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トイレのレバーを動かしても空回りして水が流せないというトラブルは、水漏れよりも緊急性の高いトラブルです。
なぜならトイレを使用することが出来ないからです。
例えば、便器にチョロチョロ水漏れする場合、水道代は勿体ないもののトイレの使用はできます。
しかし、トイレが使えないトラブルは一大事ですので、一刻も早く修理をする必要があります。
今回はトイレの水が流れない時の原因であるフロートバルブ・排水弁、レバーの交換方法をわかりやすくご紹介いたします。
目次
症状によって原因を判断することが必要です。
トイレの水が流れない症状でフロートバルブ、排水弁やレバーが原因だった場合と修理に必要な部材と工具を見て行きましょう。
症状別 | 主な原因 | 業者依頼度 |
---|---|---|
①タンクレバーが空回り | フロート・排水弁チェーンの劣化・破損・外れ | 10%~30% |
必要な部材・工具: 工具①-ドライバー、工具②モンキーレンチ、フロート・排水弁・レバーのいずれか |
||
②レバーがグラグラして流せない | レバーの劣化・破損、固定ナットの緩み | 10%~30% |
必要な部材・工具:工具①-ドライバー、工具②モンキーレンチ、レバー | ||
③レバーが動かない | レバーの劣化・破損 | 30% |
必要な部材・工具:工具①-ドライバー、工具②モンキーレンチ、レバー |
※業者依頼度は高ければ高いほど作業が難しくなるので、業者に依頼した方が良いという指標です。
トイレタンクのレバーは、フロートバルブ、排水弁とチェーンを介して接続していて、レバーを動かすとフロート、排水弁が開き、水が流れるようになっています。
このレバーが破損してしまうとフロート、排水弁への連動が出来なり、水が流せなくなります。
レバーには「大・小」の切り替えが出来るタイプ、「大」しか流せないタイプなどがあります。
素材は金属製の物から樹脂製の物まで様々なタイプがあります。
フロートバルブ、排水弁のチェーンは経年劣化で耐久性が弱くなっているところに、急激な負荷がかかると切れてしまうことがあります。
よく起きる急激な負荷とは、チェーンがボールタップに引っかかってしまったり、レバーが故障したことによりチェーンに急激な力が加わってしまったり、という感じです。
チェーンが切れてしまった場合、チェーンのみの交換は出来ません。
チェーンが取り付けてあるフロートバルブ、排水弁自体を交換する必要があります。
また、フロートバルブの場合は経年劣化によってゴムの部分が切れてチェーンが取れてしまうこともあります。
レバーは汎用品なので、防露式のタンクであればメーカー問わず多くのタンクに取り付け出来ます。
また、レバーの長さや大・小の向きを変えられる「マルチ洗浄ハンドル(レバー)」という商品もあります。
二層式タンクのレバーは、排水弁のチェーンに合った物であればメーカー問わず、取り付け出来ます。
※フロートバルブ、排水弁の部材・型番の選定については「トイレ水が止まらない(フロートバルブ・排水弁編)」でご紹介していますので、今回はレバーの部材・型番の選定をご紹介します。
トイレタンクの交換部品表
タンクの種類 | 部品の種類 | 品番 |
---|---|---|
防露式タンク ※基本はメーカー問わず可能 |
レバーハンドル | INAX TF-10A(マルチ洗浄ハンドル) TOTO THY425-3R SANEI PH84-170XL |
二層式タンク チェーンが2本 |
TOTO TH425-17F TOTO TH425-8R TOTO HH07020 |
|
二層式タンク チェーンが1本 |
INAX TF-10A(マルチ洗浄ハンドル) INAX TF-2810A カクダイ 9489L |
※2024年4月1日時点での調べ。メーカーの仕様変更等がある場合もございます。
※紹介してある物は一部商品になります。その他にも取り付け出来る商品は多数あります。
防露式タンクや二層式タンクでもチェーンが1本のタンクの場合、大事なのは「長さ」です。
長さが短いとフロートバルブや排水弁が正常に開かなくなり、長いとボールタップやサイフォン管に干渉する恐れがあります。
今付いているレバーの長さを測り、同じ位の長さのレバーを選びましょう。
マルチ洗浄ハンドルであれば長さを調整できるので、ほとんどのタンクに取り付け出来ます。
二層式タンクでチェーンが2本ある場合は、基本的に同形のレバーしか取り付け出来ませんので、同じ様な形のレバーを選びましょう。
それでは、レバーの交換手順を見て行きましょう。防露式タンクのレバーで説明をして行きます。
※フロートバルブ、排水弁の交換方法については「トイレ水が止まらない(フロートバルブ・排水弁編)」でご紹介していますので、今回はレバーの交換方法をご紹介します。
ゴムの部品で取り付けてある場合は引き抜けば外せます。
古いタンクの場合、ナット締めで固定されている物もあります。その場合はナットを緩めて取り外します。
取り外したタンク蓋はシートやタオルを敷いた床に置いておきます。
間違ってもタンクの縁や便器の上の置いたまま作業はしないでください。
タンクの底は意外と深いので、チェーンフックを下に落としてしまうと掴むのに少し苦労します。
新しいレバーは逆の手順で取り付けます。
取り付けが出来たらボールタップの給水ホースをタンク蓋に接続し、蓋を閉じて止水栓を開きます。
レバーの動作確認をして異常がなければ修理完了です。
レバーのグラつきで、固定ナットが緩んでいるだけの場合はモンキーレンチで締め直せば改善します。
しかし、レバーがグラグラした状態で使い続けていると、固定ナットが欠損したり、レバーが破損したりするので、そうなるとレバーの交換が必要になります。
早期発見早期処置が長持ちの秘訣です。