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水道工事業者に水のトラブルを依頼する際は、できるだけ失敗しない会社選びをしたいと思うのは当然のことです。
また費用や料金の相場は、どうやって知れば良いのか分からないといった人も多いでしょう。
水のトラブルの修理費用は、不具合によっては高額になってしまうこともあります。
今回はどんな選び方をすればよいのか以下の疑問にお答えする内容でまとめました。
安く行っても、肝心の不具合が直らなければ意味がありません。
信頼できる水道業者を見つけて、修理依頼をしましょう。
目次
「あっ!水が漏れていて止まらない!」
「排水が詰まっていて流れない!」
こんな経験をされた方は多いと思います。
水道局の検針の方に、「メーターがずっと回ってますよ」とか、
「水道料金がいつもよりかなり高くなっていますよ」
「どこかで水漏れしているかもしれませんね」
「早目に水道会社の人に調べてもらった方がいいですよ」
と言われるケースもあります。
家も古くなればあちらこちらで悪い所が出てきます。
特に水回り!ライフラインとして日常生活にとても大切な所。
水回りは毎日使う所なので、経年劣化により見える水道設備も見えない給水管、給湯管、排水管も不具合が出てきます。
こんな時に「水道工事会社に頼みたい」と思っても、「どこに頼んだらいいの?」
と、考えてしまいますね。
それではと、業者を決めようとして、ネットで検索すると水道工事会社の広告がいっぱい。
また、冷蔵庫の扉には水道工事会社のマグネット広告がいっぱい。
「お電話頂けたらすぐにお伺いします!」
「見積無料!今ならキャンペーン中、格安4000円割引‼︎」
でも頼んでみたら、結局、作業料以外に出張料が5000円かかってしまい・・・。
なかなか、難しいですね。
では、こうならない為に!
水道工事法に定められ各都市町村の水道局から指定された水道局指定工事店に依頼する事によってトラブルの元を防ぐ事になります。
また、現在は水道局指定工事店も多くなっていますので複数の指定工事店に見積を出してもらい比べてみると良いでしょう。
緊急時にそんな事してられない!と思う方もいるでしょうが、とても大切な事だと思います。
緊急時であればあるほど、そこをしっかりしないと悪徳業者に当たってしまうこともあります。
まず、日頃から水回りのチェックを行い、軽い症状のうちに対応してもらい、
ここなら!と思う水道工事店を見つけておくのも良いでしょう。
いざ、大きなトラブルが起きた時にも安心してリピート対応してもらえるはずです。
しかし、そもそも「水道工事って?」
水道工事会社に水道工事を依頼するにあたり「水道工事」について皆様にも多少の知識を持っておいて頂くと、水道業者と話しをする上で多少でも役に立つかもしれません。
水回りの工事は、大きく分けると給水の工事と排水の工事に分けられます。
まず給水は、道路(公道部)の本管より各皆様の宅地内に設けられている水道メーターを通り、屋内外に設置されている蛇口及び給湯設備まで通っている水道管の事を言います。
給湯は、給湯設備から蛇口までの水道管の事を言います。
基本、皆様の宅地内の水道メーターから公道側に関してのトラブルは、水道局が対応します。
(例外もあります。公道から水道メーターまでの間の宅地内にメーターボックス内の止水バルブとは別の止水バルブが設置されていれば、止水バルブまでが水道局の対応となります。)
また、公道より私道を通って皆様の宅地内に入る場合は、通常、私道入口に設けられいる止水バルブまでが局の対応となります。
