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キッチンのシンク部分に付いているディスポーザーが、詰まりや故障で動かない時があります。
ディスポーザーとは生ごみをブレードで細かく砕いて処理を行える便利な電化製品です。
故障すると動かなくなるだけでなく、水が排水されないといったトラブルも起きます。
そこで水トラブルや水漏れに発展しないよう、ディスポーザーの故障についての基礎知識をお教えします。
ディスポーザーはあるが、イマイチ使い方が分からないという方は以下を参考にしましょう。
構造や仕組みをきちんと確認しておけば、水漏れなどのトラブルが起きた時も冷静に対処できます。
取扱説明書がある場合は、それもきちんと読みましょう。
目次
故障・トラブル内容は様々ですが、例としまして
などなど。
そこで今回は、そんなディスポーザーに関する豆知識やトラブル時の対処法をご案内していきたいと思います!
ディスポーザーをお使いの方は、少しでもご参考にして頂ければと思います。
簡単に言ってしまうと「生ごみ処理機」なのですが
キッチンシンク排水部に付けられている、日常生活で発生する生ごみを内部のブレード(刃)と遠心力で細かく砕き、処理していく粉砕機になります。
(ちなみにジャンルを分けるとディスポーザーは電化製品に当たります。)
ディスポーザーには主に2つの種類があります。
タイプにもよりますが、足元にスイッチペダルがあったり、壁やシンクに埋め込まれたスイッチがあったりするタイプのもので、生ごみを連続して入れることが可能な処理方式になります。
このタイプは、そのシンク排水口部分に専用の蓋を被せて可動させる方式になっており、より安全面に特化したタイプとなりますが、可動している間は蓋を被せているので連続投入は出来ません。
連続投入方式でもディスポーザー内部に、むき出しの刃といったものは御座いません。生ごみを遠心力で筒回りの固定ブレード(刃)へ送り出すためのターンテーブルがあるのみですので、例え動作中に誤って手を入れてしまう様な事があっても指先がテーブルの平らな表面をこするだけで手を切りつけてしまう事は無いのです、安全性は比較的高くなっています。
また、スプーンやフォークなどの食器を運転中に落としてしまった場合でも過負荷保護装置が働き運転を停止する造りになっているのでご安心ください。
この症状は特に多いかと思われますが、水は排水してくれるがスイッチを押してもなんの反応もしなくなり、処理ができなくなる状態です。
水の排水も通常通りで本体自体の作動はするものの、使う度に「ギ~」とか「ビ~」とか「カラカラカラカラ」と普段しない音がしたら異常がある証拠です。使用は控えた方がいいですね。
こちらも同様、水の排水や運転はするものの、入れた生ゴミがほとんど砕けず、ずっと残り続けてしまうケース、だいぶ年数使われているディスポーザーに起こり得る症状・状態かと思われます。
この症状の場合、ディスポーザーは作動するが、今度は水が排水されず、シンクに水がどんどん溜まり、排水が追い付かない状態です。
色々な症状が起こりますが、「動かない」「異音がする」等はほぼディスポーザー本体の故障と見て間違いないでしょう!
