サイト内検索
トイレが詰まりを起こす主な原因は、偶然起きた落下などの詰まりと、経年劣化による設備不良や破損の詰まりがあります。
経年劣化による故障や設備不良の不具合は度々起こることはなく、どちらかと言えば偶然物を落とした詰まりがよくあり得ます。
偶然のきっかけが原因での詰まりを防ぐためには、小さな物をトイレに置かない、流れない物を流さないなど予防をすることで防げます。
ただし、小さいお子さんがいる家庭などでは気を付けていてもこのような事故は起こってしまいます。
そこでたまたまトイレを詰まらせてしまった時のために、解消方法を以下にまとめました。
便器と配管(パイプ)の構造も把握した上で、紹介した解消方法を試してみてください。
目次
なかなか色々な経験をされてますね。
どちらも経験されてない方、大勢いらっしゃると思います。
中には30年、40年の人生の中でトイレが詰まったのは初めて!と言う方も結構いらっしゃいます。
初めてトイレが詰まった時はちょっとビックリしますね。
いや、かなりびっくりしましたか?
そうですね、トイレの構造なんて細かくわからないし、つまった!なんで?どうして?少々パニック状態!
今回ここでは、そんなトイレの詰まりに遭遇してしまった時に少しは落ち着いて対応、対処できるように、トイレの構造、配管の構造、詰まりを防ぐために出来る事、詰まりの解消方法等をご説明いたします。
トイレが詰まった時によく耳にするのは、
等々・・
皆さん色々と考えられるようです。
けして、全てが間違ってる訳ではないのですが、それはちょっと違うのでは・・・
通常トイレの詰まりは2つのパターンがあります。
まず一つ目は
たまたま詰まってしまった時にトイレを使った方が、
(排泄物の量が多い時にトイレットペーパーを多く使ってしまった。)
(例えば、ボールペン、腰に貼ってあったカイロ等々色々・・)
これらたまたま起きてしまった事故の様なものという事です。(最後のはちょっと違いますが)
なので、上記の様な事があれば、新築のまだ誰も使っていない便器で起こってもおかしくないと言うわけです。けっして、古いからなどの理由で起こる事ではないのです。
また、この様な状況になれば度々詰まりが起きてもおかしくありません。
詰まったと言うよりは「止まった」と考えて頂いた方がわかりやすいと思います。
二つ目は、
これらはたまたまではなく、設備に起きた不具合や配管等の経年異常によって前々から少しずつ起こる状況に近づきある日起こってしまうものです。
(ボールタップ不良でタンク内に水が溜まる速度が遅く、まだ溜まっていないのに流してしまう。)
等々・・・・・。
ごく一部ですが、この様なケースで詰まりが発生します。
ただ、トイレの詰まりの半数以上は一つ目のたまたまのケースでしょう。
一つ目のケースで排泄物やトイレットペーパー等がたまたま止まってしまう(詰まってしまう)の場所のほとんどは便器の出口付近です。
便器の出口は通常、野球のボールが一個通れない大きさです。
別にそれが狭い訳ではなく、通常使用される排水管や便器内の構造から計算されて作られている物なので、別段問題はありません。
30年、40年一度もトイレの詰まりに出会った事がない方々が特別な便器を使用していた訳ではないのです。
それではもう一つ。
便器の中はどうなっているのでしょう?
中が見えないので不思議ですね。
水回りの排水口にはトラップと言う水を溜めて下水管から流れて込んでくる臭気や虫が家の中に入れない様な仕組みになっている事はご存知ですか?