また、排水に関しても同様に公道本管から各宅地内に引き込まれている排水管から基本、公道と宅地の境(基本宅地外)に設けられている下水マスを通り、宅地内外の給水設備の排水口まで通っている排水管のことを言います。です。
この宅地内の水道メーター及び宅地境の下水マスから宅地内の給水設備まででなんらかのトラブルが起きた場合は皆様が水道工事会社を呼んで修理、工事をする必要があります。宅地内の水道トラブルは、水道局では修理してくれませんので間違えないようにしましょう。
トラブルは水道蛇口の水漏れ、故障、排水口の詰まり、トイレの水漏れ、故障、詰まり、屋内外の給水管、給湯管からの水漏れ、屋内外排水、下水管内での詰まり、給湯設備の水漏れ、故障、等々色々なケースがあります。
皆様は、トラブルが起こった際、まずは落ち着いて被害が大きくならない様に、水漏れの時は止水栓を閉める、詰まりの時は水回りの使用をストップするなどの対応をする必要があります。
この時、どうしたらいいかわからない場合は、依頼する水道業者に電話をした時に、来てもらうまでの初期対応の方法を聞きましょう。
この時の電話での応対のしかたでも、その会社がきちんと誠実に対応してくれるかの判断基準の一つになる事でしょう。
水道工事の費用にもある程度の相場と適正価格があります。
近年、緊急対応水道工事店が多くなり、毎週の様にポストに広告マグネットやチラシが投げ込まれます。
また、このネット時代、水道修理や水道工事で検索すると数々の水道業者の広告を見ることができます。
それによって少しでも皆様の目を引く様に「激安!今ならキャンペーン中につき5000円割引中!」やら、
「これを見て頂いた方限定!○○メーカーの水栓50%OOF!」とか、過剰なまでの広告、値引料金表示になっています。
弊社 | A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|---|
お見積り | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
基本料金 | 0円 | 390円~ | 4,000円 | 0円 |
割引料金 | 3,000円 | 2,000円 | 4,000円 | 10%OFF |
※2024年2月 時点のものです。
各社、上記にプラスして作業工賃や修理内容によっては部品代が掛かるでしょう。また現在は、基本料金0円のところがほとんどで、作業工賃が390円~というところもあります。基本料金0円は問題ないとしても、作業工賃が数百円~と安すぎる場合は、後で高額請求される恐れがあるので注意しましょう。
そんな文字だけを信用しても、実際に頼んでみたら、あれも必要、これも直さないと、などと言われ結局の所高い金額を払ってしまった。なんて事もある様です。
一般的に緊急水道業者の平均的な料金は、5,000円~35,000円位と言われています。
ただし修理に掛かる料金は現場の状況や作業内容によって変わってきます。
例えば、水漏れ修理だと作業費が5,000円~15,000円位で部材が必要になると、これに部材費がプラスされます。
部材は 水栓の部品であればそれらの対応部品代。
また、水栓本体の交換であれば水栓本体の費用。
トイレの修理であれば、トイレタンク内の部品代等々がプラスされます。
サービス内容 | 作業料金 | |
---|---|---|
水漏れ修理 蛇口交換 |
調整作業等(パッキン交換含む) | 4,000 |
スピンドル・スパウト等部品交換 | 5,000 | |
単水栓(壁付)交換 | 6,000 | |
各種混合水栓交換 | 7,000~ |
表は左右にスライドします。
作業工賃も設置状況によっては取外しが難しかったり加工が必要などの場合は料金表通りでない事もあるでしょう。また部材費は対応する物によってもまちまちですので、見積時に詳しく説明を受け納得してから修理を依頼するようにしましょう。
