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壁や床の水たまり、水道代の高額請求などで水漏れの可能性を確認したら、まずは水の流れを止めてください。
一番手っ取り早く水の流れを止める方法は、家全体の水の流れを調節する元栓を締めることです。
ただ、水は大切なライフラインのひとつ。元栓から止めてしまうと、キッチン・トイレ・お風呂など、すべての水まわりが使用できなくなってしまいますよね。最終的に業者へ水漏れ修理依頼をするとしても、業者が来るまでのあいだ水が使えないというのはつらいものです。
そのため、水漏れの初動の対応としては、ただ水の流れを止めるのではなく、自分で直す場合も業者へ修理依頼する場合も、生活に支障がない状態かつ水漏れも起きない状態にしてから行動することがポイントとなってきます。
具体的には、できる限り水漏れしている箇所を特定して、原因箇所の止水栓だけを閉める対応が理想です。
以下をご覧ください。
上記フローで進めれば、水漏れの被害を最小限に抑えつつ、ライフラインも確保した状態で、自分で直す対応や業者依頼ができるようになる可能性が高まります。
また、記事の最後では、水漏れ修理後に忘れがちな後始末や保険・減額申請についても紹介しているので、水濡れによる建物や家財の損害、原状回復費用、高額な水道料金の対策や困っているという人も必見です。
・ライフラインを維持した上で水漏れ修理を依頼できる対処方法
・自分で水漏れを直せるケース
・集合住宅に住む人が業者へ依頼する場合の注意点
・水漏れ修理を依頼する業者選びのポイント
・水漏れ修理後に忘れがちな対応や各種申請
本記事を最後まで読めば、最低限のライフラインを維持した状態で水漏れ修理を業者へ依頼ができるようになり、水漏れに関連する費用についても損や失敗を防ぐことができるようになるはずです。
水漏れで困っている人が、焦っている状況下でも正しい行動を取ることができ、水漏れ修理後も適切な対応ができることを願っています。
目次
水が流れた状態では、水漏れによるフローリングや壁の剥がれ、カビなどの住宅設備の損傷にもつながりやすいため、水漏れを確認したら、原因箇所を特定できている・できていないにかかわらず、まずは水の流れを止めましょう。
家庭での水漏れ箇所は、
・給水管:水道メータから蛇口までのどこか
・下水管(排水管):蛇口から下水管までのどこか
いずれかの箇所で起こるケースが一般的ですが、どちらで水漏れしている場合も水の流れを止めることで被害を最小限に抑えることができます。
水の流れは、以下3つの方法で止めることができます。
【水の流れを止める方法】
ただし、「原因がわかるケース」と「原因がわからないケース」では、水の流れを止めるまでのプロセスが違い、原因がわかっているかどうかで閉めるべき栓が変わってきます。
以下で詳しく紹介します。
水漏れの事実は確認できるもの、最終的に原因箇所が特定できなければ、元栓を閉めて家全体の水の流れをストップさせてください。
家のつくりにもよりますが、元栓は一般的に以下の場所に設けられています。
ただし、元栓を閉めると家全体の水の流れがストップしてしまうので、元栓を閉めるのは最終手段です。
例えば、原因がキッチンにあるのに元栓を閉めてしまうと、トイレもお風呂も使えなくなります。水は重要なライフラインなので、できる限り原因を特定しましょう。
まず水漏れが給水管からなのか、下水管からなのかを見極めます。
見極めるときは、すべての蛇口を閉めて水を使っていない状態(トイレ含む)で水道メータにあるパイロット部分を確認しましょう。
※電子式水道メータの場合は、液晶画面に右下にある「■」が点滅すると水漏れが疑われる
水道メータのパイロット部分が回転し、給水管の水漏れが疑われるのにキッチンやトイレなど、どこに原因があるのわからないときは、水まわりを1か所ずつ確認していきます。
自分で水漏れ箇所を探す方法は、以下の通りです。
地道な作業ですが、ひとつずつ確認することで原因箇所を特定できることがあります。以下に、主な水まわりごとの水漏れしやすい箇所をまとめているので、場所特定の際にお役立てください。
水道メータのパイロットが回転しているのに、各水まわりの蛇口周辺やパイプ、排水管など、目視で確認できる部分で水漏れの症状がみられなければ、目に見えない箇所で水漏れしている可能性が高い状況だと言えます。