トラップで皆さんが一番わかりやすいのは、洗面所の下のS字を横にした様なパイプ。
これが排水トラップです。
便器の中は基本これと同じ型になっています。
便器そのものがトラップなのです。
近年、トイレの詰まりで多くなってきたのが、高齢の方が使用する尿パットや女性の方が使用する生理用品による詰まりです。
無意識に落ちたのに気づかずに流してしまう様です。
赤ちゃんのオムツは、赤ちゃんはまず自分では落としませんのでお母さんがトイレに流さない限り詰まりの原因にはならないでしょう。
これらパット類は水を含むと膨張して膨らむ為、便器の出口までたどり着く前に止まってしまう事が多いです。
この止まってしまうのがS字の部分です。
先にご説明した通り、トイレは普通に排泄物やトイレットペーパーを流しても詰まってしまうのです。
ただ、ちょっとした事(方法)で、詰まらない様にする努力はできます。
いくつかご紹介します。
絶対に詰まらない様に出来る訳ではありませんが、参考にしてください。
また、トイレットペーパーを使う量が何時も多いと自覚のある方、2~3回に分けて流してみましょう。
詰まった場合のご自分で直す労力、ご自分で直せなかった場合の修理費、2~3回に分けて流す水道代。
どうするかは、皆さんが決める事ですが。
通常のお掃除シートは一枚以上で流すと詰まる場合があります。と記載されてます。
トイレに流せるネコ砂を流す時も細心の注意を払って下さい。
地震等で気がつかないうちに便器の中に物が落ちているかもしれません。
等々・・・。
日常のちょっとした事で、トイレの詰まりを防ぐ努力はできます。
まず、皆さんがご自分で出来る事は、
何が原因で詰まったかを考えて下さい。
ご家族がいらっしゃれば、皆さんで考えてみましょう。
単純に排泄物やトイレットペーパーでの詰まりが原因なら、後でご説明するラバーカップ(すっぽん)を使用するのが一番手短な解消方法です。
しかし、原因が不明のままラバーカップ(すっぽん)を使用するのも危険です。
排泄物やトイレットペーパーの詰まりでない場合、余計に詰まりを悪化させてしまう場合もあります。
また、下水詰まりの場合ラバーカップ(すっぽん)を使用することによって便器の接続部に無理な負担をかけ漏水を引き起こしてしまう場合もあります。
まずは、わかる限り原因を明確にする事です。
尿パットや生理用品の可能性がある時は、便器に溜まった汚物と汚水を全て汲み出して手鏡を使い便器の奥を覗きます。
鏡にパット等が映ったらチャンスです。
まだ手前に引き出せるかもしれません。
鏡に何も映らなければ詰まりの原因は出口付近です。
間違いなく排泄物、トイレットペーパー詰まりならラバーカップを使用してみましょう。
上手くいけば、詰まりを解消できるかもしれません。
先に述べたように、ラバーカップ(すっぽん)を使用する場合は詰まりを余計に悪化させたり、思わぬ所から漏水する場合がありますので決して無理はしないで下さい。
ある程度行なっても直らない場合は諦める事も大切です。
ラバーカップ(すっぽん)の使用方法は以下の通りです。
【注意】
止水栓を閉めるとこれ以上の給水はストップします。
しかし、タンクの中にはもう一回流せる量の水が残っています。
絶対にレバーに触らない様にして下さい。
用具一覧 | ||
---|---|---|
新聞紙 | ||
バケツ(二個あれば便利。汚物入れ用と水入れ用) | ||
ゴム手袋 | ||
雑巾 | ||
ラバーカップ(すっぽん) | ||
ひしゃく | ||
灯油用手動ポンプ(未使用の物) | ||
ペットシート(給水シート) |
表は左右にスライドします。
汚物はトイレットペーパーで拾い、バケツの中へ。
汚水は雑巾で拭いてバケツの中に入れるか、ペットシート(吸水シート)のあるお宅はシートで水を吸い取り、ゴミ袋に入れて下さい。
【注意】
ペットシートで汚物を拾って、燃えるゴミで出さない様に‼️(常識の範囲で)
便器内に汚物、トイレットペーパーの屑が無ければ、灯油用手動ポンプで吸い出すと良いでしょう。
ペーパーの細かい屑が浮遊してる水の場合、手動ポンプで吸い上げると動かなくなる場合があります。
また、ひしゃくがあればすくい上げてバケツに入れておきましょう。
無ければ、お風呂用のひしゃくでも、お台所のボウルでもすくい上げられる物を使って下さい。
便器のタイプにもよりますが、汚水は便器のフチから5~10cm位汲み上げると良いでしょう。
目安ラバーカップを便器内にあてた時にゴムの部分が完全に水の中に隠れる位です。
便器の中の凹みに合わせてラバーカップを当て、ゆっくり押して戻す(引く)を繰り返します。
【注意】
ラバーカップは引いて直す道具です。
詰まっている物を手前に引いて向きが変わったり、型が崩れたりする事によって流れます。
詰まっている物を無理に押しても、余計に詰まりが酷くなってしまいます)
この辺りを理解して使ってみて下さい。
水が溜まったら、また繰り返しラバーカップを使用します。
詰まりが解消していれば水は便器に溜まりません。
【注意】
ここまできたら、焦らないで!
もう大丈夫と、レバーに手をかけないで!
もう2~3回バケツで水を流しましょう。バケツの水の量も少しずつ多くして、最後にはバケツに一杯の水を一気に流して見ます。
「ゴボッ、ゴボッ」と流れてくれれば、もう大丈夫です。
何時もの流れと同じか、正常な状態か確認します。
トイレットペーパーを入れて流してみます。
何時も通り流れたら、もう大丈夫。
ラバーカップ(すっぽん)のような、どこのご家庭にもあるような道具でも、そのトイレの条件や使い方などによって階下へ漏水させてしまう場合もあります。
ご自分で詰まりを解消する場合でもけっして無理をせずに行って下さい。
無理だと判断した場合は専門の水道業者にご相談下さい。