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トイレのタンクの中をのぞいたことはありますか?
長年掃除をしていない場合は水垢とカビでかなり汚れています。
実は、トイレタンクの掃除は簡単です。市販されている専用の洗浄剤を水に入れるだけで、きれいに掃除ができるのです。浸け置きタイプの洗浄剤なら汚れた水はそのままトイレに流せるので、手間なしでタンクの中はきれいになります。
「さっそく、ドラッグストアを見に行こう!」と思われた方、ちょっと待ってください。もしかしたら家にあるものでも掃除ができるかもしれません。トイレタンク専用の洗浄剤と、代用できる定番の洗浄剤をご紹介します。もちろん使い方も解説しますので、本記事をトイレのタンク掃除にお役立てください。
目次
便器やトイレの床の掃除をしても、なんだか臭いが残ってすっきりしないとお悩みの場合、タンクの中が汚れていないかチェックしてください。
長らく掃除をしていない場合は、カビで真っ黒になっているケースがあります。
トイレタンクの中がカビだらけになるのは、タンクの中がカビの発生する環境に適しているからです。
カビの発生する環境は、温度15~30、湿度70%以上。フタが閉め切られているタンクの中は、湿度が保たれているため、カビの好む環境になっています。カビだけでなくピンクカビと呼ばれる、繁殖力の強い酵母菌も発生しているでしょう。
黒カビの菌も、ピンクカビの菌も空中に浮遊していますので、タンク内に入り込んだ菌が繁殖してしまうのです。
また、トイレタンクは常に水がたまっているため、水垢も発生しやすい状況です。
「水垢」「黒カビ」「ピンクカビ」がタンク内で発生し、目立つ汚れになってしまいます。
掃除をしていないと便器の水の高さに黒い輪が付くことがあります。
「さぼったリング」とも呼ばれますが、これは水に浮いている黒カビの菌が便器に付着して繁殖した結果です。
この黒カビはタンクの水に入っていた菌である可能性が高いといえます。
タンク内の掃除をして、カビを一掃すると、さぼったリングは表れにくくなります。
タンク内をきれいにすると、便器にこびりつくように発生する黒カビが抑えられるのはうれしいところです。
タンク専用の洗浄剤はネットショップやドラッグストア・ホームセンターなどで購入できます。
タンクの洗浄剤の種類は、便器の洗浄剤に比べ少ないため、ドラッグストアでも注意してみないと見落とすかもしれません。
マツキヨとサンドラッグの店頭を確認したところ、知名度の高いブルーレットの「ドボン」が販売されていました。
次の章でご紹介する木村石けんのタンク用洗浄剤などを使いたい場合は、メーカーのオンラインストアか、アマゾンやヨドバシカメラなどのネットショップでの購入が確実な入手方法です。
ダイソーなど100均でもトイレ用の洗浄剤は売っています。タンクに沈めるタイプ・便器に入れるタブレット・手洗い付きのタンクに置くタイプなどがありますが、いずれも便器の掃除用でタンクの掃除用のものは見当たりません。
しかし、便器がきれいになる成分なら、タンク内の汚れも取れる可能性があるので、使ってみてもよいかもしれません。
タンク掃除には向かない塩素系の洗浄剤には、「混ぜるな危険」の文字があります。タブレットタイプの洗浄剤に記載されているものが多いため、注意が必要です。
もし、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤があれば、それらを使ってタンクの掃除ができます。掃除に使うのは「酸素系漂白剤」です。液体ハイターなどの塩素系漂白剤は、タンク内のパーツを劣化させる可能性があるため使わないようにしましょう。
ドラッグストアで購入できるトイレタンク洗浄剤、ブルーレット ドボン 漂白剤 トイレタンク洗浄剤 無色の水は、タンクの中にドボンと入れて使うタイプの洗浄剤です。
トイレの黒ずみや汚れを取るのが本来の目的ですが、漂白成分がありタンクの中の汚れも取ってくれますので、タンク内をきれいに保てそうです。
「混ぜるな危険」の表記がある塩素系の洗浄剤ですが、商品説明に以下が記載されています。
本品はタンク内の器具を痛めず、浄化槽と浄化槽内のバクテリアや防露タンクにも影響を与えませんので、安心してお使いいただけます。
(ブルーレット ドボン 漂白剤 トイレタンク洗浄剤 無色の水商品裏の説明書きより抜粋)
タンク内のパーツを痛めないのであれば、安心して使えます。
しかし、「混ぜるな危険」の表記の通り、酸性(説明書きではアルカリ性も)の洗剤などと一緒に使わないように十分注意が必要です。
タンクに入れて少しずつ溶けるタイプの洗浄剤は、小さくなったときに水の流れに吸い寄せられて、タンクから便器への排水口をふさいでしまう場合があります。
これを防ぐための、おすすめの使い方は、ネットなどに入れてSカンなどでタンク内にぶら下げておきます。
ネットに入れておけば、排水口をふさぐことはありません。