あともう一つ、給湯器下にあるバルブを閉めて確認をしてみましょう。給湯器下のバルブを閉めてパイロットを確認した時に、パイロットが止まっていたら給湯管のどこかで水漏れが起きていると判明します。目に見えない箇所の水漏れの場合は、給湯器下のバルブだけ閉めれば各所の水は使用できて水漏れを止めることが出来ます。バルブを閉めてもパイロットが動く場合は給水部の水漏れと判明します。
原因箇所がわかっても実際に水漏れしている場所の特定ができない場合は、元栓を閉めて業者へ依頼しましょう。
業者へ依頼する人は、「水漏れ修理は基本的には業者に依頼しよう」へお進みください。
水漏れの原因箇所がわかっている、もしくは「水漏れの原因箇所を探す方法」を試して水漏れしている水まわりの場所が判明したときは、原因箇所の止水栓を閉めて水の流れを止めてください。
ひとまず、原因箇所のみ対処することで、その他のライフラインは確保しながら、水漏れの被害や影響を最小限に抑えることができます。
ただし、長年使用しておらずサビてしまっているケースや固くてまわらないときには、無理にまわす必要はありません。
無理やり止水栓をまわすことで、故障や別の水漏れ被害を招く可能性もあるので、止水栓での対応が難しいときは元栓を閉めて水の流れを止めましょう。
水漏れの原因は、水漏れ発生箇所によっていろいろありますが、結論から言うと、水まわりに関する知識のない素人が直せる水漏れの原因は以下の2つだけです。
【自分で直せる可能性がある原因】
なぜなら、自分で直せたとしても時間がかかってしまうと漏水状態が続き、水道代の高額請求につながりやすいからです。
パッキンや部品の交換など、DIYが得意な人であれば自分で対処できるかもしれません。しかし、手元に必要な道具や部品がなければ、購入することから始めなければならず、どうしても時間がかかってしまいます。
また、水まわりには細かな部品が使用されていることが多く、水漏れ箇所や原因によっては、専用の道具や専門的な技術が必要です。慣れていないと難しいケースが多く、素人が直すことで時間がかかるだけでなく、余計に被害が拡大してしまう心配もあります。
そのため、自分で直す方法は「短時間」かつ「簡単」に直せる、「異物のつまり」「ボルトやナットの緩み」の2ケースに限られるということです。
「異物のつまり」「ボルトやナットの緩み」それぞれの直し方について詳しく見ていきましょう。
排水溝などに異物がつまり、水が溢れて水漏れしているようなケースであれば、専用の道具や薬剤を使って掃除をすることで水漏れを解消できる可能性があります。
最も手軽にできるのが「ラバーカップ」を使った方法です。
◆事前にしおきたい準備
ラバーカップは、棒の先端にお椀型のゴムパーツが付いたトイレつまりを解消する道具で、排水口を覆うように密着させてゆっくりと押し込み、一気に引き上げることで排水口の奥や排水管につまった原因を解消できます。
手順は以下の通りです。
キッチンの場合は、排水トラップ(下水のにおいが逆流しないようかぶせているお椀型のパーツ)を取り外し、排水口が見える状態にしてから行いましょう。
ただし、携帯電話やおもちゃ、タオルなど、水に溶けるもの以外の固形物がつまっていることが原因の場合、ラバーカップを使用すると異物を奥へ押し込んで状況を悪化させてしまう可能性があります。特にトイレの場合は、水に溶ける異物が原因で水漏れしているケース以外では使用しないようにしましょう。
専用の薬剤を使用することで解消できる可能性もあります。
◆事前にしておきたい準備
排水溝の汚れ落としを目的とした薬剤は、ドラッグストアなどで購入できます。
手順は以下の通りです。
排水口や排水溝に薬剤を入れて漬け置きするだけなので簡単です。
水温が高いと汚れが落ちやすいので、薬剤を撒いた後は、ぬるま湯を注ぐことをおすすめします。ただし、熱湯をかけてしまうとひび割れや故障の原因となる可能性があるため、必ず50度前後のぬるま湯になるよう温度調節をしましょう。
蛇口ではなく、水栓のレバーやハンドル、接合部分、配管やパイプなどの付け根からポタポタと水漏れしているような場合は、ボルトやナットの緩みが原因かもしれません。
ボルトやナットが緩みやすい部位は、以下のような場所です。
