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シャワーヘッドの根元から水漏れがあると気になります。
浴室では、疲れをいやしてさっぱりしたいのに、水漏れを気にしながら浴びるシャワーは落ち着きません。
また、シャワーは浴室だけでなく、洗面台やシンクの蛇口についているご家庭もあります。
ホースを伝って流れるならまだしも、水しぶきになって飛び散るときにはシャワーが使えないケースも出てきます。シャワーの根元の水漏れ修理は自分ですることも可能です。
シャワーヘッド根元の水漏れの原因とパッキンの交換について解説し、シャワーの交換や他の部分で起こるシャワーの水漏れの修理についてもご紹介します。
目次
シャワーヘッドの根元から水漏れがして、何年もシャワーのメンテナンスをしていないことに気が付くかもしれません。掃除の際にも、シャワーホースにカビが発生しないよう洗う程度で、パッキンやヘッドの中の汚れまで気にすることはありません。
しかし、シャワーはいろいろな角度に動かしたり、ホースを引っぱったりもあるため、水まわりの中では修理やメンテナンスを必要とする場所です。
では、シャワーの寿命はどれくらいなのでしょうか。
一般にシャワーヘッドは8~10年、ホースは5年といわれています。
この期間を過ぎていたら、パッキンの交換だけでなく、シャワーヘッドやホースの交換も考えてもいいかもしれません。
根元の水漏れ修理のパッキンを取り換えるのは、DIYに慣れていない方でもチャレンジできる簡単な作業です。
ついでに、ホースの取り換えや、ヘッドを新しいものにとりかえる機会でもあります。
デザインや、色、機能などにこだわってシャワーヘッドの取り換えを検討しましょう。
シャワーヘッドの根元からの水漏れのケースでは、ヘッドとホースのつなぎ目を抑えている回転ホース金具の下部分から水が漏れます。
考えられる原因は2つあります。
どちらの修理も難しくはありませんが、面倒なことはしたくないという場合や、修理にまったく自信がないという場合もあります。
悩むより、専門の業者に依頼する方が早く簡単に修理が終わり快適です。
修理などが苦手な場合は、パッキンの交換に来てもらった際に、浴室の水回りもチェックしてもらいましょう。他に水漏れしそうなところや、取り換えが必要な個所はないかのアドバイスなどをもらえれば、安心できます。
賃貸住宅に住んでいる場合は、大家さんや管理会社に連絡なく修理すると、トラブルになる可能性があります。
管理会社か大家さんに確認するのが間違いありません。
まずは、契約書を確認してみましょう。
パッキンなどの小修理は、住居人が行うという条項がある場合は、住居人負担で修理になります。状況によっては大家さん負担で修理してもらえる可能性もあります。
注意すべきは、シャワーのホースやヘッドに不具合が起こったときです。
取り換える場合は大家さん負担で修理してもらえるケースがあります。
大家さんに連絡せず、取り換えてしまうと、費用を負担するだけでなく、退去時に住居人負担で、元のシャワーに付けなおすことになるかもしれません。まずは、連絡してみることが大切です。
自分の好きなシャワーに付け替えたい場合は、自分負担で取り換え、退去時に戻すのであれば問題ないでしょう。
取り換え前についていたシャワーを保管しておく必要がありますので注意しましょう。
水回りでパッキンを交換したり、パーツや本体を修理したりする場合には、必ず止水栓を閉めます。
止水栓を閉め忘れると、ねじを緩めたりパーツを外したりしたときに水が噴き出ます。
浴室のシャワーのパッキンを取り換えるときは、シャワーが分岐している混合水栓の根元にある止水栓を閉めます。
マイナスドライバーで操作できそうなライン状のへこみがありますので、そこを右回り(時計回り)に回して止水栓を閉めます。
その際に何度回したかを数えてメモしておきましょう。開けるときに、同じ回数回せばいいので水の量を調節しやすくなり、手間が省けます。
混合水栓は、お湯と水両方の給水管が混合水栓に来ており、レバーで切り替えるなどして、適温のお湯を出せる仕組みの蛇口です。