中性のイメージが強い台所用洗剤にも、酸性やアルカリ性の洗剤が登場しているため、洗剤の液性はボトル裏を見て確認が必要です。
下記は一般的なものを記載しています。
ここでご紹介するタンク洗浄剤は、浸け置きタイプで、流した後に、効果を目で確認できます。
浸け置きタイプの洗浄剤の手間は投入するだけ、排水はレバーひとつででき、すすぎはその後トイレを使うときに勝手にできてしまうため、ラクな掃除方法です。
トイレタンクの汚れとにおいを除去する酸素系の洗浄剤です。タンク内の水垢汚れ、黄ばみを除去してくれます。一回分がパックされた顆粒です。
使い方はタンクの中に入れ、2時間以上放置した後にレバーをひいて水を流します。
タンクの中はさまざまなパーツがあるため、こすって洗うのは大変ですが、浸け置きだけできれいになり、後の水も簡単に流せるので、簡単にタンクの掃除が完了します。
トイレタンク内の、悪臭や黒カビなどの雑菌・水アカを、分解・除菌してくれる発泡タイプのトイレタンク専用洗浄剤です。
汚れがひどい場合や、しつこい汚れがある場合は2パック入れて、2時間以上つけおきするとすっきりきれいになります。
汚れていたタンクに使ったら、流した水が黒かったケースもあるようです。
注意する点は、浸け置きの洗浄剤ですので、水より上の汚れが残ります。水より上の汚れはブラシなどで掃除しましょう。
過炭酸ナトリウムが発生させる酸素の発砲効果と酵素で水垢や汚れを除去するタンク洗浄剤です。
消臭効果が高く、気になるタンクのにおいを除去するのが特徴です。
使い方は1パックをタンクに入れて2時間程度放置して、レバーを引いて流します。
自宅に酸素系漂白剤があれば、トイレタンク用洗浄がなくても代用できます。
オキシクリーンなどの酸素系漂白剤もドラッグストアで購入が可能です。ここではオキシクリーンを使った、トイレタンクのつけおき方法をご紹介します。
「オキシ漬け」でトイレタンクの汚れやにおいを落としてすっきりさせましょう。
【注意】熱いお湯を使うとタンクが割れる可能性がある。決して熱湯や熱すぎるお湯を遣わず、40~50℃を守ること
・フタが入るバケツなどでつけおきする。
(40~50℃のお湯4Lにつきキャップ1杯の割でオキシクリーンを溶かした液につける。つけおき時間は1~2時間)。
浸けおき時間が来たら、すすげるようであれば水を流してすすぐが、フタは陶製で重いため、万が一落とすと破損やケガの可能性がある。すすぐのが難しい場合は、雑巾で2度拭きして、からぶきで吹き上げてからフタを戻す。
手洗いの表面に水垢が残ったときの取り方もご紹介します。
手洗いは水垢が付きやすい部分です。水垢がついてざらざらになった上にほこりが付き、水垢が付きの繰り返して取れない汚れになっているケースもあります。
蛇口・蛇口の根元など水垢が気になる部分を漏らさないように貼り付ける
外しながらキッチンペーパーで手洗いをふき取る
汚れが残っていたら、ラップを丸めて汚れをこすり落とし、水で洗い流す
【注意】クエン酸は酸性です。「ブルーレット ドボン 漂白剤 トイレタンク洗浄剤」など、「混ぜると危険」の記載があるタンク洗浄剤を使用しているときは、クエン酸での掃除は行わないようにしましょう。危険なガスが発生します。
トイレ用中性洗剤を使って、タンクの掃除をすることもできます。普段トイレ掃除に使っている洗剤の液性を確認してから使いましょう。
【注意】タンク内に発砲防露層がある場合は傷をつけないように注意する
キッチンペーパーを外す際に、ペーパーがタンク内に残らないよう十分に注意する。キッチンペーパーはつまりの原因になるため。
トイレタンクの汚れが、自分では掃除ができないほど汚れている場合や、掃除をしても汚れが取れない場合は、専門の業者に相談してみましょう。
がんばって便器を掃除しても、タンク内に汚れが残ったままでは、カビが復活してしまいます。
プロに依頼してタンク内の汚れを除去してもらい、以降は自分できれいなタンクをキープしましょう。
トイレタンクの中はさまざまなパーツがあり、誤った掃除をするとレバーが動作しなくなったり、水が流れなくなったりなどのトラブルになる可能性もあります。
自分では落とせない汚れも、プロならきれいに落としてくれます。
タンクの汚れもトラブルのうちの一つです。
気持ちのいいトイレのために掃除を依頼してはいかがでしょうか。
トイレのタンク用の洗浄剤は、ドラッグストアで販売していない種類のものもあります。
購入先や各洗剤の使い方をご紹介しました。
トイレのタンクはフタが閉まっていて中が見えないだけに、汚れがわからず放置してしまいがちです。
定期的な掃除をしておけば便器の汚れも軽減されます。
自分に合う使い方ができる、洗浄剤を探して、タンクの掃除をしてみましょう
トイレ周りのトラブルや給排水のトラブルで困ったときは。水道のプロに依頼が最も早く、きれいに解決できます。
住まいる水道では、自分で掃除ができないタンクや、水道パッキンの取り換えなど、大きなトラブルでなくてもご依頼いただけます。
水回りのトラブルでお困りの時はぜひご連絡ください。