原因・状況
浴室水栓の裏から水漏れ音がしているとのご連絡がありました。現地に到着し、現場を確認させていただくと浴室水栓の裏から「シャー」という音がしている状態でした。水栓裏のパネルを開口してチェックすると、浴室水栓に接続しているフレキ管から水が噴き出していました。フレキ管自体、かなり経年劣化していました。
状況は確認出来たので、このままにしていても水道代が勿体ないの為、お客様にOKをもらって一旦元栓を閉めます。フレキ管交換の見積書を作成していると、蛇口も一緒に交換したらいくらになりますか?とのご質問があったので、フレキ管交換のみの見積書とフレキ管と浴室水栓交換の見積書を2枚作ってお客様にお渡しいたしました。すると蛇口交換も一緒にやってもらいたいと言っていただけたので、浴室水栓とフレキ2本の交換作業を行うことになりました。
作業・施工内容
浴室水栓を取り外してフレキ管を取り外しますが、劣化の進んだ今回のフレキ管は曲げようすると「パキッ」と折れてしまうほど、脆くなっていました。スケールで壁面の給水給湯管から蛇口の接続部までの長さを測り、その長さでフレキ管を作成。そして浴室水栓とフレキ管を取り付けます。フレキ管は蛇口接続部、給水給湯管接続部それぞれと平行になるよう形を整えます。
取り付けが終わったら元栓を開いて水漏れチェック、水栓の動作チェックを行いました。水栓もフレキも問題はありませんでした。
今回使用した浴室水栓は【TOTO TBV03401J】です。フレキ管は30cmと50cm、2本のフレキ管を加工して使用しました。
ポイント(予防策・注意点)
今回のような症状の時のポイントは以下の通りです。
① 「シャー」という漏水音がしたら、まず元栓を閉める
② 元栓を閉めたら水道業者に連絡する
シャーという漏水音がするということは、漏水量の多い状態です。まずは元栓を閉めて二次被害が起きないようにしましょう。その為にも元栓の位置は把握しておきましょう。今回は水漏れの箇所が浴室内であったので二次被害はほとんどなかったですが、壁中や床下などで漏れてる場合は緊急性が高いでしょう。
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