振動などが原因でボルトやナットが緩むケースは多いので、水漏れの際には上の箇所を重点的に確認してみてください。
ボルトやナットの緩みが原因の場合、以下の手順で解消しましょう。
締め付けすぎると、力が加わることが原因で破損したり、逆に緩みやすくなったりすることもあるので、緩すぎず硬すぎずを意識して締めることがポイントです。
適当に分解してしまうと組み立て方がわからなくなり、結局業者を呼ぶことになったという失敗も多いため、自分で直せるケースに該当しない水漏れ修理については無理せず、専門の業者へ原因調査や修理を依頼しましょう。
水漏れ修理を業者へ依頼するのがおすすめな理由は3つあります。
ひとつずつ解説していきます。
費用が心配という人もいるかもしれませんが、水漏れ修理は簡単な修理であれば5,000円前後からとなっており、それほど高くはありません。
無料調査で原因箇所を特定し、修理までを行ってくれるところが多いので、水漏れの原因がわからない状態でも安心して業者に任せることができます。
水漏れ修理は、24時間365日対応している業者が多く、すぐに駆けつけてくれるケースがほとんどです。
水は、生活していく中で欠かせない大切なライフラインのひとつです。原因がわからない場合は、元栓を閉める応急処置をすることになり、すべての水栓が使えなくなるので迅速な対応が求められます。
平日しか営業していない業者だと、急なトラブルが起きても営業時間まで待たなければなりませんが、24時間365日緊急対応してくれる業者なら、万が一のときにもすぐに駆けつけて修理をしてもらえるので安心です。
業者に水漏れ修理依頼をすると、作業後1年~3年間ほど定期点検やメンテナンスを実施してくれるケースが多く、今後のトラブルを未然に防ぐこともできるようになります。水漏れ修理後にトラブルが起こっても無償で補償してくれる業者もあるので、そういった業者を選べばより安心感があります。
また、水道屋さんとの付き合いが続くことで、信頼関係も築きやすくなります。今後、水まわりでトラブルが起こっても気軽に相談できる水道屋さんがいるのは頼もしいものです。
自分で直せないケースや原因がわからないケースは業者へ依頼するのがおすすめとお話ししましたが、集合住宅の場合は、業者へ依頼する前にまずマンション管理規約などを確認してください。集合住宅の場合、マンションの管理会社を通して修理を依頼するのが一般的だからです。
以下に、集合住宅の人が業者へ水漏れ修理依頼する場合の流れをまとめています。
① 賃貸住宅標準契約書や重要事項説明書などに記載されている管理会社へ連絡する
※項目名:「管理業者」「管理の委託先」「設備等の修繕および維持管理等に関する連絡先」など
(項目や名称は契約書などによって異なる)
⇩ 連絡がつかない場合 ⇩
② 物件や管理会社紹介の緊急時向けサービス(任意)に加入していないかを確認
加入している場合は、緊急時向けサービス会社へ問い合わせる
⇩ 加入していない場合 ⇩
③ ①・②の対応で解決しないときは、自分で業者を手配して緊急対応
※領収書を必ず保管し、後日①記載の管理業者へ連絡する
管理会社によっては年末年始や祝祭日に連絡が取れないこともあります。ただ、緊急性の高い水漏れの場合は被害が拡大してしまう可能性もあるので、管理会社と連絡が取れるまで放置するというのはリスクです。
水浸しになるほど水漏れしているなどの緊急性を要する場面で管理会社と連絡が取れないときなどは、水漏れ被害を拡大させないことのほうが優先順位が高いので、自分で業者を手配して対処すべきでしょう。
やむを得ず自分で修理業者を手配した場合は、後日管理会社へ連絡・相談をしましょう。
水漏れ箇所や修理内容によってはマンション管理会社の費用負担となるケースもあります。自分で業者を手配した場合は、水漏れ修理の際の見積書や領収書などの書類一式は大切に保管し、必ず管理会社へ修理をした旨を連絡・相談するようにしましょう。
いざ業者へ依頼しようと思っても、これまで水漏れなどの経験がなければ、どのような業者を選ぶべきか悩んでしまいますよね。
そこでこの章では、水漏れ修理の依頼がはじめての人でも、安心して任せられる水漏れ修理業者を選べるよう、業者選びにおける以下の2つのポイントについて紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