軽度の詰まり直しの場合は平均的に5,000円〜15,000円位ですが、詰まりの場合も詰まってる場所や詰まり除去に使用する道具の種類によって料金はプラスになる事もあります。
また、給水管、給湯管、排水管等の一部修理の場合は20,000円~150,000円位で、修理する範囲や長さ、場所によって料金は変わってきます。
このような時でも皆様は、見積り時になぜそのような作業になるのか、その作業が必要なのかを、しっかりと聞いておく必要があります。
あまり安さを求めても、それが手抜き工事になっては元も子もありません。
なので、相見積りを取る事が大事になってくるのです。
そして、何社かの見積りを取る事によって、本当の相場が見えてきますね。
サービス内容 | 作業料金 | |
---|---|---|
トイレつまり直し | 簡単なつまり直し | 5,000~ |
ローポンプを使用してのつまり直し | 7,000~ | |
便器脱着作業 ※1 | 10,000~20,000 | |
便器脱着後の原因物除去作業 | 10,000~ |
※1 便器の種類や設置状況によっては変わってくる場合もあります。
見積がしっかり書かれているか、チェックしましょう。
但し、見積がしっかり書かれていても実際に作業に入ると、別な作業や別な部材が必要になるケースも出て来ると思います。
ここが大事です。
上記の様なケース、状況になった場合の事をしっかりと聞いて下さい。
皆様の不安な気持ち、心配な気持ちに対して、事前にしっかりと説明してくれる業者、そして工事に入ってからそれに対してきちんと対応してくれる業者が望ましいですね。
「この様な場合は、こんなケースがあるかもしれません」
「その時はこんな作業をします」とか、
「出来る限り最善を尽くしますが、古い建物なので一度外した部材を再度使用するのが無理な場合もあるかもしれません」など。
皆様自身も状況を見て、説明を聞けば納得できる事も多々あると思います。
しかし、皆様が何を聞いても、
「工事して見なければわかりません」
「やってみないと何とも言えません」
を、繰り返す業者はいくら見積が安くても、
後がちょっと怖いですね。
水道工事会社は皆様の大切な資産を修理、工事します。
そして料金を頂きます。
その為に皆様は、少しでも質の高い仕上りや、
クオリティの高い作業を求めると思います。
その期待に応えるべく、誠実な対応をしてくれる業者を見分け、選ぶ事が大切です。
水道工事業者が来てくれて、見積を書いて作業内容や原因を説明してくれたけど、何が何だかさっぱり分からなくて、ただ「お願いします」としか言えなかった…。
こんな方は多くいらっしゃると思います。
こんな時少しでも知識があれば、「なぜこんな状況になったのですか?」、「どんな作業をするのですか?」ぐらいは聞けたのに、また作業後でも「これから何をどのように注意すれば良いのでしょう?」と…。
知識と言っても、これから水道の修理を全部自分で行なう訳ではないので、最低限の知識で良いのです。
そうする事によって、いざ水道業者に来てもらった時でも、その業者が皆さんにも分かりやすく、誠実に対応しているかが分かると思います。
最低限の水道トラブルの知識があれば、話を聞いたり見積書の内容説明を受けたりしても、慌てる事なく落ち着いて対応出来る事でしょう。
今回は水道トラブルの中でも特に、皆様の家の中で起こる事の多い「つまり」についてご説明いたします。
一度は経験した事があるでしょう。
水まわりの詰まりは、見えない所で起こる事が多い分、「なぜ?」、「どうして?」と疑問を多く持ってしまうでしょう。
なぜ詰まりが起こるのか?どんな所で起こるのか?
