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日々の生活の中で重要なインフラでもある水道は使えるのが当たり前で水道が断水になった時の事などは考えもしないですよね。
水道の水漏れも困りますが断水は断水で違ったリスクがあったりもします。
特に断水した時に困るのがトイレを使えなくなる事でしょう。
今回は断水が起こる原因や断水中のトイレを流す方法や断水後にチェックしたい事などについてご紹介いたします。
目次
水道の断水が起きる場合はいくつかの原因が考えられます。
断水になる状況についてその原因として考えられる主な4の原因をご紹介します。
このように断水する原因はいくつかあります。
それでは一つ一つの原因について詳しく見ていきましょう。
もし水道の断水が起こるとしたらこのケースが一番身近かもしれません。
近隣の道路で給水管の工事や集合住宅で共用部の給水管の工事が行われる時に断水する事があります。
ただ断水しての工事の場合は工事業者や水道局から事前に「〇月〇日(〇)〇時~〇時まで水道管の工事により断水します」という内容のお知らせが届きます。
また共用の排水管部分の工事を行なう際にも使用しないように断水のお知らせが入る場合もあります。
集合住宅でポンプを使って各家庭に給水してる場合にポンプが故障やエラーを起こして断水が起こる場合があります。
もし故障した場合はどのくらいで断水が解消されるかはポンプの状況次第で簡単なリセット作業で復旧する場合もあれば修理や交換しないと直らない場合もあるかもしれません。
実際に起こった場合は管理会社や管理組合などに確認しましょう。
地域によっては雨が降らない日が何十日も続いてダムの水に渇水の危険性がある場合には計画断水を行うケースもあるようです。
その場合は前段階として自治体や水道局から節水の協力願いがあってそれでも水が足りなくなってしまいそうな時に計画断水が行われます。
ただ計画断水を行う場合も事前にお知らせが届きます。
地中の水道管が破損して道路から水が噴き出しているというニュースを見たことはありませんか?地震や経年劣化などが原因で水道管に破損が起きてしまいます。
この場合に水が噴き出しているため各家庭まで水が供給されずに断水するということがあります。
このような突発的な災害や事故の場合も事前通達は無く実際に家の水が出なくなって気付くということが多いです。
この場合はいつ復旧するのかが明示されない事もあるのでこのケースの断水が起こると一番大変でしょう。
水道が断水した時にいくつか注意点がありますので見ていきましょう。
・断水中は止水栓を閉めておきましょう。
復旧した時のリスク回避の為です。
・水道工事により断水が行なわれる時は水を流さないようにしましょう。
しかし計画断水の場合は予め水を汲み貯めておけば使う事はできるでしょう。
・自動洗浄機能のあるトイレはセンサーが感知して自動で水が流れます。
断水している時でもセンサーが反応すると水を流そうと機械が作動してしまうことがあります。
空打ちの状態が続くと故障しかねませんのでトイレが断水した時には自動洗浄をOFFにするか電源を抜くようにしましょう。
トイレの止水栓が故障して中の水量調整部が動かなくなってしまうとタイミングによっては水が出なくなり断水?と勘違いしてしまう事が稀にあります。
この場合はトイレのみの水が出ない状態となり他の水道は通常通り使えます。
またトイレの交換をした時に断水してしまうケースもあります。
トイレタンクのボールタップと給水管の接続部にはストレーナーというゴミ受けのフィルターが取り付けられているトイレがあります。
このストレーナーがサビや汚れなどで目詰まりを起こすと断水してタンクに水が溜まらなくなってしまいます。
トイレが断水してしまった時に水を流す方法は「バケツで便器に水を流す」という方法です。
トイレはタンクからの水じゃないと流れないと思っている方もいるのではないでしょうか。
実際はそのようなことはありません。
しかしバケツで水を流すにもいろいろと抑えておくべきポイントがあります。
トイレ断水原因が水道工事による断水や計画断水の場合は事前に断水する日時が分かっているのでお風呂に水を溜めて置くようにしましょう。
その水をバケツで汲んでトイレに流します。
流し方は少しずつ流すのではなく一気に流すようにしてください。
少しずつ流すと水圧が足りずに上手く流れなかったり詰まってしまうことがあります。
またバケツは大きめの物を使いましょう。
ただし排水管などの工事で断水となる場合はトイレを流さないように注意して下さい。
バケツの大きさは5ℓ~7ℓ位の物をご用意ください。
TOTOのピュアレストEXという代表的な標準トイレがあるのですがこのピュアレストEXを「大」で流した時の水量は4.8ℓであります。
節水型のトイレということもありバケツで流す場合はこの容量よりも多い方が確実に排泄物を流せますので5ℓ~7ℓ位が適してるでしょう。
水道工事や計画断水などでトイレの断水した場合は止水栓を閉めて待つしかありませんがボールタップと給水管の接続部のストレーナー目詰まりであればご自身でも解消できるかもしれません。
・止水栓が固くて閉まらないようであれば元栓を閉めます。
・モンキーレンチを使用して給水管ナットを外します。
外す時は片手でボールタップを押さえる事を忘れずに!
また残り水が出てくるので下にタオルなどを敷いておきましょう。
・ストレーナーに溜まったゴミを取り除きます。
洗面所などで洗う場合は排水口に落とさないように注意しましょう。
・ストレーナーを取り付ける時は向きに注意しましょう。
※接続部のユニオンパッキンが劣化している場合は一緒にユニオンパッキンの交換も行ないましょう。
・最初は少し開いて水の流れる音がしなくなるまでそのままにします。
・水の流れる音がしなくなったらしっかりと開きます。
・タンクレバーで水を流して動作確認を行い通水できているかを確認します。
もし自分で修理できない場合やちょっとした作業でも不安がある場合は水道業者に依頼した方が良いでしょう。
断水から復旧した時に確認するべきことや注意点がありますので見ていきましょう。
・外やベランダに蛇口がある場合は最初にその蛇口の水を出してエア抜きや汚れた水を出し切るようにします。
なぜ外やベランダの蛇口を最初に出すのが良いかというと外やベランダに設置されている単水栓は構造がシンプルなのでエアが咬んだり汚れた水が出ても故障のリスクが低いからです。
外やベランダに蛇口がない場合は台所や洗面所の蛇口から少しずつ水を出すようにしましょう。
くれぐれもトイレの水を最初に出すことはやめましょう。
・断水している時にトイレを流していなければタンクは満水状態であるので止水栓を開いても給水されることはありません。
この状態であれば止水栓を少し開いて給水されないことが確認出来たらすぐにしっかりと開いて大丈夫です。
・2~3回水を流して給水のされ方、排水のされ方、水の止まり方などに不具合がないかを確認します。
トイレが断水する場合は家全体が断水するケースとトイレだけが断水してるケースに分けられます。
どのケースの時でも断水の時にトイレを流す方法は「バケツで水を流す」という方法です。
そしてトイレが断水した時には止水栓を閉めることも忘れないようにしましょう。
しかし排水工事で断水する場合は使うと工事に影響が出てしまう可能性があるので使わないように気をつけましょう。
断水から復旧した時は最初に汚れた水が出てくる場合がありますので蛇口を開いて汚れた水が透明になるまで流すという確認作業もしっかりと行ってください。
ぜひこの記事を参考にしてトイレが断水しても慌てることなく対応が出来るようにしましょう。
もし断水した後からトイレに何か不具合が出てるようでしたら専門の水道業者にご相談ください。