数ある水漏れ修理業者の中から見積もりを依頼する業者を選ぶときには、少なくとも以下の2つの点について確認しましょう。
・自治体などが指定する指定工事業者かどうか
・対応可能範囲(修理内容、出張可能エリアなど)かどうか
以上の2つを確認したほうがよい理由について解説します。
無数にある水漏れ工事業者から厳選する際の絞り込み条件としておすすめなのが「水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)かどうか」です。なぜなら、給水装置の設置・修繕工事などは水道局指定工事店しか行えないからです。
水漏れの状況によっては、給水管や排水管などの修繕や改造などが必要になるケースもあるため、万が一のことを考えると、あらゆる工事に対応できる水道局指定工事店を選んでおくほうが安心です。
指定工事業者は、水道局のホームページなどで確認できます。各自治体も「水道局指定工事店」へ連絡するよう推奨しているので、見積もり時点から水道局指定工事店を選ぶようにしましょう。
◆例)東京都水道局
「水道工事のお申込先一覧(東京都指定給水装置工事事業者一覧)」
もし調べ方や指定工事業者がわからないときは、水道の利用量や料金が記載された「水道・下水道使用量等のお知らせ(検針票)」裏面に記載されているお客様センターなどへ問い合わせましょう。
水漏れ修理を依頼する場合、業者の対応可能範囲について確認することも大切です。
最低でも以下の2点については確認しましょう。
◆対応可能な修理作業の内容
業者によっては、水栓機器の修理や取り付け工事以外の対応が難しい場合があります。
水漏れ箇所がわからない場合、壁や床下にある給水管や排水管などの修理が必要になるケースも想定されるため、給水装置の設置や修繕工事にも対応している業者を選んでおくと安心です。原因の調査や特定から行ってくれる業者を選ぶのもいいですね。
◆出張可能エリア
料金や内容などに注目しすぎて、自分の住んでいるエリアが対象範囲かどうかを見落としてしまうケースは少なくありません。
エリア外の場合は対応してもらえなかったり、別途出張費用が加算されたりするだけでなく、修理依頼から担当が到着するまでの時間もかかってしまいます。早く水漏れを直してほしいのに時間がかかってしまっては、意味がないですよね。
業者選びの際には、見積もり依頼をする前の段階でエリアの対象範囲に含まれるかを確認しておきましょう。可能であれば、すぐに駆け付けてもらいやすい自分のお住いの近くにある業者を選ぶことをおすすめします。
ここでは業者選びについてもう一歩踏み込んで、信頼できる業者を選ぶ際におさえたい、以下3つのポイントについて紹介します。
・質問をしたときの担当者の対応
・作業内容や金額、工事変更時の説明の有無
・修理工事の費用相場との金額差
以上の3つが信頼できる業者選びの見極めポイントだと言える理由について、ひとつずつ解説していきます。
工事前に見積もり内容や作業内容、費用などについて丁寧に説明し、わからないことを質問したときに明確に回答してくれる業者であれば、信頼できる業者である可能性が高いと言えます。
わからないことを質問しても的外れな回答をされたり、面倒くさそうに対応されたりすると、どれだけ修理工事に対する実績が豊富でも、安心して任せにくいものです。
親身になって相談に乗り、対応してくれる業者・担当者を選ぶようにしましょう。
作業を始めてから、追加工事や部品・パーツ交換などにともなう追加費用が発生したときに、作業を行う前に依頼主であるあなたにきちんと状況を説明し、承諾を得てから、追加工事に取り掛かる業者も信頼のおける業者だと言えます。
作業を始めると、見積もり段階では発見できなかった緊急性の高い欠陥や破損などが見つかることもあり、途中で工事内容を変更せざるを得ないケースも少なくありません。ただ、安心・安全な暮らしのために必要不可欠な工事であっても、追加工事となると費用もかかります。
作業内容に変更があるときは、作業内容や金額についてきちんと説明し、承諾を得てから工事をするというスタンスの業者に修理依頼するようにしましょう。
複数社から見積もりを取り、相場と比較して工事費用の妥当性を確認することは大事です。