少しでも最低限の知識として、理解して頂けたらと思います。
家の中で詰まりが発生!こんなケースは「トイレの詰まり」、「台所や浴室、洗面所、洗濯場の排水口つまり」のいずれかでしょう。
トイレの詰まりであれば、便器の中か下水管での詰まり、その他の水まわりであれば、排水溝や排水管、下水管での詰まりがほとんどです。
先ほど少々触れましたが、トイレの詰まりで最も多いのがこの、便器内での詰まりです。
その中でも多いのは、トイレで流した排泄物やトイレットペーパーが、トイレの出口で一時的に止まってしまう症状です。
これは単純に、排泄物やトイレットペーパーの量が多かったり、流す水の量が少なかったりする時に起こる詰まりです。
もう一つは尿パッドや生理用品、紙おむつなどの吸水製品を、間違って流してしまった場合の詰まりです。
この様な時、吸水製品は全体に水を含んでかなり大きく膨張するため、ほとんどは排水口から入ってすぐの位置で、止まってしまう事が多いです。
そしてこのような詰まりの時は、便器内に溜った汚水が、何時間経っても少しも引いていかないのが特徴です。
ただしこの様なケースの詰まりの場合、原因となる異物が、排水口の入ってすぐの所で止まっている場合が多いので、詰まり除去の為のローポンプ等を使用しなくとも、手前に引っ張り出して直す事が出来る場合もあるのです。
更にもう一つ、便器内での詰まりの原因となる物は、物落としか水に溶けない紙製品を流した場合や、水に溶ける流せる製品を大量に流してしまった場合です。
身に着けていた物やトイレ付近に置いてあった物を、便器に間違って落とし、流してしまった時などは、ほとんど便器内で止まって詰まりとなってしまいます。
この様なケースでは、便器を外さないと取り出せないので、便器脱着作業を行なう事になるでしょう。
またその他の水に溶けない製品を流して詰まった時も、そのまま押し流してしまうと下水管内で詰まる危険性があるので、取り出す事を考えると良いでしょう。
水に溶ける製品の場合は物にもよりますが、押し流してしまう事が可能な場合もあります。ただし、基本的に水に溶ける製品は水に入れてもすぐには溶けません。
結果溶けて、汚水処理場でも処理が出来るという物なのです。
よって便器から押し出したと言っても、下水管内で詰まらないという保証はありません。(便利な商品ですが、出来ればゴミ箱に捨てた方が安心ですね。)
トイレで詰まりが発生しても、便器内には全く異常がない場合があります。
このケースは下水での詰まりが疑われます。
下水といっても屋内の下水管内もあれば、屋外の下水管内、また屋外の下水マス内での詰まりもあります。
戸建て住宅の場合はトイレが詰まった時に、すぐ下水マスのフタを開ければ、下水詰まりの有無が確認出来ます。
屋内の下水管内で詰まってしまっていれば、それでも分かりませんが、しかし下水マスから屋外下水管は、正常であることが分かります。
集合住宅の場合はトイレが詰まった時に、すぐに下水マスを開けての確認が出来ません。
ただしトイレ単独の下水詰まりの場合は分かりませんが、トイレとその他の水まわりの下水合流位置より先で、詰まりが発生していた場合は、トイレの詰まりと同時に、その他水まわりの流れが悪くなったり詰まったりします。状況によっては汚水が逆流することもあります。
浴室や洗濯場の様に、便器よりも低い位置に排水口がある水まわりでは、排水溝から逆流した汚水があふれ出してくるので、ご自分で下水詰まりを確認する事は出来ます。
なお一部集合住宅には、トイレ内の床に下水管の掃除口フタが床に付いている場合があります。
通常はこのフタを開けても、管内に水は溜まっていません。
しかし下水管内で詰まりが発生している場合は、この管内に水が溜まっている事があります。
※注意!ただしトイレが詰まった直後は、絶対にこのフタを開けないで下さい。
フタを開けると、逆流してきた汚水と汚物が吹き出してきます。
開ける場合は便器内の水が、いつもの溜水量よりも少なくなったことを確認してから、ゆっくり開けて下さい。
確認方法 | 作業内容 | ||
---|---|---|---|
戸建住宅 | 屋外下水マスを見る | 便器内 | ローポンプ等 |
