台の交換、お風呂の改修、トイレの一式交換、給湯設備の交換、給水・給湯管の引き直しまで多岐に渡ります。中には壁や床のリフォーム工事も行なえる修理業者もいるので、リフォームを悩んでる場合は相談してみるのも良いでしょう。
修理業者に見積りをもらって説明を受けたけど、ちょっと疑問に感じたり悩むようなら必ず他の業者に電話で問い合わせるか相見積りを取りましょう。
水栓金具(蛇口)を出してる一部メーカーの中には、部品交換は全て自社メーカーメンテナンス対応品がある為、一般の水道業者が行っても対応出来ない物があります。またユニットバスで良く使われてるワンプッシュ排水栓が戻らないまたは閉まらないような状況は、多くの場合でメーカーメンテナンスでないと対応ができない事が多かったりします。
設備が古く、専用部品でしか修理等の対応が出来ない製品で、廃盤品や生産終了部品でしか対応出来ないものに関しては、対応出来ない可能性が高いです。
その場合はメーカーでも対応が難しい為、メーカーでも修理会社でも設備の交換になるでしょう。
洗濯機や食洗機などで電気系統に異常がある場合は、基本的に水道業者では対応出来ません。
またタンクレストイレの機能部や給湯器の内部の電気系統もメーカーでないと対応できない可能性が高いでしょう。
結論から先に言ってしまうと、そのトラブルの状況、設備の状態によって作業にかかる時間ははっきりわかりません。
水道工事業者に見てもらい、作業内容とともに、作業にかかる時間もおおよそどの位なのか、聞いてみると良いでしょう。
作業は、数十分の軽作業から数時間かかる作業、またトラブルの内容によっては、数日間かかる工事が必要になる場合もあるでしょう。
ただし一般的な修理作業の場合、おおよそかかる時間は以下の通りです。
よほどのトラブルがない限りはすぐ終わるでしょう。
※固着していて蛇口の取外しが難航したり、給水管や給湯管回りも交換しないといけない場合は時間が掛かる事もあります。
汚水が便器いっぱいに溜まってる場合、そのまま作業すると飛び散る恐れがあるのでバケツ等に汲み上げたりしてから作業を行なう事があります。
古い便器やトイレタンクが棚に隠れてるようなキャビネット型等は時間が掛かったりする事があります。
薬剤やローポンプ、分解・清掃などで直る詰まりは早めに終わるでしょう。
トーラー機、高圧洗浄機を使わないといけない詰まりは、原因によって時間が掛かりやすいでしょう。
以上はあくまでも、スムーズに解決できるような水道トラブルの場合の目安となる作業時間です。
状況によっては、これよりも作業時間が長くなってしまう事は多々あります。
また作業時間に関して勘違いしないでいただきたいのは、短いから良く長いから悪い、また、短いから悪く長いから良いという事はありません。
しかし、早くて確実な作業を行なってくれて、修理後に何の問題も起こらないのがお客様にとってそれがベストでしょう。
そう、作業料金が安くて修理時間も早かったと思ったら、水漏れしたパイプにテープを巻いた、応急処置の様な事しかしてなかったでは話になりません。
テープを巻くだけの作業が悪いわけではありませんが応急処置だけであれば皆さんでもテープがあれば、出来てしまう場合もあります。それに応急処置では根本的な解決にはなっていません。
これを、部品をすぐには用意できないからといって、とりあえずテープを巻いて水漏れの穴をふさぎ、本来の修理ができるような金額を頂くようでは、悪質なぼったくりの水道屋さん?と疑われても仕方ありません。
取寄せが必要な部品が使われていて、今すぐに用意は出来ないのでとりあえず応急処置をします、ならわかりますが…、汎用品で対応できるような蛇腹ホース等に穴が開いていて、ちょっとすぐに用意は出来ないのでとりあえず、と言うような業者は信用してはいけませんね。
近頃では、動画サイト等でも修理の仕方が紹介されていて水道業者に頼まず自分で直してしまえ、という方も多くなったと感じます。
ホームセンターも一昔前と比べて多くなっていたり、ネット販売でちょっとした修理部品も簡単に手に入るようになりました。
「水道業者に頼むよりも、安くできるから」と頑張ってしまうのは良いのですが、頑張りすぎてしまい、部品交換するつもりが余計ひどくしてしまったり、止水栓を閉めようとして壁の中の給水管を折ってしまったり、「最初から水道屋さんを呼んでいたほうが安く済んだじゃない!」なんて奥さんに怒られてしまい、せっかく「すぐ直してくれて助かった!それに安く済んだ」ってみんなに喜んでもらおうと思って大事な休みの日に頑張ったのに…こんな事が起こったりもしているんです。
全国のお父さん、ご自分で修理するのも良し、頑張って下さい。
でも頑張りすぎに注意!!ちょっと無理だなと思ったら決して迷わず、それ以上のトラブルになる前に、専門の水漏れ修理業者に連絡して下さい。
あなたの正しい判断に奥様もホっとしてくれるはずです。