上記を見ていただくと分かる通り、水漏れ修理費用は一般的な作業工賃のほかに、基本料金や出張料などがあります。ホームページなどで「修理費用1,000円から」となっていても、作業工賃だけの料金で、その他に基本料金などが加算され、結果的に他の業者よりも高くなったというケースも少なくありません。
業者によって価格設定や料金システムが異なるため、必ず複数社から見積もりを取り、最終的な金額(修理費用の総額)で比較するようにしましょう。
ここまで水漏れが起こったときの対処方法から業者依頼までのポイントを解説してきました。
この章では、水漏れ修理後に忘れずにしておきたい以下の3つの対応についてお伝えしたいと思います。
水漏れを起こした場所によっては、壁や床、キッチン・洗面台などの本体パーツなども濡れてしまいますよね。
水漏れ自体は、修理すれば解決しますが、水漏れにともなう周辺箇所も適切に対処しなければカビや腐敗の原因となってしまうため、後始末を行う必要があります。ただし、水漏れの程度によって自分でできるケースとできないケースがあります。
まずは、自分でできる範囲の対応を行い、壁材や床材などへも影響しているような場合には、業者による乾燥除菌や該当箇所のリフォームを検討しましょう。
後述する「火災保険」に加入している場合、乾燥除菌やリフォームの費用に保険給付金を利用することもできるので、業者による後始末をお考えの人は、「火災保険の申請」についても合わせてご確認ください。
自室のフローリングの浮きやはがれ、他の居住者宅における天井の水漏れといった水漏れがきっかけで損害が発生した場合は、加入している保険会社へ連絡しましょう。
保険申請をすることで給付金を受け取り、損害箇所の修繕やリフォーム費用として利用することができるからです。
自宅の水漏れが原因だった場合に対応している主な保険は、以下の3つがあります。
保険名 | 保険が適用となるケース |
---|---|
火災保険 (水濡れ補償) |
・給水管の破損による水漏れで家電が故障した ・床下の排水管から水が漏れ、床(フローリング)を張り替えることになった |
借家人賠償責任保険 | ・賃貸物件で水漏れしてしまい部屋に損害(フローリングや壁紙の浮きなど)を与えてしまった |
個人賠償責任保険 | ・自室の水漏れにより、下の階の居住者の部屋や所有物(家電など)に損害を与えてしまった |
保険会社や種類によって異なりますが、申請の際には以下の書類が必要になるケースが一般的です。
【保険の申請時に必要な書類】
建築方法などによって必要な書類も変わってくるため、申請の際に保険会社へ尋ねるようにしましょう。
以下では、各保険別にどのようなケースに補償の対象になるのかを解説します。
自宅の水漏れが原因で建物の設備や家財が水濡れした場合は、
いずれかの保険が適用になるケースが多く見られます。
◆戸建て(持ち家)の場合は火災保険の水濡れ補償
火災保険の「水濡れ補償」に加入していると、給付された保険金を修理・修繕費用として利用することができます。
状況や補償内容にもよりますが、例えば、洗濯機につながる蛇口の故障により水漏れが起こり、床材や洗濯機自体が壊れた場合なども保険金の受け取りが可能です。
◆【集合住宅の場合】借家人賠償責任保険
賃貸の場合には、大家さんに対して、借りている部屋を原状回復する義務が発生するため、その修理費用に対しては「借家人賠償責任保険」で対応するのが一般的です。ただし、補償内容については、契約プランなどによって異なり、原因や水漏れ箇所によっては補償の対象外となることがあるので注意しましょう。
なお、集合住宅も持ち家であれば、戸建てのケース同様に火災保険の「水濡れ補償」が適用になります。
自宅の水漏れにより隣や下の階などの居住者宅に損害が生じた場合は、「個人賠償責任保険」で対応できます。
個人賠償責任保険は、日常生活における不慮の事故などで損害が生じた際に適用となる保険で、火災保険や自動車保険などと一緒に加入しているケースが一般的です。
万が一、自宅の水漏れで近隣の住宅へも損害を与えてしまった際には、まず個人賠償責任保険に加入しているかどうかを確認し、加入している場合には保険の申請をしましょう。
自分のケースが該当するかどうか判断できないときは、加入している保険会社や水漏れ工事の経験が豊富な水道屋さんなどに相談してみてください。