洗面台やキッチンのシンクも混合水栓になっているご家庭が多いのですが、混合水栓の場合は、止水栓がお湯と水の2つがありますので、念のために2つとも閉めるのがよいでしょう。
洗面台やキッチンのシンクは下部の収納部に止水栓がありますので、締める際は収納したものをどける必要があるかもしれません。
止水栓には、水道の蛇口と同じようなハンドルがついているものと、マイナスドライバーで回すタイプの止水栓があります。
どちらも時計回りに回して閉めますが、その際に何度回したかを数えてメモしておきましょう。
開けるときに調節がしやすくなるため、手間が省けます。
止水栓がない場合は、水道の元栓をしめましょう。
元栓は、戸建てでは、敷地内の地面に設置されています。
止水栓と書かれた金属製のフタや、青や黒の四角いプラスチック製のフタを探してください。
蓋を開ければ、水道メーターの隣に元栓のハンドルがあります。
集合住宅の場合は、メーターボックスの中にあり、水道メーターの隣のハンドルが元栓です。
元栓を閉めると、家中の蛇口から水が出なくなりますので、注意してください。
シャワーのパッキンを自分で取り換えるときの手順をご紹介します。
シャワーヘッドを外す。シャワーヘッドは回転ホース金具部分をもって手で回してはずせます
これを替えても漏れは止まらないが、古くなっていたらオーリングパッキンもとりかえる。
(ミゾがあるため外しにくいので、力が必要かもしれません)
パッキンが劣化しているのか、ホースに亀裂が入っているのかは、回転ホース金具を外さないとわかりません。
回転ホース金具内で亀裂が入っている場合は、数センチカットすれば亀裂部分を取り除けますので、ホースが短くて困る場合を除き、ホース全体の交換はしなくてもよいでしょう。
(カットした分ホースは短くなります)
抜けない場合は、ホースをカットしてアダプターを取り出す
シャワーの水漏れのトラブルは根元からだけでなく以下のようなケースもあります
状況によってはシャワー自体を取り換える方がよいかもしれません。
シャワーのヘッド部分からの水漏れは、シャワー内に残った水が滴っているケースが考えられます。
シャワーを使った後、ホルダーにかけるとシャワー内の水がなくなるまでポタポタと水が滴りますが、いつの間にか止まっているのではないでしょうか。
もし、いつまでも水が漏れる場合は、混合水栓のハンドルの締めが甘い可能性がありますので、しっかり閉まっているか確認しましょう。
シャワーホースに亀裂が入った場合や、なんらかの理由で穴が開くというケースが考えられます。
対策はホースの取り換えです。
シャワーホースの長さは、標準タイプは1.6m、ロングタイプは2mです、この機会に好みの長さにしてもいいかもしれません。
ホースを購入するときは、下記の2点を確認します。
水栓やシャワーヘッドに刻印や品番シールがないかを探してみましょう。
水栓やシャワーヘッドとホースが合わない場合はアダプターを取り付けてつなげます。
市販のホースに、アダプターが付属している場合がありますが、メーカーによっては別売のアダプターが必要になる場合もあります。
希望のホースが取り付けられるかの確認をしましょう。
(アダプターが必要な場合は、適合するメーカーのアダプターを取り付けてホースを取り付ける)
(アダプターが必要な場合は、適合するメーカーのアダプターを取り付けてシャワーヘッドを取り付ける)
※取り付け部のナットが短い方が水栓、長い方がシャワーヘッドに取り付ける側です。
確認した際に、万が一水漏れするときは水漏れ箇所を一旦外し取り付けなおします。
混合水栓からシャワーに分岐している部分に、水栓本体とシャワーホースをつなぐ金具のエルボがあります。
このつなぎ目から水が漏れるときは、エルボと水栓の間に入っているオーリングパッキンの劣化か、ねじ部分の摩耗が原因です。
パッキンが原因の場合は、パッキンだけを取り換えれば水漏れが止まります。
まずパッキンを取り換えて水漏れが止まるかを確認しましょう。