下水管内 | 便器脱着、トーラー機 | ||
集合住宅 | その他水まわりの排水口を見る (便器よりも低い場所)、また排水の流れ方を見る(流れが悪いかどうか) |
便器内 | ローポンプ等 |
下水管内 | 便器脱着、トーラー機 |
台所での詰まりの場合、簡単な詰まりであればローポンプを使用したり、排水パイプやトラップを外したりして詰まりを除去します。
(基本、シンクまわり、床上での詰まりの場合)もし下水管内の詰まり(床下、屋外の場合)であった時は、ワイヤー(トーラー機)や高圧洗浄機を使用して、管内の詰まりを直します。
台所つまりでの原因の多くは、油脂(ラード)によるものです。
台所の排水口に揚げ物の油を直接流して捨てる方は、昔と違ってほとんどいらっしゃらないでしょう。
しかし食器や鍋、フライパンを紙で拭いてから洗ったりしても、生野菜のみ(ドレッシングなし)の食生活をしない限り、私達の食生活では必ず油分、脂分は流れます。
そしてこの油分、脂分が排水溝や管内に蓄積し、固形物化して詰まりの原因となるのです。
油分、脂分は初めは液体ですが、年数が経つにつれ、白く硬い固形状の物体に変わります。
この様になると状況や設備、排水管、下水管の形状にもよりますが、多くは簡単に直す事が出来なくなります。基本的に、固形物化した油脂は高圧洗浄機を使用しないと取り除くことは出来ません。
浴室での詰まりの場合は、床排水溝内のトラップ部分での詰まりが多く、トラップの脱着清掃により、直せる場合があります。
またトラップが脱着出来ない排水溝の場合は、ローポンプ等を使用して直します。
浴室つまりの場合、主となる原因の多くは毛ゴミです。
毛髪等の毛ゴミが排水溝内に引っ掛かり蓄積し、詰まりの原因となります。ただし、それだけではなく、石鹸やシャンプーの油分もこれに一役かっています。
毛ゴミと油分のドロドロが絡み合う事で、しっかりとした固形物になるのです。
台所の油脂の塊り同様、固形物化したシャンプー等の汚れは高圧洗浄機を使用しないとキレイに取り除くことは出来ません。
特に国産、輸入品を問わずとろみがあって粘度の強いシャンプーやコンディショナーは、要注意です。
詰まり箇所 | 作業 | |
---|---|---|
台所 | 排水溝 | 異物除去 |
ローポンプ等 | ||
排水管または排水トラップ | 排水管脱着清掃 | |
蛇腹ホース交換 | ||
ローポンプ等 | ||
トーラー機等 | ||
下水管 | トーラー機、高圧洗浄機 (薬剤併用の場合あり) |
|
浴室 | 排水溝 | 異物除去 (トラップ脱着) |
ローポンプ等 (薬剤併用の場合あり) |
||
下水管 | ローポンプ、トーラー機、高圧洗浄機等 (薬剤併用の場合あり) |
洗面所での詰まりの場合は、詰まりの原因の多くは、排水トラップ内での詰まりです。
排水トラップは基本、SトラップかPトラップですが、最近では排水口が中央にないタイプや、収納内を広く利用できるように、下水管との接続部を端にずらすために、排水管の形状やタイプも様々になっています。
ちなみにSトラップは床に排水管が接続している形状の物で、Pトラップは壁に排水管が接続している形状の物です。
詰まりはこの排水トラップ内への汚れの蓄積によるものです。
汚れは主に、石鹸や化粧品の油分に、髪の毛等の毛髪が絡まり、固形化したドロドロ汚れがゼラチン状になり、つまりの原因になります。
床下の下水管にこの汚れが蓄積し、詰まりの原因になる場合もあります。しかし、ほとんどは排水管内で起こりますので、トラップパイプを取り外して管内の汚れを除去する事によって、詰まりを直す事が出来る場合もあります。
洗濯場での詰まりの場合は、詰まりの原因の多くは、浴室と同様の床に取り付けられた、排水トラップ内での詰まりです。
床の排水トラップは、洗濯防水パンのタイプと、床排水溝に取り付けられているタイプがありますが、基本、トラップを取り外しての分解清掃により詰まりの原因を除去する事は、皆さんでも行なえます。
ただし場所によっては、防水パンでも排水溝が鉄製(鋳物)のトラップが取りつけられている事があり、この排水トラップの場合は、分解清掃ができない為に、ローポンプ等を使用して詰まりの除去を行ないます。