水道局の配水管から水道メータまでは水道局の管轄となりますが、水道メータから各水道設備までの給水管や給水装置は、自分たちの財産とされているので、水道メータに水漏れによる漏水分が含まれていたとしても、原則として利用者が支払うこととされています。
しかし、地中や建物の床下、壁の中などにある目視で確認できない給水管からの漏水の場合、発見が困難なケースもありますよね。
そのため、水道局では一定の基準を満たす場合に限り、漏水分を含む水量から一部を減量して水道料金を減額する制度を用意しています。
水漏れによる減額制度が用意されていますが、減額対象とならないケースもあります。どのような場合に対象・対象外となるのか、以下にまとめているので参考にしてください。
常に適切な管理を行っていたにもかかわらず、発見が困難で水漏れしてしまったようなケースは、減額の対象となりやすい傾向です。
逆に、老朽管や漏水の事実などを知っていながら放置したといった自分に過失が認められるようなケースなどは、減額対象外となるため、万が一に備え、水道局などから指導を受けた際は速やかに修繕や修理を行うことが大切です。
減額申請は、水漏れ修理後に必要書類をそろえて申請するのが一般的です。
① 水漏れ修理を行う
② 水漏れ修理完了後に水道局発行の「漏水に伴う使用水量認定申請書」へ必要事項を記入する
(水道局のホームページなどからダウンロードまたは郵送してもらえる)
③ 修理を行ったことがわかる書類と一緒に管轄の水道事務所へ提出する
(水漏れ修理の請求書や領収書など)
各自治体の水道局によって対応方法が異なる場合があるため、減額申請の方法がわからないときはお住まいの地域の「水道局お客さまサービスセンター」へ問い合わせるようにしましょう。
住まいる水道でも、水まわりの水漏れ修理に対応しております。
◎軽度なトイレの水漏れ修理は4,000円~
◎出張費や見積もり料金がなく、修理費用がわかりやすい
◎事前に見積もりを提示し、納得いただいてからしか作業をしない
◎24時間365日緊急対応が可能
部品交換といった軽微な修理なら4,000円からとなっており、基本料金や出張料金などの設定がなく、修理費用がわかりやすいのが魅力です。見積もり費用も無料で、作業前に丁寧に説明を行い、お客様にご理解いただいた上で修理工事を行っております。
追加工事が発生した場合にも、事前に状況と追加工事内容、費用について説明し、ご納得いただいてからからしか工事を行いません。
24時間365日対応しているので、急な水漏れにも気軽にご連絡いただける環境です。水漏れでお困りの際には、ぜひ「住まいる水道」へご連絡ください。
いかがでしたでしょうか?
突然の水漏れや水道代の高額請求により、どうしようと焦る気持ちはわかりますが、まずは適切に水の流れを止め、自分で直せないときはスムーズに業者へ依頼することが大切です。
そこで、最後にもう一度大切なポイントについておさらいしていきたいと思います。
◆水漏れが起こったら水の流れを止めましょう。
原因がわからないときは、元栓を閉めて家全体の水の流れを止めます。ただし、元栓を閉めると水まわりすべてが利用できなくなるため、できる限り原因箇所を特定しましょう。
水漏れ箇所は以下の手順で特定できる可能性があります。
水まわり1か所ずつ調査することになるので少し手間がかかりますが、原因箇所以外の水栓は使用可能になります。
◆漏水チェックや水に濡れているところから原因箇所がわかったときは、水道設備の水の流れを調節する止水栓を閉めて水の流れを止めてください。
水の流れを止めたら、次は自分で直せるかを判断します。自分で直せる水漏れは、以下の2つのケースだけです。
上記に該当しない場合は、速やかに業者へ依頼しましょう。
はじめての水漏れで無理して直すくらいなら、最初から水漏れ修理業者に頼って解決するのもひとつの方法です。
本記事を参考にして、水漏れのときの対応について理解を深めることで、失敗やリスクを回避できるはずです。あなたにとってベストな形で水漏れトラブルを解消できることを願っています。
なお、住まいる水道でも、水漏れ修理を受け付けております。価格は4,000円からで、基本料金や出張料金なし、見積もりも無料です。24時間365日緊急対応もしておりますので、万が一の際にもご相談いただきやすい環境です。
水漏れでお困りの人、修理業者をお探しの人は、ぜひ住まいる水道へご連絡ください。