そして正直この本体自体の不具合になりますと、個人で修理をするのは非常に困難な内容になるのです。
例えば分かりやすく手が届く場所に固い異物が挟まっていたりした場合であれば、挟む事の出来る工具等で引っ張り出して直る場合も御座いますが。
無理矢理、力任せに引っ張り出した際、ディスポーザーのブレード(刃)等を曲げてしまったり、折ってしまったりするケースも御座います。
ですので、ディスポーザー不具合時の対処法としましては、使用は控え、早めに業者へ連絡、対応してもらうのがベストでしょう。
「水が溜まって流れていかない!!」この症状の場合は、ディスポーザーを使っていないお宅でも起こり得る排水管の詰まりと同じ状態となります。
ただ、ディスポーザーに関しては使い方が悪ければ、普通の排水栓よりも頻繁に詰まりが起きてしまう可能性が御座います。なぜなら、ドロドロの生ゴミが一緒に排水されるからです。
大事なのは水を流しながら使用する事です。
中には水を流さずディスポーザーを運転させ、ゴミが無くなったからいいや、と思ってしまうと危険です。
水があれば、水分を含みある程度サラサラな状態で排水のトラップを通過してくれるのですが、水が無ければ、水分の無い生ゴミカスがトラップをスムーズに通ってくれず、あっという間に詰まってしまします。
そんな時の対処法としましては、水が溜まっている状態で市販されているトイレの詰まりによく使用するラバーカップ(すっぽん)を用い、排水口部分にしっかりカップ部分を当て、圧をかけ詰まりを解消する、という方法が御座います。
手軽な他、効果があった事例をよく聞きますので、体力は消耗しますが、まずは試してみるのもいいでしょう。
用意するのは氷と食器用洗剤だけ。
まずは何も入っていないディスポーザーの中(粉砕室)に氷を適量(数個)入れます。
そしてその氷に食器用洗剤を数滴たらすだけ・・・以上です!!
あとはディスポーザーを通常通り水を流しながら作動させ、無くなれば完了です。
(砕けた氷が洗剤と共にディスポーザー内部の汚れをかき出し、綺麗にしてくれるのです)
やはり生ゴミを捨てる手間が省けるのは大きいですよね。
ゴミを出す際の量も軽減されますし、処理もすごく楽です。
あとは生ゴミですと、ほんの数日経っただけでもコバエ等の虫が出てきたりしますよね?
ディスポーザーの場合、即処理可能で、ため込むことが無いので、虫の発生も抑制できますし、悪臭も抑えられる点がメリットと言えるでしょう。
一番のデメリットとして挙げるのであれば
維持管理費や水道代・電気代などのコストがかかってしまう所かと思われます。
それ以外にも、定期的な高圧洗浄などの配管清掃が必要になりますので、その分のメンテナンスコストもかかってきます。
逆にそれを怠ってしまうと、故障等の原因に繋がったり、最悪故障してしまった場合ですと修理費、交換費で十数万円かかってしまうケースだって現に起こり得るのです。
他のデメリットとしては「つまりやすい」ということも挙げられます。つまりやすいといっても相対的な意味合いで、ディスポーザーなしの排水栓と比べてということです。
いくら粉砕しているとはいえ、生ゴミを流すのはやはりつまりやすいと言わざるを得ません。
ディスポーザーには流してはいけないものが意外と多く存在します。
食べ物の中ですと例えば・・・
他にも、当然ですがスプーンやフォーク、プラスチック類などもNGです!
中には1円玉が挟まっていた、なんてケースも…
固くなくても繊維質の多いものは基本的にNGです!
もちろん一般的な洗剤であれば、なんの問題も御座いませんが、中には塩素成分を含んだ洗剤もありますよね?
ディスポーザーはその塩素系洗剤に弱いのです!
塩素の成分で、本体の金属を劣化させてしまい、最終的には亀裂や穴が開いてしまい、漏水を引き起こしてしまう可能性がありますのでこちらも注意が必要ですね。
ディスポーザーは熱にも弱い!!
というのも、ディスポーザーの排水管の多くはプラスチックで組まれているケースが多く
熱湯を流してしまうと、その熱で排水管が変形してしまう可能性がありますので、必ず水で冷ましてから排水するようにしましょう!!
※インスタントの麺類やパスタのゆで汁はそのまま捨てがちですよね。十分注意しましょう※
ディスポーザーだけでも不具合・故障の内容は様々存在します。
ご自身で対応可能なメンテナンスや詰まり除去以外の内容の場合は特殊な作業になる可能性も高いので決して無理はせず、多少費用がかかったとしても、まずは専門の業者に依頼し見てもらうのがいいでしょう。