詰まりの原因は主に、衣類の繊維ゴミに洗剤のヌメリが合わさり、固形化したものがトラップに引っ掛かり、蓄積します。
最近の洗濯機はドラム式が多くなっていますが、排水不良が起こると洗濯機にERROR(エラー)表示が出て洗濯機がストップしてしまいます。
この様な時に注意して頂きたいのは、この排水不良が本当に、排水管、排水トラップ、下水管での詰まりなのかです。
この様な場合、洗濯排水ホースを排水口から引き抜いてバケツ等で受けておき、洗濯機を再度動かしてみましょう。
ただしホースは上にあげすぎないで下さい。
もし排水口等の詰まりであれば、排水口からホースを引き抜いてしまえば、流れるはずですね。
ただし、流れてくる場合は勢いの強い排水が大量に流れて来ますので、流れを確認出来たらすぐにストップしましょう。ストップするのが遅くなると、バケツから溢れて水浸しになってしまう恐れがありますのでご注意ください。
しかしこれでも流れないのであれば、問題は洗濯機側にあると考えて良いでしょう。
排水ホース内での詰まりも考えられますが、ドラム式洗濯機の場合、フィルター部分である事が多いです。
ドラム式洗濯機に取り付けられているフィルターは、皆さんが定期的に掃除しなければなりません。
(月に1回程度)掃除の仕方は通常、取扱説明書に記載されていますが、これを行なわないとフィルターが汚れで目詰まりし、詰まって流れなくなってしまいます。
そこでもう一点注意点ですが、この様な時に慌ててフィルターを外すとそこから排水が流れ出します。
フィルターは一度に引き抜かず、ゆっくり少し引き抜くと水が出てきますので、タオルを敷いて(バスタオルやペットシートなどが良いですね)、洗面器やバケツで水を受けて下さい。
ここから水が出てきたら、洗濯機内の詰まりの可能性が大なので、洗濯槽から洗濯物を出し、溜まっている水を汲みだしてから再度フィルターをゆっくり引き、残りの水を出しましょう。
後はフィルターをお掃除してから、再度取付、洗濯し直して下さい。
それでもError(排水不良)が起こるようであれば、洗濯機内の排水経路で詰まっている可能性がありますので、一度洗濯機メーカーのメンテナンスの方に来てもらい、確認してもらうと良いでしょう。
詰まり箇所 | 作業 | |
---|---|---|
洗面所 | 排水溝 | 異物除去(トラップ脱着の場合あり) |
ローポンプ等 | ||
排水管または排水トラップ | トラップ脱着、異物除去 | |
排水トラップ交換 | ||
ローポンプ等(薬剤併用の場合あり) | ||
下水管 | トーラー機等(薬剤併用の場合あり) | |
洗濯場 | 排水溝 | トラップ脱着、異物除去 |
ローポンプ等(薬剤併用の場合あり) | ||
下水管 | ローポンプ、トーラー機等(薬剤併用の場合あり) |
以上の様に、屋内での詰まりと言ってもこの様に色々なケースがあるのです。
これらの詰まりの状況や、どの様な原因でどこで、何が詰まるのか、少しでも理解しておく事で、水道業者から受け取る見積書に対してもまた、水道業者が説明する作業内容に対しても、それが適切で正しい作業なのかどうかをある程度、判断することが出来ますし、不明な点は質問することができます。
ただし作業内容については必ずしも、この状態だからこの作業をしなければいけないという物ではありませんので、必要以上に頭でっかちになって、水道業者の作業内容や、説明にケチをつける様な事はしない方が良いでしょう。
無用なトラブルの原因になります。
あくまでも知識を付ける事によって、説明に対してや作業内容に対しての質問に役立てて頂ければと思います。
ネットを見ると多く出ている水道業者、冷蔵庫のマグネットもいっぱいになって、どこへ連絡して良いのやら、この様な時にとても役に立つ情報は、親しい方達の紹介でしょう。
ネットの口コミは自作サイトもあるので余計な情報で迷ってしまいます。
そんな時心強いのは、親族や知人の方達からの情報でしょう。
日頃からこんな情報を聞いておけば、いざという時に水道業者選びに失敗しないかもしれませんね。