原因・状況
洗濯すると防水パンに水が溜まってなかなか流れないので直してほしいとのご依頼がありました。調べて見ると半年前位にトイレタンクの水漏れ修理させていただいたお客様でした。再度のご利用に関して感謝の気持ちをお伝えすると、前回の対応が良かったからまた依頼しましたと言っていただけました。早速ご訪問し、現場を拝見。
現場を見るとドラム式洗濯機でしたが移動させなくても排水口の点検ができる状況でした。ドラム式洗濯機は大きいのでドラム式洗濯機の下に排水口があり、目視確認や点検できるスペースも無く、ドラム式洗濯機を移動させないと状況の確認すらできないというケースが良くあります。しかも、非常に重たいので成人男性でも基本的に一人では移動させることが難しいです。
お客様に状況をお聞きした限り、防水パン排水トラップの清掃不足が原因だと思われ、排水トラップの分解・清掃とそのお見積もりをご提案。もしその先で詰まってるようならトーラーや高圧洗浄を使用しての作業など、いくつか想定できるケースを事前にご説明しました。まずは排水トラップの分解清掃作業のお見積もりでご了承、サインをいただき、実施をすることになりました。
作業・施工内容
養生をして洗濯パンの排水トラップを分解して行きます。洗濯機の排水ホースを排水口から外して目皿も外します。トラップの筒を反時計回りに回して取り外して見ると、大量の汚れが溜まっている状態でした。トラップの水を溜めるカップも取り外せるタイプだったので取り外し、外した部品を全てバケツの中に入れてキレイに洗いました。そして排水口側もキレイにしました。部品と排水口がキレイになったので水を流して確認しますがトラップの無い状態でバケツから水を流して確認しました。バケツの水は無事に流れたので、次にトラップを付けた状態でバケツの水を流しましたがこちらも問題なし。最後にドラム式洗濯機の排水をセットして稼働させてもしっかりと流れたので作業を終了しました。
ポイント(予防策・注意点)
洗濯場の排水口は定期的に分解してこまめに掃除をしないと詰まるリスクが高くなります。特にドラム式洗濯機の場合はつまりが起きやすいでしょう。
今回は洗濯機を動かさなくても掃除ができたのでスムーズに行なえましたが、排水口が真下にきてトラップの分解ができない状況の時は後付けの足場を新設するなど対策が必要です。
またドラム式洗濯機のフィルター清掃をこまめに行うことで、排水口に繊維カスやゴミが行きにくくなります。
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