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浴室蛇口のシャワーホースやシャワーヘッドから水漏れが起きた場合、部材と工具さえあれば自分で簡単に作業ができておススメです!
今回は浴室蛇口のシャワーホース、シャワーヘッドの交換方法をわかりやすくご紹介いたします。
目次
症状によって原因を判断することが必要です。
浴室蛇口シャワーホースやシャワーヘッドからの水漏れ症状、原因、修理に必要な部材と工具を見て行きましょう。
症状別 | 主な原因 | 業者依頼度 |
---|---|---|
①シャワーホースの付け根から水漏れする | シャワーホースの劣化・破損 | 10% |
必要な部材・工具:工具③モンキーレンチ、シャワーホース | ||
②シャワーヘッドに亀裂が入っていて水漏れする | シャワーヘッドの破損 | 5% |
必要な部材・工具:シャワーヘッド ※基本的に工具は不要 | ||
③シャワーヘッドの先端から水漏れする | 開閉バルブの故障 | 50% |
必要な部材・工具: 工具①カッター、工具②+-ドライバー、工具③モンキーレンチ、 工具④ウォーターポンププライヤー、開閉バルブ |
※業者依頼度は高ければ高いほど作業が難しくなるので、業者に依頼した方が良いという指標です。
※③の修理方法は「カランやシャワーから水漏れ、水が止まらない(開閉バルブの交換編)」にてご紹介しています。
浴室蛇口のシャワーホースは蛇口本体とシャワーヘッド繋ぐ役割をしています。
ホースに亀裂が入ったり破損したりすると、シャワーを出す時に破損場所から水漏れが起きます。
シャワーヘッドは無数に空いた穴から湯水を出す為の器具です。
基本は浴室蛇口に付いています。
台所や洗面所でもシャワー水栓という器具はありますが、浴室のシャワーヘッドとは全く別の物で互換性はありません。
手が滑ってシャワーヘッドを床に落としてしまい、破損してしまうことがあります。
変換アダプターがあれば他メーカーのシャワーホースやヘッドでも基本的には取付け可能ですが、分からない場合は蛇口のメーカーと同じ物を探す方が良いでしょう。
しかし、同メーカーであってもホースの太さが違って変換アダプターが必要な事もあります。
シャワーヘッド・ホースの交換部品の一例
浴室蛇口の種類 | 部品の種類 | 品番 |
---|---|---|
KF100N2(KVK) SK785D-L-13(SANEI) TBV03401J1(TOTO) |
シャワーホース | PZKF2SI-2(KVK) THYC77LLC(TOTO) PS30-871TXB-MW2(SANEI) |
シャワーヘッド | PZ615(KVK) THYC88(TOTO) PS323-81XA-MW2(SANEI) |
※2024年4月1日時点での調べ。メーカーの仕様変更等がある場合もございます。
大きく分けると樹脂ホースと金属ホースの2つに分けられます。
見た目と素材の違いだけなので、樹脂ホース⇔金属ホースの交換も可能です。
あとは長さの違いがあります。
1.6mと2mの物が多く、中でも1.6mが基本的な長さとなっています。
1.3mや2.4mのホースも商品としてはありますがあまり見かけない長さです。
シャワーヘッドの基本はノーマルタイプでシャワー状の湯水が出て来るだけですが、近年のシャワーヘッドはさまざまな機能を持つ高機能シャワーヘッドが出て来ています。
一例を挙げると、
などといった感じです。
これらの高機能シャワーヘッドへの交換は水漏れの有無に関わらず、行われることが良くあります。
因みにノーマルタイプのシャワーヘッドから一時止水付きに変更する場合は減圧弁を取付ける必要があります。
中にはサイズの違いに関わらず、構造的に普通のシャワーホース、シャワーヘッドが取り付け出来ない物もあります。
シャワーヘッドとシャワーホースが取り外せないタイプです。
一体型のため、どちらか一方の水漏れであっても一式交換しなくてはいけません。
多くのシャワーヘッドとシャワーホースは、ネジ接続で取り付けてあります。
しかし、ワンタッチ型はシャワーヘッドをシャワーホースにカチッとワンタッチではめ込む接続の仕方です。
横に付いているボタンを押すと取り外すことが出来ます。
それではシャワーホースとシャワーヘッドの交換手順を見て行きましょう。
今回は浴室壁付きサーモスタット混合水栓を元にやり方を紹介いたします。
※蛇口で水を止めているので、元栓や止水栓を閉める必要はありません。
しかし、何かの拍子で開閉バルブを開いてしまうと水が出るので不安な場合は止水栓か元栓を閉めて行ないましょう。
蛇口によってはシャワーホースの接続部のスペースが狭いこともあります。
しかし、狭くても1回転位回せれば、後は手で回すことができるのでそれほど難しくないでしょう。
手が濡れていると滑ってしまうので、濡れている場合は手とシャワーヘッド、ホースの接続部をタオルで良く拭いてから行いましょう。
交換したら水を出して水漏れが直っているかのチェックをして、異常がなければシャワーホース、シャワーヘッドの無事完了となります。
シャワーホース、シャワーヘッドの交換は簡単に出来る事が多いので自分でやってみましょう。
「自分でやってみたけど出来なくて業者を呼ぶ」のと「自分でやらずに業者を呼ぶ」のは大きく違いますので、ぜひ自分でトライしてみましょう!