エルボは水栓に適合したものが必要になりますので、水栓のメーカー、と型番を調べ適合する純正のパーツ(メーカーで販売しているパーツ)を購入する必要があります。
水栓が古い場合は、パーツがない可能性もありますので、水栓ごと交換が必要になるかもしれません。
パッキンの交換で水漏れが止まらず、エルボを交換する際は、4)で新しいエルボを取り付けましょう。
シャワーの水漏れの修理を、専門の業者に依頼するとかかる費用が気になるところではないでしょうか。
シャワーのパッキンなどのパーツ交換の一般的な価格は7,000~10,000円程度が相場です。
上記には、部品代+作業料+出張料 が含まれます。
料金は業者によって異なるため、どのような料金が含まれて、いくらなのか事前にしっかり確認しておきましょう。
夜間や休日の場合はオプション費用が発生する可能性もあります。
シャワーヘッドやシャワーホースを交換する場合は、交換する商品により費用が異なります。
高機能なシャワーヘッドの場合は数万円、シンプルなシャワーヘッドの場合は2000円程度から販売されていますので好みのものを選びましょう。
高機能タイプのシャワーは大きく分けて3タイプあります。
特徴を表にまとめました。
高機能タイプを検討するときの参考にしてください。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
節水タイプ | 節水・「手元ストップ機能」があればさらに節水できる | 水量が少ないため、物足りなさがある |
塩素除去タイプ | 残留塩素を除去・肌の弱い人も安心 | 浄水カートリッジのコストがかかる(数百円~1,000円程度/月) |
マイクロバブルタイプ | 美容・肌ケア・保湿効果が高い | 価格が高い(~50,000円程度) |
シャワーヘッドは水垢やカビで汚れやすい場所ですが、なかなか掃除をしない場所でもあります。
目詰まりを防ぐためにもシャワーヘッドを外したついでに、掃除をしておきましょう。
シャワーヘッドにたまりやすいのは、水垢・カビ・皮脂や石けんカスなどの汚れです。
浴室はカビが好む湿気、栄養、温度の3つの条件がそろった場所になります。
清潔にシャワーを使うためにも、3か月に1度くらいは掃除をしたいところです。
シャワーヘッドがパーツに分解できるものであれば、分解して掃除をしやすくしましょう。
ヘッドが分解できない一体型の場合はそのまま浸け置きをして洗います。
凹凸部分など歯ブラシで落としきれない部分は、つまようじを使って汚れを落とす
シャワーヘッドについた水垢はアルカリ性の汚れですので、酸性のクエン酸につけおきすることできれいに落とせます。
ホースについたカビは、中性洗剤でこすり洗いすると落ちます。
万が一、黒カビがホースにしみこむような汚れになっている場合は、カビキラーなどのカビ取り剤を使って落としましょう。
シャワーヘッドの根元から水漏れしている場合の原因と対処方法について解説しました。
シャワーヘッドの水漏れはパッキンの劣化やホースの亀裂などが原因のことが多いものです。
シャワーのねじやナットは基本的に手で回して外せますので、パッキンの交換は修理や修繕に慣れていない方でも行うことができます。
しかし、パッキンは大きさがあったものを購入する必要がありますし、ホースの取り換え時にはアダプターが必要になるケースもあります。
面倒なことはよくわからないという場合や、自分で交換する自信がない場合は、専門の業者に依頼しましょう。
部品の買い間違いで何度もホームセンターに足を運ぶ手間や、こわごわ止水栓を止めなくてはならないプレッシャーから解放されます。
プロの手際で、サッとスマートに修理がしてもらえるのはやはり快適です。
水漏れの修理は、状況や原因によって作業内容が変わる場合もあります。
住まいる水道では、現地の作業前に見積金額をしっかりお伝えしてから作業に取り掛かりますので、安心して修理をご依頼いただけます。
24時間お電話を受け付けておりますので、水回りのトラブルが起こったときには、まずご連絡ください。
信頼できるプロが修理に駆けつけます。